タイムマネジメント研修

忙しさに振り回される働き方を脱却し、自律的に時間を設計できる人材を育成

受講対象者

本研修は、特に以下のような役割を担う方々に最適です。

このような方におすすめです

  • 若手社員、中堅社員
  • プレイングマネージャー、リーダー層
  • 全社員を対象とした「働き方改革」の一環として

研修で解決できること・目指す姿

現場の課題を明確にし、具体的なゴール達成をサポートします。

よくある悩み

  • 業務の優先順位が曖昧で、重要な仕事に集中できない
  • 残業削減を進めたいが、現場の多忙感から抜け出せない
  • 若手が段取りや時間見積もりに弱く、自律的に動けない
  • チームで計画→実行→振り返りのサイクルが機能していない
  • 「忙しさ」を是とする文化が残り、非効率を放置している

研修のゴール

  • 業務を「成果を生む投資」と捉える戦略的な時間意識を身につける
  • タスク整理・優先順位付け・スケジューリングのスキルを習得する
  • 振り返りと改善の習慣を定着させ、PDCAサイクルを回せるようにする
  • 「やるべきこと」と「やらないこと」の選別力を養い、生産性を高める
  • チーム内での時間感覚を共有し、組織全体の時間効率を向上させる
  • 演習を通じて自分の業務に即したタイムマネジメントを実践できる状態になる

研修内容

実践的プログラムをご提供します。

企業の教育担当から挙がる課題や悩み

①【業務の進め方】の悩み(=時間の使い方が非効率)

  • 業務量が多く、「何から手をつけるべきか」が曖昧なまま一日が終わってしまう
  • ToDoリストは作るが、優先順位が曖昧で結局後回しになる
  • 急ぎの対応に追われ、重要な仕事に集中できない
  • ダブルブッキングや抜け漏れが多く、信頼性を欠いている
  • スケジュールがパンパンで、考える時間・準備の時間が取れない
  • 「効率的」なやり方が個人任せで、属人化している

②【生産性・残業削減】の悩み(=働き方改革が進まない)

  • 働き方改革を進めたいが、現場は「忙しい」から抜け出せていない
  • 残業時間は減らしたいが、削っても業務が終わらず結局持ち帰りに
  • 時間の使い方に対する“意識差”がチーム内で大きい
  • 生産性を高める具体的なアプローチが浸透していない
  • 繁忙期のマネジメントが属人的で、毎回場当たり的になっている

③【人材育成・若手教育】の悩み(=段取り力・自律性の欠如)

  • 若手が「段取り」や「時間の見積もり」が苦手で、行き当たりばったりになる
  • 上司がいちいち指示しないと動けない=自律性が育たない
  • 失敗しても“振り返る習慣”がなく、改善に繋がらない
  • 仕事を任せても、時間配分やスケジュール設計ができないため、任せきれない
  • 学習や自己成長の時間が後回しにされ、スキルアップが進まない

④【チームマネジメント】の悩み(=時間の使い方に対する温度差)

  • メンバーの時間感覚にバラつきがあり、スケジュールがうまくかみ合わない
  • チームとしての「計画→実行→振り返り」のサイクルが回っていない
  • 管理職が多忙すぎて、育成や改善の時間が取れない
  • 業務の属人化が進み、誰が何をしているかが見えにくい

⑤【組織文化・意識改革】の悩み(=時間の価値が軽視されがち)

  • 「忙しいことが良いこと」という文化が根強く残っている
  • 無駄な作業や非効率なやり方を放置している
  • “成果で評価”ではなく“頑張っている姿勢”が重視されがち
  • 時間の使い方についてのフィードバックや評価が曖昧
  • 変化に消極的で、「改善する時間すらない」と諦めモードになっている

研修の目的

「忙しさに追われる人材を“時間を設計する人材”へ」

本研修の目的は、社員一人ひとりが“限られた時間をどう使うか”を戦略的に考え、単なる「作業者」ではなく、自らの時間を設計し成果を出す“自律型人材”へと進化することです。

