面白い企業研修の事例11選!社内研修に使えるテーマや効果を解説

「面白い企業研修のテーマは何?」「面白い企業研修テーマを取り入れて、研修の効果を高めたい」

このような疑問を抱えている研修担当者や人事担当者も多いのではないでしょうか。

この記事では、面白い研修のテーマ設定に必要な要素や、面白いテーマを取り入れられる研修の形式、おすすめの面白い企業研修について紹介していきます。社員に積極的に参加してもらえる研修テーマの作成で困っている方は、ぜひご一読ください。

この記事でわかること

  • 面白い企業研修研修のテーマに必要な要素
  • 面白いテーマを取り入れられる研修
  • おすすめの面白い社内研修

面白いテーマを取り入れた研修を実施することで、研修の受講者は能動的になり、研修の効果を高められます。しかし、実際に自社だけで面白く効果も期待できる研修を実施することは難しいです。そこでおすすめなのが、外部の研修会社を活用する方法です。

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目次

面白い企業研修のテーマとは?必要な要素3つ

面白い研修のテーマには、以下3つの要素が必要とされています。

  • 他の受講者と交流できる
  • 当事者意識をもって参加し達成感を感じられる
  • ゲームの要素を取り入れている

面白いテーマを取り入れた研修を実施できるよう、詳しく見ていきましょう。

他の受講者と交流できる

面白い研修のテーマに必要な要素は、他の受講者と交流できるようにすることです。座学のように講師の話を聞くだけの研修は、淡々とした講義になりやすく、受講者にとっては受け身になりやすいものです。場合によっては、研修に対して「記憶に残らない」「退屈」などの感想をもたせてしまうでしょう。

他の受講者と交流できる研修なら、コミュニケーションを取りながら参加できるため、受け身の姿勢から自発的な参加を促せます。また、研修の雰囲気がよければ、受講者同士で楽しい時間を共有できるため、「楽しかった」「参加してよかった」と思ってもらえるようになります。

当事者意識をもって参加し達成感を感じられる

面白い研修のテーマの要素には、当事者意識をもたせられる内容であることも含まれます。研修に対して「やらされている」といった感情をもつと、受講者はモチベーションが下がり達成感や充実感を得られません。研修を実施しても、あまり効果のないものになってしまうでしょう。

そこで、当事者意識をもたせ、受講者に「参加している」と感じさせることで、研修を面白いと思ってもらえる可能性を高められます。受講者には「ただ参加しただけ」から「しっかり参加した」と思ってもらえるため、研修に対して達成感を得やすくなります。

ゲームの要素を取り入れている

面白い研修を導入するためには、ゲームの要素を取り入れると効果的です。ゲームは受講者の興味や好奇心を引き出すきっかけとなるため、学びたいという意欲を高められます。ゲーム感覚で参加できるので、研修に対する「つまらない」「面倒」などのネガティブな印象を払しょくできるでしょう。グループで取り組むゲームを採用すれば、受講者同士のコミュニケーションの活性化にもつながります。

また、「面白い」「楽しい」という記憶は残りやすいものです。ゲームの要素をうまく取り入れられれば、研修内容の定着もスムーズになるでしょう。

ゲームを取り入れたビジネススキルを高められる研修は、以下ページで紹介しています。

ビジネスゲーム研修

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企業研修に面白いテーマを取り入れる効果

研修に面白いテーマを取り入れると、次のような効果が期待できます。

  • 能動的に参加してもらえる
  • 実務のシミュレーションができる
  • 受講者同士の交流により職場環境が改善される

それぞれの詳細について詳しく解説します。

能動的に参加してもらえる

面白い企業研修の最大の効果は、社員が能動的に参加してもらえるようになることです。

面白い要素が含まれた研修は、受講者の関心を引き寄せて興味を喚起します。どのような研修でも、受講者が学ぶ姿勢になっていなければ情報は右から左に流れてしまいます。これまで真面目すぎる研修がいまいち効果を発揮できなかったのも、受講者が退屈に感じてしまっていたことが一因かもしれません。

