講師・ビジネスコンサルタントとして活躍されている片山友見さんにインタビュー！

企業研修の総合メディアのキーセッションでは、講演会で講師として活躍する方の魅力をお伝えすべく取材を行っています。

今回は、講師・ビジネスコンサルタントとして活動されている片山友見さんにお話を伺いました。

講演を行っているテーマを教えてください。

コミュニケーションに悩む企業・団体・一般向けを対象に、「コミュニケーション力×モチベーションUP」をテーマに講演を行なっています。

具体的には、工務店や不動産、インテリアコーディネーターそしてこれから住まいを考える人向けには「住育コミュニケーション」、学校や大学の学生向けには「夢を叶えるコミュニケーション」、中学校高等学校の家庭科教員へは授業で実践できる住教育「間取りと心のつながり」についてお伝えしています。

講演を始めたきっかけや背景を教えてください。

建築・住宅プランナーとして開発したツール「夢マップ」がきっかけです。多くのお母様方に、「あなたの夢は何ですか？」という質問に涙される方が多かったことから、何とかして、皆さんの夢を引き出す方法はないかと試行錯誤した結果、2003年に完成しました。この「夢マップ」によって、家づくりのビジョンが明確になるだけでなく、家庭内コミュニケーションが驚くほど改善したのです。

「夢マップを使いたい」という多くのご要望をいただく中で、学校や大学など多方面からは講演のご依頼などをいただくようになりました。

他の講師の方にはない、自分の講演ならではの特徴や強みを教えてください。

コミュニケーションというと、自分と他人の対人関係だけにフォーカスされがちです。しかし、私が考案した「３Cコミュニケーション」では「自分と他人」だけでなく、「自分と自分自身」「自分と環境」の関係にも注目します。

私自身の強みでもある「夢マップ」というツールでその３つを紐解くうちに、コミュニケーションの阻害要因だけでなく、ご自身や周囲の夢にも気づけるようになります。結果、モチベーションもUPするのが大きな特徴です。

講演を通じて伝えたいメッセージや講演における目標は何ですか？

もし今コミュニケーションで悩んでいる方がいたとしても、それはあなただけが原因ではないと声を大にして伝えたいです。対人関係だけでなく、環境の大切さを認識したり、自分との対話を行ったりすることで、コミュニケーションが改善されていきます。

同時に、自分自身や仲間達の夢に気づくことができます。夢マップを使った３Ｃコミュニケーションによって、自分と周囲を大切にでき、仲間と一緒に夢を実現する輪を広げていければと願っています。

講演の内容やテーマを決める際の工程はどのようにしていますか？

まずは、ご担当者様からご要望を伺い、講演のゴールを決めます。問題解決すべきことがあれば、それにふさわしいワークを組み込みながら構成します。

聞くだけの座学よりも、受講者様それぞれがワークに楽しく取り組まれる中で気づきを得ていただくことを心がけています。

講演を聴いた方との印象深いエピソードやうれしかった反響を教えてください。

一番心に残ったのは、「もっと早く聞きたかった」「この講演を私の親に聞かせてほしい、そしたら親は離婚しなかったかもしれない。」「虐待をされなかったかもしれない。」小学生から大学生の子供達に言われた言葉です。

これらの言葉を読み返す度に、もっと必要としてくれる人に届けなくてはと強く思っています。

最後に、講演を依頼しようか迷っている方や参加を検討している方に、メッセージをお願いします。

「３Cコミュニケーション」では、従来のコミュニケーション論にはない「環境」に着目しているのが大きな特徴です。そのため環境を意識することで個々のモチベーションも上がり、職場や学校の風通しが良くなります。

メインツールである「夢マップ」は子どもから大人まで使えるシンプルなツールであり、幅広いニーズにお応えすることができます。誰かと一緒によりよくなりたい方にとって、この講演依頼が素敵なきっかけになれば嬉しいです。

片山友見さんの基本情報

工務店を営む不仲な両親の長女として生まれ、住宅プランナーとして30年以上にわたり住宅業界で活躍。2000年竣工の京都の自宅兼モデルハウスには、これまで国内外から１万人以上が見学に来られました。職住一体「ホーム&スタイル」で子育てしながら「暮らすように働く」コミュニケーションについても講演をしています。

講演以外にも、以下書籍で気楽に触れていただくこと、さらにコンサルでのサポートも行っておりますので、詳しくはホームページをご覧ください。