近年、心の健康の大切さが叫ばれているますが、企業でもメンタルヘルスケアに関する取り組みが求められています。
従業員の心身が健康でなければ良い仕事もできず、対処を怠ると企業が成り立たなくなってしまいます。
誰もが働きやすい環境を作り、積極的にメンタルヘルス研修をおこない知識を深め対応をすすめましょう。

メンタルヘルスとは

「メンタルヘルス」とは、日本語で「心の健康」という意味です。精神的な病を指す用語と混同されることが多いですが、本来は家庭・職場・社会の中でイキイキと活動できる、前向きな精神状態をメンタルヘルスと言います。
近年多くの職場で増加傾向にある、うつ病をはじめとする精神疾患。企業が普段から取り組むべきことは、病についての正しい理解を促す活動と、社員のストレス状態に気を配った、メンタルヘルス不調を予防する職場づくりです。そして、心の健康に不安がある社員に対しては、適切なケアや職場復帰支援を行うなど、企業が担うメンタルヘルス対策の役割は年々幅広くなっています。

ポジティブなメンタルヘルスにより、人々は次のことができます。
潜在能力を最大限に引き出す・人生のストレスに対処する・生産的に働く・コミュニティに有意義な貢献をする
《出典》 メンタルヘルスとは? - MentalHealth.gov


メンタルヘルスが重要視されている理由

メンタルヘルス対策が注目されいてる理由には3つあります。これは企業だけの問題ではなく、社会全体で考えるべきことと思われるかもしれませんが、身近なところから対策をしていくことが重要です。

自殺者の増加

厚生労働省の調べでは、10代から30代における死亡原因の第3位までに自殺が入っています。
若年層の自殺は年々増えており、社会問題となっています。家庭や学校、職場などの身近な環境を整えることが早急に必要とされています。

参考:死因順位別にみた年齢階級・性別死亡数・死亡率(人口10万対)・構成割合



メンタル不調者の顕在化

ひと昔前はメンタル不調を隠す傾向にありましたが、現在ではうつ病などを公表する人が増えました。それだけ珍しい病気ではなくなったということです。

現在働いている社員がうつ病になるかもしれません。これから入社予定の新人社員がうつ病経験者かもしれません。

メンタル不調を抱えていても働ける社会作りが、これからの課題になっていきます。

ストレスチェック制度

2015年12月から50名以上の従業員がいる事業所では、ストレスチェック制度導入が義務化されました。

従業員のストレス状態を把握し、職場環境の改善をすることが必要と国が推進しているのです。

49名以下の企業は努力義務のため、ストレスチェック制度を導入する必要はありませんが、従業員の心の健康を考えるのであれば、他の方法でメンタルヘルス対策を講じるのが好ましいと考えられています。

企業が抱える悩み

・メンタルヘルス不調の予防をしたいが、具体的に何をすればいいのかわからない
・社員に自らのストレスと向き合う方法を周知し、メンタルヘルス不調を未然に防ぎたい
・管理職に、部下のストレス状態へ目を配り把握することの重要性を認識させたい
・ストレスや心の病を発生させない職場づくりとはどういうものなのかを知りたい
・メンタルヘルスに不安を持つ社員に対して、適切な言葉がけや対応の方法を学びたい

メンタル不調がもたらす企業への悪影響


社員の心の健康が保たれないと、どのような影響があるのでしょうか。想像しているよりも深刻な事態となる可能性があります。

生産力の低下

メンタル不調をきたす人の特徴に、几帳面、責任感があるというのがあります。この特徴を持っている社員は、責任のある立場にいたり、仕事に対してとても真摯に向き合っていることが想像できると思います。

そのような人材がメンタル不調で第一線から抜けると、生産性が低下し業績に影響を与え兼ねません。
優秀な社員を守ることも企業の大切な役割です。

人材不足

メンタル不調が悪化すると、休職しなければならない状況になることが考えられます。
心の回復は『いつまで』という予測が立ちにくく、復職までに数か月から1年かかる場合もあります。

