研修で解決できること・目指す姿
よくある悩み
- ファイナンスを専門としない役員が、投資案件や資本配分の妥当性を十分に検証できていない
- 成長投資・事業撤退・M&A・株主還元の議論が個別に行われ、企業価値向上という共通基準で比較されていない
- 人的資本や脱炭素などの非財務投資について、経営上の必要性と財務効果を結び付けて説明できない
- 各役員が高い専門性を持つ一方、取締役会全体で企業価値と資本配分を議論する共通言語が不足している
- 多忙な役員がファイナンスを体系的に学ぶ時間を確保しにくく、CFOや財務部門への依存が生じている
研修のゴール
- 資本コスト・キャッシュフロー・ROICを用いて、成長投資や事業継続の妥当性を判断できるようになる
- 各役員が自身の専門性を企業価値の議論につなげ、取締役会で本質的な質問を発することができるようになる
- 事業ポートフォリオと資本配分について、成長性・収益性・リスクを統合して議論できるようになる
- 投資計画の前提、下振れリスク、代替案、撤退条件を確認し、健全なリスクを取る判断ができるようになる
- 経営戦略と資本配分の整合性を、株主・投資家に自分の言葉で説明できるようになる
研修内容
実践的プログラムをご提供します。
企業価値、資本コスト、キャッシュフロー、ROICといった基本概念を、取締役会で扱う具体的な経営課題に結び付けて学ぶ。
財務諸表の読み方や指標の計算だけでなく、
- 成長投資
- 事業撤退
- M&A
- 株主還元
- 人的資本投資
など、複数の選択肢に限られた経営資源をどう配分するかを中心テーマとする。
投資計画の前提、下振れリスク、撤退条件、代替案まで検討し、財務部門の説明を理解する段階から、取締役会として意思決定の妥当性を検証する段階への引き上げを図る。
各回は、要点を絞った講義、実在企業を参考にしたケース、自社課題への適用、意思決定演習を組み合わせる。
必要に応じて、秘密保持契約を締結したうえで、中期経営計画、投資案件、事業ポートフォリオなど受講企業の実際の経営課題を題材とし、研修内容を個別に設計する。
最終回では模擬取締役会を行い、受講者が経営陣・財務責任者・社外取締役・投資家の立場から、成長投資と事業撤退を含む資本配分案を審議する。計算技術の習得ではなく、適切な問いを立て、前提を検証し、健全なリスクを取る判断力を養う。提供資料、討議内容、作成物は厳重に管理し、録画・録音を行わない形式にも対応する。
事実準拠
登壇者は長年にわたり機関投資家として企業と資本市場を分析し、コーポレートファイナンス研修や企業価値・IRに関する支援を行ってきた実務家である。
一般的な財務研修が会計知識や指標計算に重点を置くのに対し、本研修は投資家の視点と経営者の視点を統合し、役員が実際の取締役会で成長投資・事業撤退・資本配分を判断するための問いと議論の型を提供する。
各役員を財務の専門家にするのではなく、それぞれの専門性を企業価値の議論につなげる点に特徴がある。さらに、多忙な役員が短時間で学び、自社の重要な経営判断にその場で適用できるよう、事前学習を最小限に抑え、少人数・双方向の討議を中心に構成する。
日本語・英語のいずれでも実施でき、外国人役員や海外役員を含む取締役会における企業価値と資本配分の共通認識づくりにも対応する。
標準プログラム:事前ヒアリング+全4回(各2時間)+フォローアップセッション。
取締役会・経営会議の日程に合わせて柔軟に設定し、1回90分からの分割実施、半日集中、取締役会後の開催、早朝・夜間・土曜日の開講にも対応可能。
対面・オンライン・両者を組み合わせた形式から選択でき、欠席した役員への個別補講や要点説明にも対応する。

事業ごとの投資案を比較し、限られた資金の配分と承認条件を自ら考える重要性に気づきます。
採択する案件を変えて試算し、既存事業の資本効率と追加投資の価値を分けて判断する大切さを学びます。

この研修が選ばれる理由
-
実務家による専門講義
講師は長年の機関投資家としての経験を持ち、取締役会での実践的な議論と意思決定をサポートする知識を提供します。
-
オーダーメイド型研修
受講者の企業課題に合わせた内容設計により、実際の経営課題を題材とした演習で即実践に活かせる学びを提供します。
-
双方向の討議形式
少人数制で双方向の討議を中心に進め、多忙な役員が短時間で学びを自社の経営判断に適用できるよう支援します。
カリキュラム
具体的な学習項目と研修の流れをご紹介します。
| テーマ | 内容 |
|---|---|
