「SEO研修を実施するとどんな効果があるの?」「おすすめのSEO研修を知りたい」
このような疑問を抱えている経営者や人事担当者も多いのではないでしょうか。
この記事では、SEO研修の効果やカリキュラム例、おすすめのSEO研修について紹介していきます。SEO研修の実施を検討している方は、ぜひご一読ください。
この記事でわかること
- SEO研修の効果
- SEO研修のカリキュラム例
- おすすめのSEO研修
SEO研修を実施することで、将来的にSEOを内製化できる可能性が高まります。そのためには、SEO研修の内容や講師の質が重要です。しかし、数ある研修会社の中から、質の高い研修を選ぶのは難しいでしょう。
キーセッションでは、良質かつ貴社の目的・予算に応じた研修会社をご提案します。相談は無料なので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
SEO研修とは
SEO研修とは、検索エンジンの最適化を図るSEOについて学べる研修です。
そもそもSEOとは、「Search Engine Optimization」の略語で、WEBマーケティング手法の一つです。SEOの目的は、狙ったキーワードで検索されたときに、自社のコンテンツを検索結果の上位に表示させることです。
現代において、SEOは企業に欠かせない戦略といえます。
なぜなら、効果的なSEOが実施できれば自然検索からの流入が増え、広告費を抑えて自社のコンテンツをより多くのユーザーに届けられるからです。
「自社でSEO対策をしたいが方法がわからない」「自社サイトの検索順位が上がらない」などの悩みを抱えている企業において、SEO研修は必須の研修といえます。
SEO研修の目的・効果
SEO研修の目的・効果は以下の4点です。
- SEOを内製化しやすい
- 最新のSEOの動向を学べる
- 難易度が高いSEOを実践的に学べる
- 誤った知識の学習を防げる
それぞれ解説していきます。
SEOを内製化しやすい
SEO研修の目的は、将来SEOを内製化しやすくすることです。
本来、SEO対策をするのであれば、SEOの専門業者に依頼するのが一般的です。専門業者に依頼した場合は、最低でも月10万円程度は見ておく必要があります。SEOで成果が出るのは1年近くかかる場合もあるため、中長期で予算確保が必要になります。
しかし、SEOを内製化できれば、外注費をかける必要がありません。その費用を他のマーケティング施策などに回せるため、予算を効率的に利用できます。
最新のSEOの動向を学べる
SEO研修の目的として、最新のSEOの動向を学ぶことも挙げられます。
Googleの検索順位のアルゴリズムは、年に数回コアアップデートされる傾向にあります。コアアップデートは不定期で実施され、検索順位に大きな影響を与えます。そのため、SEOで上位表示を狙うには、常に最新の情報をチェックし、コアアップデートへ備えなければなりません。
SEO研修を実施することで、SEOの専門家から最新の情報や知見を得られ、手間や時間を省けます。
難易度が高いSEOを実践的に学べる
SEO研修では、難易度が高いSEOを実践的に学べます。
SEO対策をするには、専門的かつ幅広い知識が求められます。キーワード戦略やライティング、内部対策一つをとっても、それだけで1冊の本が書けてしまうほどの情報量と奥深さがあります。一定レベルのSEO対策が取れるようになるまでには、ある程度の時間や経験、予算が必要です。
仮に初心者が独学で学ぼうとすると、何からはじめればいいのか、何が効果的なSEO対策なのかがわからず、いたずらに時間と予算が費やされてしまう可能性が高いです。
そのため、SEO研修でそれらの知識を効率的に学べるのは、大きなメリットといえます。
誤った知識の学習を防げる
SEO研修を実施することで、誤った知識の学習を防ぐ効果も期待できます。
独学でSEOを習得する際にネットで情報を収集すると、誤った知識が含まれている場合があります。たとえば、「とにかく内部リンクを貼ればいい」「不自然な文章になったとしても、キーワードを盛り込む」「質よりも量を重視して、コンテンツを量産する」などです。