どの業界も人材不足が問題となっている中で、頼りになる社員が抜けるのはとても大きな痛手になるはずです。

訴訟問題

メンタル不調により退職を余儀なくされた場合、その理由が過重労働や人間関係など、職場環境にあると判断されるケースがあります。
その場合、訴訟問題に発展することがあります。
裁判になると、例え誤解だとしても企業にとっては大損害となります。それは避けなければなりません。

職場では、人の精神的健康には、身体的健康の問題と同じプライバシーと保護が必要です。
《出典》 職場でのメンタルヘルス用語 - University of Wisconsin–Madison


研修の目的

メンタルヘルス研修では、以下の2つの側面からメンタルヘルス対策について学びます。

・社員の精神的な不調を日頃から予防する取り組み
・精神的な病の事例が発生したときの適切な対応方法

ストレスを感じる要因は、人間関係・業務内容・ハラスメントなど人によって様々です。研修を通して、定期的に職場の現状を見直し、誰もが働きやすい環境かどうかチェックすることが重要です。また、社員が万が一精神的に不調な状態に陥ったとき、周囲がとるべき対応をしっかり周知する意味でも、メンタルヘルス研修が有効です。

【2023年】職場で起こりえるハラスメントの種類と対策方法
【2023年】職場で起こりえるハラスメントの種類と対策方法

職場にハラスメントが起きている状態は社員・企業の両方にとって非常に不健康な状態です。本人に自覚がない場合でもハラスメント認定されるケースが増えているため、社員を加害者にさせないためにハラスメントへの理解を深める教育が必要です。

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対象者別に見る研修の重要性

厚生労働省の令和2年の調査によると、仕事に対してストレスを感じている労働者の割合は54.2%。その理由は「仕事の量・質」が 56.7%と最も多く、次いで「仕事の失敗、責任の発生等」が 35.0%、「対人関係」が 27.0%となっています。
労働安全衛生調査のグラフデータ

(参考:令和2年労働安全衛生調査(実態調査)概況12ページより)

ストレスの要因が多様化する現代、定型的なメンタルヘルス研修では効果は見込めません。社員の階層や業種ごとに、対象者が持つ課題に沿った内容で研修を実施することが重要です。

一般従業員向け

現場の最前線で活躍する一般従業員は、顧客や取引先と接する機会も多く、ストレスが溜まりやすい環境にあります。一方で、忙しさのあまりストレス状態を我慢してしまい、心身共に重篤な状態になってからメンタルヘルス不調が明らかになる場合も少なくありません。そんな一般従業員向けの研修では、以下の内容を学びます。

・そもそもストレスとはどういうものかを理解する
・ストレス状態に陥ったときのセルフケア方法
・上司や同僚と上手に付き合うためのコミュニケーション方法
・メンタルヘルス不調のサインを見逃さないための知識

個人の価値観が多様化する中で、ストレスを感じる要因も一括りにはできない時代です。自分自身がストレスを受けない、人にストレスを与えないために、メンタルヘルスケアの重要性を基礎から学ぶことが重要です。

管理職向け

チームを指揮する管理職は、業務の進捗状況だけでなく、部下の心身両面の健康状態にも気を配り、仕事が円滑に進むようサポートすることが求められます。ただ、中には業務の結果のみを重視し、個人のケアが後回しになっている職場も多いのが現状です。

・部下のメンタルヘルス不調に気付くには
・チームメンバーが精神的に安定して働ける職場づくりとは
・部下との前向きな関係性づくりに重要なこと

管理職向けの研修では、これらの内容を学んでメンタルヘルス対策の具体的な手法を身につけます。部下と良いコミュニケーションがとれていれば、小さなことも相談しやすい雰囲気が生まれ、メンタル面での異変にいち早く気付くことにつながります。

介護・医療業界向け

介護・医療業界は命を預かる職業であることから、新入社員のうちから責任が重く、大きなストレスを感じやすい仕事です。勤務体系や業務内容の特殊さ・厳しさも一般企業とは異なるため、それぞれの現場の課題に合わせたメンタルヘルス対策を講じる必要があります。