面白い企業研修には、社員が能動的になれる仕掛けが施されています。社員が自然と学ぶ姿勢になるので、研修の効果を高めるのに有効です。

実務のシミュレーションができる

研修に面白いテーマを取り入れると、実務のシミュレーションができるようになります。

面白さがウリの企業研修は、脱出ゲームや謎解きといったエンタメ要素を取り入れているものが多いです。しかし、本質的な内容は実務にもとづいているため、楽しいだけでなく実務のシミュレーションをゲームを通しながら体験できます。実務経験が少ない新入社員や内定者でも、実務で役立つ知識を自然に身につけられます。

「面白い企業研修」と聞くと、楽しいゲームのような研修で何も身につかないだろう、と感じる人もいるかもしれません。実際はそうではなく、実務で役立つことをベースに、誰もが楽しんで参加できるようにアレンジした研修
なのです。

受講者同士の交流により職場環境が改善される

研修に面白いテーマを取り入れると、受講者同士の交流によって職場環境が改善される効果が期待できます。

面白い企業研修はグループワークで実施するものが多いため、受講者同士の交流を活性化できます。

内定者や新入社員が同期のつながりを作るのにも役立ちますし、若手からベテランまでを混ぜてチームを作れば、社内の人脈づくりにも有効です。受講者同士のコミュニケーションが活性化すれば、ビジネスが円滑になったり、新規ビジネスのアイデアが生まれたりするなど、会社にとってもよい影響をもたらします。

研修の効果については、以下記事でさらに詳しく解説しています。

面白いテーマを取り入れられる社内研修例3選

近年は研修会社がさまざまな工夫を凝らしており、受講者が楽しみながら学べる面白い研修が増えてきています。とくに新入社員研修、チームビルディング研修、コミュニケーション研修では、面白い研修があります。この3つの研修ではどんなことを学べるのか解説していきます。

新入社員研修

新入社員研修は、採用後、入社したばかりでまだ実務経験のない新入社員を対象とした研修です。目的は、学生と社会人の違いを理解し、社会に出ていく準備をすることです。企業の理念や業務を理解したり、名刺交換やメールの書き方など基本的なビジネスマナーを学んだりします。

主な目的は以上のような社会人になる準備ですが、新入社員研修には、社員が同期のつながりを作るという副次的な目的もあります。拠点が多い企業の場合、職場に配属されると同期で交流できる機会が少なくなってしまいます。入社直後に交流できる機会を設け、同期の絆を作っておけば、そのつながりは仕事にも活かせます。

新入社員のつながり作りに活かせるのが、面白い研修です。ウォーキング研修やランニング研修など、レクリエーション系の研修が絆を深めるのに役立ちます。

また、楽しみながらビジネスに必要なスキルや意識(社会人基礎力/自責意識など)を身につけられるビジネスゲーム型研修も人気があります。

新入社員研修

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チームビルディング研修

チームビルディング研修とは、組織を一つのチームとして一体感を高めるための研修です。チームのメンバーは、それぞれが異なる経験やスキル、性格、価値観をもっています。一人ひとりが長所を最大限に発揮し、目標を達成できるチームを作ることが「チームビルディング」です。

研修の対象者は新入社員からベテラン、経営層まで幅広いです。実際のビジネスの現場では、年齢や性別などあらゆる属性が異なる人とチームを組むことが多いので、そうした場所で自分や周囲が力を発揮し、よい方向に進むための方法を学ぶ研修です。

チームビルディング研修も面白い研修が多いです。協力しないとクリアできないゲーム形式の研修などがあり、社員の協調性を養うのに役立ちます。また、仕事の現場だと言いにくい本音も、楽しいグループワーク中ならポロっと言えてコミュニケーションが取りやすくなるメリットもあります。

チームビルディング研修

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コミュニケーション研修

コミュニケーション研修とは、文字どおりコミュニケーション能力を高めることを目的とした研修です。社外の顧客とのやり取りだけでなく、社内の自分以外の社員とのやり取りにも活かせます。接客業だけでなく、最近ではさまざまな業界の企業がコミュニケーション研修を取り入れています。

社会人としてのコミュニケーション能力は大きく分けて2つあります。1つは相手を不愉快にさせずに自分の意見を正確に伝える力、もう1つは相手の話を聞いて引き出す力です。社会人経験の長さに関係なく、意外とこうした能力が必要なことを理解できている人は少ないので、全社員を対象にコミュニケーション研修を導入してはいかがでしょうか。