| 事前ヒアリング 経営課題と取締役会の論点を確認 | 主な内容 ・中期経営計画と重要な投資案件の確認 ・役員構成とファイナンス知識の水準の確認 ・取締役会で不足している議論、投資家からの指摘の確認 ・研修で扱う自社課題と守秘範囲の合意 実施方法:CEO、CFO、経営企画責任者等へのオンラインヒアリングを想定。 到達点:受講企業固有の経営課題に合わせて、4回の内容・ケース・重点配分を設計する |
| 企業価値と資本コストを経営判断に使う | 主な内容 ・企業価値を決めるキャッシュフロー、成長率、資本コスト ・利益、キャッシュフロー、企業価値の違い ・ROE、ROIC、PBRの関係 ・利益が出ていても企業価値を毀損する事業 演習:投下資本利益率が資本コストを下回る事業への追加投資を審議する。 到達点:財務指標を結果確認ではなく、経営判断の基準として使えるようになる |
| 成長投資・M&Aを評価する | 主な内容 ・正味現在価値と内部収益率の実務的な使い方 ・事業計画に潜む楽観的な前提 ・下振れリスク、段階的投資、中止条件 ・M&Aの買収価格、相乗効果、資金調達 ・成長投資を萎縮させない財務規律 演習:成長投資案件を「承認」「条件付き承認」「見送り」のいずれかに決定する。 到達点:投資案件の前提とリスクを検証し、承認条件や撤退条件まで提示できるようになる |
| 事業ポートフォリオと資本配分 | 主な内容 ・収益性、成長性、資本効率による事業評価 ・事業間の相乗効果と保有合理性の検証 ・再建、売却、撤退の判断 ・成長投資、株主還元、財務健全性のバランス ・人的資本や脱炭素など非財務投資の財務効果 演習:複数事業を成長投資・維持・再建・売却撤退に分類し、3年間の資本配分を決める。 到達点:全社戦略と整合した資本配分を、企業価値の観点から説明できるようになる |
| 投資家目線と模擬取締役会 | 主な内容 ・機関投資家が経営計画と資本配分を見る視点 ・投資家が嫌う曖昧な説明 ・各役員の専門性を企業価値の議論につなげる方法 ・取締役会で発するべき質問 ・意思決定後の検証と説明責任 演習:成長投資、事業撤退、株主還元を含む資本配分案について模擬取締役会を行う。 到達点:適切な問いを立て、異なる選択肢を比較し、企業価値への影響を根拠として意思決定できるようになる |
| フォローアップセッション | 主な内容 ・全4回の研修実施後、日々の業務の中で新たに浮かんだ疑問への回答 ・研修で理解が浅かった部分や、改めて確認したい論点の補足説明 到達点:研修内容を実務に適用する過程で生じた疑問を解消し、理解と実践の定着を図る |
研修の監修者
成田俊介
博士(経営学)
1991年シュローダー証券入社。投資銀行部門でM&A業務を経験したのち、1995年より債券ファンドマネージャーとしてバークレイズ・グローバル・インベスターズ(現ブラックロック)、企業年金連合会、明治安田アセットマネジメント等に勤務。公的年金、企業年金、投資信託等の運用に携わる。2024年に独立。運用実績で受賞歴多数。筑波大学博士(経営学)
受講者の声
「投資家目線でのお話は、普段の業務ではなかなか聞けない貴重な内容でした。企業の取り組みが企業価値にどう結び付くのか、実例を交えて理解できました。」
「数字や財務指標が何を意味するのか、腹落ちする形で理解できました。具体的な事例も豊富で、大変勉強になりました。」
「具体例が豊富で分かりやすく、専門書を読むだけでは得られない、実務に直結する視点を学ぶことができました。」
「進行はスピーディーでしたが、講師の実務経験を踏まえた話が非常に興味深く、あっという間に感じる時間でした。」
研修費用
ご要件に合わせ柔軟にご提案いたします。
1~5名 150万円〜180万円(税抜き)
研修会社紹介
資産運用・企業財務の第一線で培った専門知識を、実践で成果を生む力へ。金融プロフェッショナルの育成を支える高度なオーダーメイド研修を提供
第一線の金融実務経験
長年のファンド運用や銀行実務で培った知見をもとに、現場の投資判断や企業価値向上に直結する実践的な金融研修を提供します。
課題に合わせた研修設計
受講者の経験や組織の課題に合わせて内容を設計し、資産運用やコーポレートファイナンスなど高度なテーマにも柔軟に対応します。
理論を実践力へ転換
金融理論を学ぶだけで終わらせず、分析・予測・意思決定・説明まで実務で再現できるスキルとして身につけることを重視します。
無料で問い合わせる
以下のフォームからお気軽にお問い合わせください。



