【現場の社員に対する研修】
・自身の物事のとらえ方の傾向を知り、メンタルヘルス不調を防ぐ
・ストレスを感じたときの考え方、対処法
【管理職に対する研修】
・部下からメンタルヘルスに関する相談を受けたら
・施設利用者、患者などによるハラスメントのサポート体制構築

社員や管理職の一人ひとりがメンタルヘルス対策の基本を理解し、適切な対処法を知ることが働きやすい職場づくりに役立ちます。

研修のカリキュラム例

● 対象者
チームや組織のメンタル問題への対処を求められる、中堅~管理職の社員

● 目指すゴール
1.メンタルヘルスの基礎知識の習得(セルフケア・ラインケア)
2.後輩・部下の業務管理とコミュニケーション手法を学ぶ
3.実際の現場でメンタルヘルスケアを実践するきっかけを得る

導入 ◆現代社会のメンタルヘルス問題
◆ワーク:自分の物事の捉え方について傾向を知る
⇒認知行動療法に基づく5つの傾向
1)0か100かで判断する
2)議論を一般化する
3)マイナス思考
4)すべき思考
5)レッテル貼り
メンタルヘルスケアの基礎知識 ◆セルフケア編
・職場に存在する様々なストレス要因
・ストレスと適切に向き合うには
◆ラインケア編
・メンタルヘルスケアに関する法令・制度を知る
・メンタル不調の兆候をとらえるには
メンタル不調を防ぐ職場づくり ◆後輩・部下の業務管理
・進捗管理と問題点の指摘方法
・業務過多になっていないかチェックする
◆ハラスメントの予防と対処
・自身が加害者とならないために重要な考え方
・ハラスメントの報告を受けたときの対処法
まとめ ◆誰もが安心して働ける職場にするために
・後輩や部下の承認欲求を満たす言葉がけをしよう
・ポジティブな言葉づかいをしよう

研修のラインナップ

基礎知識とセルフケア手法を習得するメンタルヘルス研修「株式会社ノビテク」


株式会社ノビテクのメンタルヘルス研修は、メンタルヘルスに関する基礎知識とセルフケア手法を学ぶことができます。対象者は管理職、若手社員、中堅社員、新入社員で、幅広い階層の方が受講できます。

研修は、以下のようなカリキュラムで行われます。

1.はじめに
2.メンタルヘルスの基礎知識を得る
3.メンタル不全について考える
4.セルフケアの方法について
5.私たちにできること
6.まとめ

講義でメンタルヘルスに関する知識を学び、ワークで理解を深める流れとなっています。盛りだくさんの内容ですが、研修の実施時間は約3時間なので、ビジネスパーソンに必要なメンタルヘルスの知識を効率良く身につけることができます。

株式会社ノビテクは、研修を通じて基本的な方法を学んだ受講者が、うまくやり遂げるためにどうすれば良いのか自分で思考できるように導く研修を主催しています。講義とワークを組み合わせ、受講者が自ら考えて行動する実践的な研修により、眠くなりにくく記憶に残りやすいプログラムが好評です。

株式会社ノビテク
心の健康に関する基礎知識とセルフケア手法を習得するメンタルヘルス研修 - 株式会社ノビテク

メンタルヘルス(心の健康)に関する基礎知識とセルフケア手法を習得することを目指す研修です。


研修プランを表示

社員がメンタルヘルスの不調を引き起こさない職場づくりを実現する「アチーブメントHRソリューションズ株式会社」

アチーブメントHRソリューションズ株式会社のメンタルヘルス研修は、管理職向けの内容です。管理職として、社員のメンタルヘルスが不調に陥らないようにする方法を身につけることができます。

研修では、以下のような内容を学びます。
・職場におけるメンタルヘルス対策
・管理職として求められる役割
・ストレスのメカニズムと対処方法
・部下への関わり方
・信頼される管理職のコミュニケーション術
研修を通じて、管理職に求められる役割を理解するとともに、部下のセルフケア能力向上を支援する方法も学ぶことができます。

