企業研修の総合メディアのキーセッションでは、講演会で講師として活躍する方の魅力をお伝えすべく取材を行っています。
今回は、コンサルタント・講演家として活動されているりり〜郷さんにお話を伺いました。
目次
講演を行っているテーマを教えてください。
『組織で〝自分らしく〟生きる』をテーマに、「組織」と「自分らしく」が両立するクリエイティブな集団への変貌を「参加者みなさんと創る」講義を行っています。参加者が「もっと自分らしい仕事や働き方」に気づけることが究極の成果です。
講演を始めたきっかけや背景を教えてください。
経営コンサルタントとして「会社をいかに動かすか」に心を砕き、ベトナム人留学生を対象とした就活支援講座で「語らせる講義」を実践してきました。日本語を母国語としない留学生に、自己アピールや起業提案などのプレゼン力を強化し、最終的に「社長まちがってます!」と言える人とすることを目指しました。
これらの経験をベースに、マイノリティである私自身がもがいてきた「組織で自分らしく生きる」を研修テーマにしました。
他の講師の方にはない、自分の講演ならではの特徴や強みを教えてください。
参加者にはできるだけ語ってもらう「語らせる講義」です。自分を知り、他者を知り、心を開いていただくのが講義のねらいです。心を開いた人は、組織に影響を与えます。そして、組織内にその理解者が広がり、人を認め合えるチームワークが生まれてくるはずです。
講演を通じて伝えたいメッセージや講演における目標は何ですか?
講義で「自分らしさ」とは何か、見えている自分と見えていない自分、自分を組織で活かす術、自分らしさを活かし合える組織の特徴、そして社員や顧客へのメリットや経営への効果をお伝えしています。
参加者に「自分らしくなろうとした経験」を伺い「〝ジョハリの窓〟や〝20答法〟で自分を知る演習」「会社のジョハリの窓分析」「有能だが埋もれている社員への助言演習」を通じて、「もっと自分らしい仕事」「副業や夢」に気づけるよう働きかけます。組織のあり方も再考するきっかけにもしてほしいです。
講演の内容やテーマを決める際の工程はどのようにしていますか?
この参加型講義の最適人数は20〜30人です。講義に先立ち、貴社の組織体制と制度(育休消化、チャレンジ、副業許可・ダブルワーク奨励など)を伺います。人事面で課題と感じていることも伺えれば幸いです。
講演を聴いた方との印象深いエピソードやうれしかった反響を教えてください。
18期300人以上に実施したベトナム人留学生講義では、最初は日本語も下手で、恥ずかしがり屋の参加者ばかりでした。ところが、回を追うごとに話しだし、最後の発表で堂々とプレゼンする姿に感動しました。ベトナムの「先生の日」にプレゼントを頂いたことも幾度かあります(ベトナムでは先生は貧乏なのです)。
最後に、講演を依頼しようか迷っている方や参加を検討している方に、メッセージをお願いします。
私はトランスジェンダーという「ほんとうの自分」を知ることで素直になれました。心の中にあった壁が崩れ、自分らしく生きて社会のためになろうとする「落ちつきどころ」を発見しました。ひとりでも多くの人に「自分らしさ」に気づいてもらい、会社(すなわち社会への窓)で生き生きと働いてほしいです。どうぞご検討ください。
りり〜郷(本名:郷好文)さんの基本情報
経営コンサルタント歴10年、中小企業診断士資格(更新休止中)、業務改革や新商品開発プロジェクトを運営。ライター歴20年弱、名医の生涯『ドクターの肖像』を10年120人連載継続。IT media等各種媒体で執筆経験豊富。ベトナム人留学生就活支援講座の講師として、日本語対話力を向上させる講義を10年300名に実施。トランスジェンダー(診断書有)として自分らしく生きている。
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