コミュニケーション研修には面白い研修が役立ちます。レクリエーション系の研修なら、打ち解けた雰囲気で会話ができるからです。普段の仕事の上下関係から離れたところで、コミュニケーションを深められます。

コミュニケーション研修

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面白いテーマを取り入れたおすすめの企業研修11選

面白いテーマを取り入れたおすすめの研修を紹介します。

  • 「【しごとっち】シゴト体験ビジネスゲーム型研修」株式会社ノビテク
  • 「【 “新”仕事の進め方】オンライン版ビジネスゲーム型研修」株式会社ノビテク
  • 「【Zaim】財務基礎知識体感 ビジネスゲーム研修」株式会社ノビテク
  • 自然の中で学ぶ!自然体験型研修でチーム力を向上させる「亀山温泉リトリート」
  • チャンバラ合戦研修
  • ディズニーアカデミー研修
  • 漫才研修
  • ライオンキング研修
  • マーダーミステリー研修
  • 竹とんぼ作り研修
  • ウォーキング研修

それぞれの特徴について詳しく解説します。

「【しごとっち】シゴト体験ビジネスゲーム型研修」株式会社ノビテク

研修会社のノビテクが提供する『シゴト体験ビジネスゲーム型研修』では、基礎的なビジネススキルやマインドを身につけ、時間管理、G-PDCAサイクルを学べます。対象者は内定者、新入社員、若手社員、リーダー、リーダー候補と比較的若い世代です。

研修では架空のおもちゃ会社に入社する設定で、参加者は売上1位を目指しておもちゃの開発を行います。ただ成果物を作成するだけでなく、その過程で起こりうるリアルなトラブルが組み込まれているので、参加者は予期せぬ問題に頭を悩ませます。チームで議論して解決していくので、まさにビジネスシミュレーションといえる研修です。

バンダイナムコゲームスのノウハウが詰め込まれた本格的な音響や映像、ツールを使用するため、ゲーム感覚で研修を受講できます。内容はビジネスシミュレーションなので、実際の仕事の現場でも役立つことばかりです。「若手社員が楽しく学べて、かつ役に立つ研修を探している」という方におすすめです。

【しごとっち】シゴト体験ビジネスゲーム型研修

架空の会社に入社し、社員になりきって仕事を体感することで、さまざまな気づきが得られるビジネスゲームです。ゲームメソッドの「思わず夢中になる仕組み」を活用し、演習を繰り返し行うことで、現場で実践できるビジネススキル・マインドの定着を図ります。

仕事が楽しめる人を一人でも多く増やす

「【 “新”仕事の進め方】オンライン版ビジネスゲーム型研修」株式会社ノビテク

こちらも株式会社ノビテクが提供する研修です。オンラインなのに体験型の研修ができるので、受講者は楽しみながら参加できます。対象者は新入社員や若手社員、リモートワークに慣れていない社員などです。

この研修では、リモートを含めどのような環境でも仕事を進められるスキルを学んでもらえます。とくにコロナ禍でリモートワークが進んだのはよいですが、一人で作業する時間が増えるので、新入社員が正しく時間内に仕事を進められているか不安な方も多いでしょう。また、新入社員も「自分のやり方で合っているのかな…」と不安に感じながら仕事をしているものです。

リモート環境では、このようなコミュニケーション不足が発生しがちなので、研修でビジネスを体感し、練習するのがおすすめです。オンライン版ビジネスゲーム型研修ではビジネスシミュレーションを通じ、PDCAやタイムマネジメント、報連相などを身につけてもらえます。

【 “新”仕事の進め方】オンライン版ビジネスゲーム型研修

リアル研修と同様に、体感型で深く学べるオンライン版の新入社員研修。ビジネスゲームを通して「行動」を変え「結果」が良くなる改善サイクルの体感し、自律的に成長していく人材育成の土台づくりを行う。

仕事が楽しめる人を一人でも多く増やす

「【Zaim】財務基礎知識体感 ビジネスゲーム研修」株式会社ノビテク

こちらも株式会社ノビテクが提供する研修です。財務をテーマとした研修で、社員に財務的な視点を養ってもらいたい企業におすすめです。

通常、財務に関する研修は座学が中心になりやすいため、「難しい」「退屈そう」などのネガティブな印象をもつ社員は少なくありません。この研修では、財務に関する研修をゲームとして取り入れられるため、受講者には自然に身につけてもらえます。シミュレーションゲームでは企業活動や財務諸表の連動性を楽しみながら学んでもらえるので、難しい内容もスムーズな定着が可能です。