  • 日々の業務を「処理する対象」ではなく、「成果を生む投資対象」として捉える視点を養う
  • タスクの可視化・優先順位付け・スケジューリングの技術を習得し、実行力と段取り力を高める
  • 振り返りと改善を習慣化し、計画→実行→検証→再計画のサイクルを回せるようにする
  • 仕事の「やるべきこと」と「やらないこと」を見極め、限られた時間で成果を最大化する力をつける
  • 組織内でのスケジュール共有や時間の使い方に対する意識を揃え、チームの生産性を底上げする
  • ワークや演習を通して、自身の業務を題材にしたタイムマネジメントを体感し、即実践に移せる状態をつくる

研修の特徴 〜時間の使い方を「武器」に変える〜

1. タイムマネジメントを「成果創出の戦略」として再定義

時間管理を“単なる効率化”ではなく、「成果を出すための戦略」として捉え直します。
働き方改革や残業削減といったテーマにも直結する、本質的な時間の使い方を学びます。

2. 実務直結型のスキルを“体系的・段階的”に習得

タスク整理、優先順位づけ、スケジューリング、振り返りといったスキルを、ワーク+解説+実践計画の流れで、段階的に自分の業務に落とし込んでいきます。
「計画して終わり」ではなく、明日からの行動が変わる実践力を身につけます。

3. 「学園祭」モチーフの体感型ワークで本質を楽しく学ぶ

「楽しく、でも本気で考える」学園祭エクササイズで、タスクの優先順位づけや計画立案を体験。
個人とチームの時間の使い方を同時に学べるワークで、納得感と行動変容が高まります。

4. 業務の棚卸しからスケジュール化まで、自分の仕事で実施

単なるロールプレイではなく、自分の業務をその場で振り返り・設計するスタイル。
先週のタスクを棚卸し、来週のスケジュールに落とし込むことで、研修中に行動計画が完成します。

5. 受講後も実行できる「習慣化」設計

振り返りフォーマットや行動目標の設定など、実践を支える仕組みも提供。
希望に応じて、研修後のレビューシート提出やフォローアップ面談の設計も可能です。
「学んで終わり」にせず、行動定着と自走力向上を支援します。

研修の効果(受講後に期待できる変化)

意識・視点の変化(マインドセット)

  • 時間=リソースという経営視点が育つ
    単なる「忙しさの管理」ではなく、「成果を最大化する時間の使い方」への意識変化が生まれる。
    限られた時間で何を選ぶか、意思決定の質を高める視点を得る。
  • 「やることを増やす」から「やらないことを決める」へ
    全てを完了させる発想から、重要なことに集中するマインドへの転換。
    「削る勇気」「任せる戦略」をもつ。
  • 「計画=自由を生む」という捉え方が身につく
    スケジュールやToDoリストは縛りではなく、自由と成果のためのツールであると理解する。

スキル・行動の変化

  • タスク整理・優先順位付けの技術が身につく
    タスクの棚卸し → 工数の可視化 → 重要度・緊急度での整理 → 時間ブロックでの落とし込みまでを自力で実行できるようになる。
  • 振り返りと改善が習慣化する
    「できた・できなかった」だけでなく、「なぜそうなったか」「次にどう改善するか」を考える週間レビューの力が身につく。
  • 計画から実行への橋渡し力が高まる
    立てたスケジュールを現実的に実行するための段取り力・見積もり力が向上する。
  • 業務効率よりも成果効率を意識できる
    作業量をこなすのではなく、最小の時間で最大の成果を出す思考・行動が身につく。

組織への波及効果

  • チーム内での時間感覚・スケジュール感が揃う
    計画を共有する文化が生まれ、業務のズレ・ムリ・モレが減る。
  • “忙しい”が口癖の職場から、“成果を出す”が共通言語の職場へ
    時間を「奪い合う」状態から、「価値ある使い方」を話せる組織風土に変わる。
  • 業務の属人化やタスクのブラックボックス化を防げる
    タスクやスケジュールの見える化が進み、誰が・いつ・何をしているかが共有されやすくなる。
  • メンバーが「指示待ち」から「自律型」へ変化
    自身でスケジュールを立て、主体的に動ける人材が増え、マネジメントコストが軽減される。

