DXエバンジェリスト・講師として活動されている荒瀬光宏さんにインタビュー！

企業研修の総合メディアのキーセッションでは、講演会で講師として活躍する方の魅力をお伝えすべく取材を行っています。

今回は、DXエバンジェリスト・講師として活動されている荒瀬光宏さんにお話を伺いました。

講演を行っているテーマを教えてください。

講演では、主に以下のようなテーマでお話ししています。

デジタルトランスフォーメーション入門
経営者向けデジタルトランスフォーメーション入門（中堅、大手企業）
経営者向けデジタルトランスフォーメーション入門（中小企業）
DXの本質とはーデータドリブンを目指してー
DX推進のプロセス
DXのビジョン策定とプランニング
DX事例の解説
DXのためのデジタル戦略立案
DXで求められる人の役割とスキル
DX推進チームの役割とプロセス
イラストで学ぶDXの課題
生命進化から学ぶDX
DX用語、デジタルテクノロジー解説
小売業のDX戦略
製造業のDX戦略

講演を始めたきっかけや背景を教えてください。

東南アジアにおける自然言語解析技術を使ったデジタルマーケティング事業を立ち上げた際に、他国は顧客の声から2週間で課題解決に取り組んだのに対して、日本の企業は数年越しで対策をしたことを目の当たりにしました。

日本企業は、ITによる改善はできるのですが、組織や業務全体をデジタル環境に適応させて最適化することが苦手であり、これがデジタル競争力の低下の大きな要因であることを痛感しました。

この経験から、DXを通じた日本の競争力向上を自らのミッションと定めました。

他の講師の方にはない、自分の講演ならではの特徴や強みを教えてください。

日本初のDX専門研究機関である株式会社デジタルトランスフォーメーション研究所の創設者であることです。2017年からDXの専門的研究を開始し、世界で最初にDXを提唱したエリックストルターマン教授をエグゼクティブアドバイザーに迎え、6年に渡る研究の成果があります。

また、これまで述べ7万人を超える受講者にセミナー、講演、研修などを提供してきた実績があります。さらに、企業、自治体、中央省庁など多くの組織のDX支援に取り組み、ビジョン策定、推進支援など多岐に及ぶ活動を通じて実践値を蓄積しています。

組織の5年後、10年後の環境認識をベースに将来のあるべき姿、経営戦略を検討し、その戦略を実現できる組織体制、文化、マネジメントへの変革を図る全社変革プロジェクトを得意としています。

講演を通じて伝えたいメッセージや講演における目標は何ですか？

環境が変化し続けているVUCAの時代において、「これだ」という完成形を明確に定義できる時代ではありません。そのため、完成形を目指した変革ではなく、変化し続けられる組織（組織文化、スキル、プロセス、制度など）になることが重要だと考えています。

また、講演を聴講いただいた皆様には、何か一つでも実務で明日から取り組んでいただけるアクションをイメージしていただきたいと考えています。

講演の内容やテーマを決める際の工程はどのようにしていますか？

講演をさせていただく組織（企業様、自治体様など）の事業背景や方針、現状の課題をしっかりと伺いお打ち合わせした後で、その経営理念やビジョンを実現するためのDXとして、有効と考えられるテーマを軸に内容を決めています。

講演を聴いた方との印象深いエピソードやうれしかった反響を教えてください。

講演を聴いた方からは、以下のようなお声をいただいています。

社員の日々の業務における仕事の見方が変わり、モチベーションが向上した。
役員向けDX研修を通して新たなビジネスモデルが求められる中での良い学習機会となった。
DXを自分事として捉える当事者意識、危機感を醸成できた。
DXを書籍と講義で体系的に学べる機会は貴重だった。

その他のお客様の声は、以下のページにてご紹介しています。
https://www.dxlab.jp/endoursement

最後に、講演を依頼しようか迷っている方や参加を検討している方に、メッセージをお願いします。

日本の競争力は明らかに低下しており、環境に合わせてビジネスを変革できていない組織が大多数です。私は、日本は経済大国だったと過去形で言われないよう、豊かな日本を子供や孫に残したいと思っています。

そのため、ご依頼いただく一つ一つの組織に対し、その価値を最大限に高める支援をさせていただくことを心がけています。

荒瀬光宏さんの基本情報