【Zaim】財務基礎知識体感 ビジネスゲーム研修

財務基礎知識体感ゲームを通じて財務リテラシーの向上を図ります。ゲームメソッドの「思わず夢中になる仕組み」を活用した演習を繰り返し行うことで、知らず知らずのうちに財務諸表(B/S、P/L、C/S)を理解し簡単な財務分析ができるようになります。

仕事が楽しめる人を一人でも多く増やす

「自然の中で学ぶ!自然体験型研修でチーム力を向上させる」亀山温泉リトリート

本研修は、屋外アクティビティを通して受講者同士のコミュニケーションや健康意識の向上を目指すことを目的としています。

内容としては、ヨガ・歩き研修や自然体験アクティビティ、山の風倒木整備などを体験できます。役割分担をしながら協力し合えるため、新人研修やチーム力を高めたいときにおすすめです。

また、本研修ではさまざまな会場を用意してもらえます。プロジェクターやホワイトボードなどの設備も完備しているため、アクティブ体験に加えて座学研修も取り入れたい場合にもぴったりです。普段のオフィスとは違い、大自然の中で開放的な研修を実施できます。

自然の中で学ぶ!自然体験型研修でチーム力を向上させる

亀山温泉リトリートで自然体験型研修:風倒木整備や焚き火体験などのアクティビティを通して、チームビルディング・コミュニケーション強化・健康意識向上を目指す。

都心から約1時間半の好アクセスの体験型研修施設でリトリート研修を実施

チャンバラ合戦研修

株式会社IKUSAが提供する『チャンバラ合戦』は、スポンジ製の刀を持って戦うチーム戦のアクティビティを取り入れた研修です。体格差や人数があまり関係ないので、どのような企業でも導入できます。

勝敗を決めるのは戦略とチームワークなので、チーム内のコミュニケーションが活性化します。また、人それぞれの得意を活かし、不得意を補佐しあいながら進めるため、理想のチームビルディングの形を学べます。

ディズニーアカデミー研修

ディズニーアカデミー研修は、東京ディズニーリゾートが企業向けに行っている研修です。世界屈指の高いレベルのサービスを提供するディズニーから、顧客対応やホスピタリティについて学べます。

ディズニーのキャストといえば、「上司に言われたことを渋々やっている」のではなく、「ゲストを楽しませたい!」と能動的にサービスを提供しています。このようなメンタルをもつにはどうしたらよいのか、また育成するにはどうしたらよいのかを学べます。

漫才研修

中古車用品を扱う株式会社アップガレージでは、『漫才研修』というユニークな研修を導入しています。芸能事務所で芸人の育成をしている構成作家を講師に招き、社員どうしでコンビを組んで漫才を学びます。

笑いのセンスやセールストークを身につけるだけでなく、人前で話すことに慣れたり、コンビで対話を繰り返すことによりコミュニケーションを学べます。ネタという作品が成果になるので、研修の達成感もひとしおです。

ライオンキング研修

『ライオンキング研修』は、人材育成トレーナー佐藤政樹さんによる研修です。劇団四季出身の佐藤さんから、劇団四季の顧客満足度が高い秘訣やプロ意識を学べます。

実際にライオンキングを鑑賞するので、教わったプロ意識がどこに活きているのかがわかります。どの業界でも活かせる普遍的なビジネススキルを学べる研修です。

マーダーミステリー研修

株式会社IKUSAが提供する『マーダーミステリー研修』は、推理ゲーム「マーダーミステリー」を基に、社内イベントや研修用に開発されたものです。体験型の推理ゲームで、参加者は事件の登場人物になりきり、刑事や犯人、政治家などの役割を演じながらゲームを進めていきます。チームで推理を進めていくことで、真実を見つけ出します。

チーム内のコミュニケーションが活性化するだけでなく、論理的に考えて答えを導かなくてはならないので、ロジカルシンキングの練習にもなります。「事件」という非日常的な体験ゲームなので、社員にも仕事を離れて新鮮な経験をしてもらえます。