この研修が選ばれる理由

貴社の課題解決に貢献する、本研修ならではの強みをご紹介。

3つの特長

  • 戦略的タイムマネジメント思考の獲得

    時間を単なる作業のための資源ではなく、「成果を最大化する投資」として捉える視点を養います。業務を戦略的に設計できる力を身につけます。

  • 明日から実践できるスキル定着

    タスク整理・優先順位づけ・時間ブロック化などをワークと解説を通して習得。自分の業務に即した実行可能なスケジュール設計力が身につきます。

  • 習慣化とチームの時間共有文化づくり

    振り返りフォーマットや共有ルールを通じて、受講後も行動定着を支援。チーム全体の時間感覚を揃え、生産性の高い組織づくりに貢献します。

カリキュラム

具体的な学習項目と研修の流れをご紹介します。

テーマ 内容
1. 現状把握と意識改革

なぜ時間管理が必要なのか、自分の課題は何かを明らかにする

  • 企業が生産性向上、業務効率化を図る意図と自身へもたらされること
  • 時間の使い方チェックシートを活用した自己診断
  • 生産性とは、タイムマネジメントとは
  • タスク管理の必要性
2. スキル習得と戦略設計

タスクの整理・優先づけ・スケジューリングを自ら設計できるようになる

【ワーク①】学園祭ワークで“計画と段取り”の本質を体感
  • タスクの洗い出し/工数の見積もり/優先順位づけ/スケジューリング
  • 個人だけでなくチームで時間を使う難しさ・楽しさを学ぶ
成果を生むタスク設計力の習得
  • タスク分解とゴール設計
  • 業務の「やる・やらない・任せる・仕組みにする」の分類整理
時間のブロック化と行動計画の立て方
  • 1日/1週間単位の時間ブロック設計
  • 予定通りにいかない前提で考える“柔軟な計画思考”
3. 実践計画と行動変容の定着

(実際の業務に即した振り返りと翌週への行動計画を完成させる)

【ワーク②】先週の業務の振り返りとボトルネック分析
  • できた・できなかっただけでなく、「なぜ?」を振り返る習慣を養う
  • 改善点を抽出し、「やめること」「変えること」「続けること」を整理
【ワーク③】来週の業務計画を立てる(時間への落とし込み)
  • 実務ベースでの1週間スケジューリング
  • 優先タスクの明確化と時間ブロックへの反映
実行に向けたアクションプラン作成と共有
  • 習慣化のためのルール決め(例:毎週●曜日に振り返る/朝に時間をブロック)
  • チーム内共有の仕組みづくり:時間の見える化/巻き込みの工夫

研修の監修者

経験豊富な専門家が研修プログラムを監修しています。

浅井 隆志
この研修の監修者

浅井 隆志 - 株式会社PDCAの学校 代表取締役社長

高卒建具職人から現場監督で下積みをする。法人営業、不動産営業、注文住宅営業で経験を積み、営業統括ポジションにて、自社の採用、定着施策、教育、評価制度などを整備。営業戦略にも従事し会社をスケールさせる。

実績を元に営業戦略のコンサルタントとして33歳で起業。全国商工会議所で講演やセミナーを従事する傍ら、中小企業の経営者から社員教育の相談を数多くいただくことをきっかけに社員教育事業を発足させる。

開発した新入社員研修では2.2%の離職率を実現。コンサルティングではコロナ禍でも粗利を昨対比128%など目標達成指導のエキスパートとして一部上場大手から中小企業まで幅広く戦力化に貢献。現在では4法人を経営。

2010年3月に営業・マーケティングのコンサルタントとして創業。出版を期に講演、企業研修依頼が増え法人化。新卒を中心にした企業つくりで現在11期目。現在5社の法人経営。経営者ながらあくまでも現場主義にこだわり、企業研修や営業コンサルティングに従事。

研修費用

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