こうした誤った知識を鵜呑みにして実践してしまうと、SEO対策を取ったつもりが逆効果になってしまいます。場合によってはペナルティの対象になってしまうこともあるでしょう。
SEO研修であれば、そうした誤った情報を取り扱うことはなく、今の時代に即した適切な情報を得られます。
【補足】スクールや講座でのSEO習得は難しい
補足ですが、スクールや講座でのSEO習得は難しいと考えられます。
スクールや講座では、数回から数十回に分けて講義が進められるのが一般的です。そのため、SEOの習得まで時間がかかり、通常業務と並行してSEOを習得するのは困難でしょう。
また、スクールや講座は、個人プレーヤーを想定していることが多いため、企業のSEO担当に求められるスキルや知識が得られにくいデメリットがあります。
研修であれば、短期集中で企業のSEO担当者に必要な情報だけを提供してくれるので、効率的なSEOの習得が期待できます。
SEO研修のカリキュラム例
SEO研修のカリキュラム例は、以下の通りです。
<対象者のレベル>
初心者〜中級者
<ゴール設定>
- SEOの基礎や概念を理解する
- 戦略考案からコンバージョンまでの定石を把握する
- 実際にSEOコンテンツを作成できる
主要なテーマ | 内容 |
---|---|
SEOの基礎と概論 | SEOとは?
SEOの歴史的背景と目的 アルゴリズムの挙動と仕組み 現在のSEOにおける情勢 |
コンテンツの上位表示 | SEOライクなコンテンツ
E-A-Tの重要性 表示難易度 SEOライティング リスティング広告との棲み分け |
キーワード対策 | キーワード選定
ビッグキーワードでの上位表示 ロングテール戦略 関連キーワードとLSI キーワード接触機会 |
サイト設計 | SEOライクなサイト設計
リンク対策 ドメインパワーの重要性 |
WEBデザイン | ユーザビリティの向上
SEOコーディング |
SEOにおける効果測定 | Googleアナリティクス運用
外部ツールの利用 サーチコンソールの運用 |
おすすめのSEO研修
おすすめのSEO研修は、下記の2つです。
- すぐに実践できる改善策で検索順位アップSEO研修
- 外部要因を改善して順位を上げるSEO研修
それぞれの研修の内容について紹介します。
「すぐに実践できる改善策で検索順位アップSEO研修」一般社団法人全日本SEO協会
一般社団法人全日本SEO協会のSEO研修は、すでにSEOの基礎知識があるうえで、すぐに効果の出る施策を知りたい企業向けの研修です。「SEOをはじめたけれど効果が出ていない」「自社サイトのどこが良くないのかわからない」などの悩みがある方におすすめです。
ベースとなるカリキュラムは以下の通りです。
【研修カリキュラム内容:日数/2時間】
- 見込み客が検索する人気キーワードの見つけ方
- 内部対策1(技術要因の改善方法)
2時間のカリキュラムでは、Googleが発表している公式情報だけでなく、講師がこれまでに培ってきたSEOのノウハウも学べます。講師がこれまでにクライアント企業にアドバイスを行い、成功した事例を教えてくれるので、自社サイトの順位向上や社員のSEOのスキルアップに役立つでしょう。
一般社団法人全日本SEO協会は、Web集客の基礎知識を身につけて業績を伸ばしたい企業のために研修サービスを提供しています。研修を導入する企業のニーズに合わせ、カリキュラムをフルカスタマイズして研修を行うので、企業の課題や受講者のレベルに合った効果の高い研修を受講できます。
研修の受講後にはSEO検定4級から1級までの検定試験に合格しやすくなり、資格取得も可能です。SEO検定の級取得により、受講者のスキルを客観的に測定でき、また受講者のモチベーションも高められます。
「外部要因を改善して順位を上げるSEO研修」一般社団法人全日本SEO協会
こちらの研修は、以下を対象者としたより高度なSEOを学びたい方向けの研修です。
- SEO中級者〜上級者
- ウェブ担当者
- 経営者
- コンサルタント
短期間で他者のサイトからリンクを張ってもらうノウハウが知りたい、SNSやYouTubeの活用が重要なことは知っているが、具体的にどこから何をすれば効果が出るのかが知りたい、といった悩みがある方におすすめの研修です。