竹とんぼ作り研修

『竹とんぼ作り研修』は、総合電子部品メーカーTDKが導入している研修です。「日本一の竹とんぼを作ろう」をテーマに、新入社員が3人1組で取り組みます。

この研修には、コスト・品質・期限が設けられており、実際の業務と同じように進められます。学生時代は締め切り間際にレポートをはじめ、結局間に合わず、期限を過ぎてから適当なレポートを提出していた…という内定者や新入社員もいるかもしれませんが、社会人になってからはそのような考えでは通用しないことが学べます。

社会人としての基本的なことを学べるので、応用して導入してみてはいかがでしょうか。

ウォーキング研修

タクシー会社の国際自動車株式会社では、ウォーキング研修を取り入れています。都内の観光スポットを歩く研修で、タクシードライバーの育成に直接役立ちます。同期とウォーキングすることで絆を深められるメリットもあります。

本研修はタクシードライバーを育成する研修でありながら、徒歩で名所を回るところが非常にユニークです。ゆっくり歩くからこそ仕入れられる地域の情報は、お客様をタクシーに乗せるときにも役立ちます。

また、視点を変えるテクニックは、他の業種の社員にも求められるスキルの一つです。本研修を受講することで柔軟性を養えるため、タクシー業界に関わらずさまざまな業種でも役立ちます。

面白いテーマを取り入れた研修に使えるゲーム3選

研修にゲームを採用するのもおすすめです。今回は、面白いテーマを取り入れたゲームを3つ紹介します。

  • バースデーライン
  • マシュマロチャレンジ
  • NASAゲーム

自社の研修に導入できそうなゲームがないか、チェックしてみてください。

バースデーライン

バースデーラインとは、参加者が誕生日順に並ぶゲームです。1月1日を先頭に、1列に並んでもらいます。ゲームのルールとして、会話せずに身振り手振りだけでコミュニケーションを取らなければいけません。

大まかな流れは、以下のとおりです。

  1. 参加者全員に立ってもらう
  2. 身振り手振りだけで自分の誕生日を他の参加者に伝えてもらう
  3. 1月1日を先頭にして誕生日順に並んでもらう
  4. 答え合わせする

バースデーラインは時間に余裕があるとほぼ正解してしまうため、難易度を高めるために制限時間を設けるのがポイントです。

一般的なグループワークでは何も発言しない人も出てくるでしょう。しかし、バースデーラインなら一人ひとりが自分の誕生日を教えなければいけないため、必ずコミュニケーションを取る必要があります。お互いをあまり知らない者同士が集まる研修におすすめです。

マシュマロチャレンジ

マシュマロチャレンジはチームビルディングを高めたいときにおすすめのゲームです。乾燥パスタやテープ、紐などを組み合わせて自立可能なタワーを立て、そのテッペンにマシュマロを置きます。最も高いタワーを立てたチームが勝ちです。

使える道具は限られており、乾燥パスタ20本・テープ90cm・紐90cm・マシュマロ1個のみです。制限時間は作戦タイムを含めて18分となっています。マシュマロチャレンジを通して、役割分担や時間配分、計画性の大切さを学んでもらえます。

NASAゲーム

NASAゲームは自分の意見とメンバーの意見をすり合わせながら答えを導くゲームです。

このゲームは、宇宙船の故障で月面で待っている母船から約200マイル(約320km)離れた所に不時着した宇宙飛行士という設定で進められます。不時着時に運よく壊れなかったアイテムは15個です。それぞれのアイテムに必要なものから重要度の高い順に1位から15位まで優先順位をつけます。最後に、NASAの模範解答と照らし合わせて、模範解答の順位との差が最も小さいグループが優勝です。

なお、NASAゲームは最初に個人で優先順位をつけてから、グループごとにディスカッションを行い順位を決定します。つまり、このゲームでは自分の意見を伝えて相手の意見を聞き入れる力が必要です。社員に合意形成を身につけてもらいたい企業におすすめです。

ゲームを取り入れた研修の効果やプランは、こちらのページでご紹介しています。

ビジネスゲーム研修

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面白いテーマを取り入れた企業研修を成功させるポイント

面白いテーマを取り入れた研修を成功させるポイントは、以下の3つです。

  • 研修の目的を明確にする
  • 実務に活かせるテーマを取り入れる
  • 普段関わりのない社員同士で交流できるようにする

効果的な研修を実施できるよう、詳しく見ていきましょう。

研修の目的を明確にする

研修に面白いテーマを取り入れるためには、実施する目的を明確にすることが重要です。研修といってもさまざまなものがあるため、社員に身につけてもらいたいスキルから選ぶ必要があります。

目的が定まらない状態で探せば、派手な広告にまどわされてしまうでしょう。面白い研修は見つかるかもしれませんが、会社と社員にとって役に立たない内容の可能性があります。

また、研修の目的を明確にしたら研修の対象者に共有して、動機づけさせることも大切です。受講者本人が何のための研修なのか目的がわからないと、ただ楽しいだけになってしまいます。意味のある研修を受けてもらうためにも、「なぜその研修が必要なのか」「何を目的に受けてもらいたいのか」をしっかり伝えておきましょう。

実務に活かせるテーマを取り入れる

面白いテーマを取り入れた研修には、実務に活かせるテーマを取り入れることも重要なポイントです。面白さをウリにする研修は受講者の興味を引きますが、実務に活かせる内容でなければ楽しいだけで終わってしまう恐れがあります。

とくに、社会経験の少ない新入社員や内定者を対象とした研修では、実務に活かせる内容でなければいけません。実務で役立つ知識やスキルを研修で身につけておけば、即戦力として活躍してもらえます。

普段関わりのない社員同士で交流できるようにする

面白いテーマを取り入れた研修を成功させるためには、社員同士が交流できるようにすることも必要です。誰かと協力し合ったり共に問題を解決したりしたときは達成感や充実感を得るものです。それは研修も同じで、コミュニケーションをとりながら取り組む内容なら、「面白い」「楽しい」と思ってもらえるでしょう。

また、面白い研修はグループワークの内容が多いため、社員同士の交流を盛んにできます。普段関わりのない社員同士が交流できるようになれば、部署をまたいだコミュニケーションを活性化できます。

面白いテーマを取り入れた企業研修についてよくある質問

面白いテーマを取り入れた企業研修についてよくある質問は、以下の3つです。

  • 研修にかかる費用はどれくらい?
  • 研修の講師を選ぶときのポイントはありますか?
  • 研修の期間はどれくらい?

それぞれの質問と、その回答を解説していきます。

研修にかかる費用はどれくらい?

研修の期間や内容によって費用は異なりますが、社員一人あたり3万円~5万円が相場とされています。

厚生労働省のキャリアアップ関連の助成金では、条件を満たす研修について費用の補助があります。助成金を使って研修を導入するのもよいでしょう。

研修費の相場や予算の目安はこちらの記事で紹介しています。

研修の講師を選ぶときのポイントはありますか?

実績や口コミを参考にするとよいでしょう。

講師としての実績や研修の口コミは、どれほどの効果が期待できるのか予測するのに役立ちます。実績豊富な講師が行う研修や口コミ評価の高い研修は「ユニークな喋り方で興味を引くのがうまい」「実務経験を活かしたアドバイスをしてくれる」など、何かしらの魅力があるはずです。研修を申し込む際は講師のプロフィールや、研修のレビュー・評価は必ずチェックしましょう。

「探すのが大変」「探せる自信がない」などの場合は、キーセッションに依頼するのがおすすめです。

研修の期間はどれくらい?

研修日数は、内容によって異なります。数時間や半日で終わる研修、1日~2日の研修などさまざまです。新入社員研修のように、1ヶ月から数ヶ月に及ぶ研修もあります。

今回ご紹介した面白い企業研修は、1日から2日程度のものが多いです。長期にわたる新入社員研修で、座学ばかりでは社員が飽きてしまうと予想されるとき、テコ入れのような形で間に導入するのもおすすめです。

面白いテーマを取り入れて企業研修を成功させよう

面白いテーマを研修に取り入れると、受講者には能動的に参加してもらえるようになります。研修に対して「つまらない」「難しい」などのネガティブな印象から、「楽しい」「面白い」などのポジティブな印象へと変えられるため、意欲的な参加が期待できます。

とはいえ、研修を面白いものにするにはさまざまな工夫が必要です。やり方を間違えれば、面白いどころか退屈に感じさせてしまう恐れもあるでしょう。

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