基本のカリキュラムは、次の通りです。
【研修カリキュラム内容:日数/2時間】
- 外部対策1(被リンク獲得方法)
- Googleの被リンクに対する方針
- Googleに評価される被リンク獲得方法
- 外部対策2(ソーシャルメディアの活用方法)
- SEO効果を出すことが出来るSNSの種類と運用方法
- SEO効果を出すためのYouTube動画の制作方法と運用方法
こちらの研修では、SEO対策のキモである被リンク獲得対策と、SEOの成功を加速するSNSやYouTubeの活用方法などがカリキュラムに含まれています。より高度なSEO対策を学ぶことで、自社サイトやクライアントのサイトをGoogleで上位表示させるための具体的な方法を習得できます。
研修の内容自体は高度なものとなりますが、実際の成功事例を踏まえた具体的な研修となるため、受講者にとっては、比較的イメージのつかみやすい研修といえるでしょう。
SEO対策のキモである被リンク獲得対策と、SEOの成功を加速するSNSやYouTube活用が必要だということはわかっているが、具体的な手順を知りたいという方のための研修をご用意しました。実際に講師がこれまでクライアント企業にアドバイスをして成功した事例をノウハウ化して解説します。
SEO研修の対象者
SEO研修の対象者は、下記の通りです。
- Webマーケティングの担当者
- Webサイトの企画・運営の担当者
- Webコンサルティングを行う方
その他、新入社員から管理職まで、SEOの知識が必要な方にも役立ちます。
SEOは奥が深い世界なので、初心者歓迎の初級編・入門編から専門的な知識を得られる中級編・上級編まで、内容は多岐にわたります。そのため、SEO研修の効果を最大化するには、受講者のレベルに合った研修を導入することが大切です。受講者のレベルを把握したうえで、レベルに合った研修を導入しましょう。
「社員のSEOスキルのレベルがどれくらいなのかわからない」「どの研修を導入すればよいのかわからない」などの不安がある場合は、研修会社に気軽に相談してください。
SEOを内製化するメリット
SEOを内製化するメリットは、下記の5つです。
- 永続的に集客できる
- 社内でナレッジを蓄積できる
- 広告費を削減できる
- MEOにもよい影響が出る
- SEO業者に委託するリスクが軽減される
SEO研修を実施すると、将来SEOを内製化できる可能性が高まります。実際にSEOを内製化できると、企業にとってどのようなメリットがあるのかを紹介していきます。
半永続的に集客できる
SEOを内製化するメリットとして、半永続的に集客できることが挙げられます。
SEOを外注に委託していると、予算がなくなり次第、SEO対策ができなくなってしまいます。しかし、SEOを内製化することで、予算をかけることなく自社のペースでSEO対策を実施でき、永続的な集客につなげられます。
社内でナレッジを蓄積できる
社内でナレッジを蓄積できることもSEO内製化のメリットの一つです。
SEOを外注した場合は、自社で時間と手間をかけることなくSEO対策を行い、その成果を共有してもらえます。しかし、SEOの具体的な戦略や知識までを習得するのは難しいでしょう。
また、短期的なノウハウに特化した業者の場合、アルゴリズムアップデートの影響ですべてが無に帰す可能性も0ではありません。自社にノウハウもない場合、外注先のスキルとコミット度合い次第では回復しきれず、大きな事業上のダメージを負うことになりかねません。
一方、SEO研修を実施して自社でSEOを内製化できれば、日々多くのナレッジが蓄積されていくことになります。仮にアップデートで一時的に順位が下がったとしても、それまで培った基礎の考え方をもとに、新たなアルゴリズムへの対策も検討できます。
また、外注でかかるはずだった費用も、人材の採用や社内の設備投資などの別の用途に使えるのです。
広告費を削減できる
また、広告費用を削減できることも大きなメリットです。
SEO研修を通して正しいSEO対策ができれば、自社サイトのコンテンツは検索結果に上位表示されます。リスティング広告を使用せずに上位表示されるため、その分の広告費を削減できることになります。
MEOにもよい影響が出る
MEOとは、「Map Engine Optimization(マップ検索エンジン最適化)」の略称で、Googleマップなどの地図エンジンの検索結果で上位表示されることです。SEO「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の地図バージョンと考えるとわかりやすいでしょう。
SEOとMEOは相互に影響するため、SEOで検索順位が上がるとMEOにも影響が出る可能性があります。とくに飲食店や美容院など実店舗がある企業は、MEOによる集客効果が大きく期待できます。
SEO業者に委託するリスクが軽減される
SEOを内製化するメリットとして、SEO業者に委託するリスクが軽減される点が挙げられます。
SEO業者の中には、プロフェッショナルといいながら、スキルやノウハウが不十分であり、なかなか成果が出にくい業者もあります。そのような業者に依頼してしまうと、外注費がかさんでしまうだけでなく、時間もコミュニケーションコストもかかってしまうことになります。
SEO研修を実施して自社でSEOを行うことで、このようなリスクを軽減できます。
SEOはWebマーケティング研修で包括的に学ぶのもおすすめ
SEOを学ぶなら、Webマーケティング研修で包括的に学ぶのもおすすめです。なぜなら、Webマーケティングというくくりで学んだほうが効率的なケースも多いからです。
また商材によっては、顧客が検索利用をしないためSEOを実施しても流入インパクトが小さい場合もあります。
WebマーケティングはSEOをはじめ、広告運用やデータ分析などを包括します。そしてそのいずれもが、コンバージョンに直結する重要な知識です。
つまりWebマーケティング研修なら、SEOのみならず各分野のナレッジを学習できます。もちろん「ピンポイントでSEOを学びたい」ケースもありますが、そうでないならWebマーケティング自体を学ぶ方向に切り替えることも検討してみてください。
SEO研修についてよくある質問
SEO研修についてよくある質問は、以下の3つです。
- SEO研修の費用はどのくらいですか?
- SEO初心者対象の研修はスキルや知識がなくても大丈夫ですか?
- SEO研修を選ぶ際にはどのような点に注意するといいですか?
それぞれの質問とその回答を紹介していきます。
SEO研修の費用はどのくらいですか?
SEO研修の費用は、研修の内容によって異なります。この記事で紹介しているSEO研修の費用は、下記の通りです。
- すぐに実践できる改善策で検索順位アップSEO研修:15万円
- 外部要因を改善して順位を上げるSEO研修:15万円
費用は研修会社やプラン、受講人数によって異なります。また、上記の2つの研修はオンラインのみでの開催ですが、オフラインの研修や初回講座を無料で受けられる研修などもあります。自社に合った研修を選ぶようにしましょう。
SEO初心者対象の研修はスキルや知識がなくても大丈夫ですか?
SEO初心者対象の研修は、SEOに関するスキルや知識がなくても大丈夫です。しかし、基礎的な情報を理解してから研修に臨むと、研修内容の理解が深まるだけでなく、より知識の定着を図りやすくなります。
SEO研修を選ぶ際にはどのような点に注意するといいですか?
SEO研修を選ぶ際には、まず自社の研修の対象者や目的と合致しているか確認しましょう。自社の従業員がSEO初心者であるにもかかわらず、中級レベル以上の研修を選択してしまっては、思うような効果は得られないばかりか、予算と時間の浪費につながりかねません。
そうしたことのないよう、まずは自社の従業員のレベル感を把握することが重要です。そのうえで、研修内容を吟味したり、研修に最新のSEO対策が盛り込まれているかどうかを確認したりするようにしましょう。
SEO研修を実施してSEOを内製化しよう
SEO研修を実施することで、外注で必要以上の予算をかけることなく、将来的にSEOを内製化できる可能性が高まります。
SEOの内製化を実現するためには、SEO研修の内容や講師の質が重要です。しかし、数ある研修会社の中から、自社に適した質の高い研修を選ぶのは難しいでしょう。
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