アチーブメントHRソリューションズ株式会社は、社員研修事業(人づくり支援)と組織開発コンサルティング事業(組織づくり支援)の2つを軸とする企業です。階層別・テーマ別に多岐にわたる研修を開催しており、メンタルヘルスに関する研修では、メンタルヘルス研修のほか、ストレスマネジメント研修やマインドフルネス研修を主催しています。(参照:アチーブメントHRソリューションズ株式会社)

職場におけるメンタルヘルスマネジメントラインケア基礎編「ウェルネクスト株式会社」

ウェルネクスト株式会社では、管理職を対象としたメンタルヘルスマネジメント研修を行っています。部下のメンタルヘルスの問題に対する適切なアプローチや、部下のストレスを低減させて生産性を高める方法を学べる、ラインケア研修です。
研修は2時間(3時間の半日コース、6時間の1日コースも可能です)で、主にセルフケアとラインケアの2つに分けて学びます。まずは心の病やストレスの基礎知識、自分の心の不調に対応する方法などセルフケアに関する知識を学び、管理職として押さえておくべき関連法規や部下を心の病から守る方法などラインケアの方法を学びます。

ウェルネクスト株式会社は、健康管理促進事業、福利厚生促進事業、能力開発促進事業を行う企業です。ビジネス経験とメンタルヘルスケアの専門知識を兼ね備えた講師による研修を主催しています。(参照:ウェルネクスト株式会社)

現場での実践力を高める管理職向けメンタルヘルス研修「株式会社メンタルグロウ」

株式会社メンタルグロウでは、管理職向けのメンタルヘルス研修を主催しています。対象者は管理者やリーダーで、現場に合わせた形で学ぶため、現場での実践力を高めることができます。
研修では以下のような内容を学び、身につけることができます。
・メンタルヘルスの基礎知識
・ストレスに関する知識と対処法
・問題のシグナルの早期発見・早期対応
・メンタル不全者を職場から出さないための知識とスキル
・職場復帰した部下への対応
・社内コミュニケーションの活性化
・部下のメンタルタフネス向上

株式会社メンタルグロウは、メンタルヘルスコンサルティング事業やスクール運営事業、企業研修事業などを行う企業です。オーダーメイドのプログラムにこだわり、企業の現状や悩み、抱えているリスクにアプローチする研修を主催しています。(参照:株式会社メンタルグロウ)

職場でメンタルヘルス不調者を出さないためのメンタルヘルス研修「一般社団法人安全衛生マネジメント協会」

一般社団法人安全衛生マネジメント協会では、管理職向けのメンタルヘルス研修を主催しています。1日(5時間)のプログラムで、管理職や職場のリーダー、職場復帰支援担当者、ストレスチェック担当者などにおすすめです。

研修では、以下のような内容を学びます。
Ⅰ.メンタルヘルスケアの意義
Ⅱ.ストレスの理解とセルフケア
Ⅲ.メンタル不調者の対応とラインケア
Ⅳ.職場復帰における支援の進め方
Ⅴ.職場の環境改善への取り組み
また、メンタルヘルスケアに関する無料のWeb教材がホームページで見られます。

一般社団法人安全衛生マネジメント協会は、事業所が従業員に対して行う安全衛生教育・特別教育を、事業者に代わって実施するために設立された組織です。メンタルヘルス研修やパワハラ防止研修だけでなく、安全衛生推進者養成講習や低圧電気取扱業務特別教育など、職場の安全に関する多岐にわたる研修を主催しています。(参照:一般社団法人安全衛生マネジメント協会)

メンタルヘルス問題から会社を守るために!メンタルヘルス研修「株式会社ブルーコンシャス」

株式会社ブルーコンシャスでは、メンタルヘルス問題に対応するための研修を複数主催しています。メンタルヘルス研修やハラスメント研修、レジリエンス研修などです。
メンタルヘルス研修は、ラインケアとセルフケアの2種類の研修に分かれています。ラインケア研修では、ストレスが起こる原因を学び、部下の様子がいつもと違うことに気づくためのポイントや、悩んでいる部下への対応方法などを身につけることができます。
セルフケア研修は、従業員がメンタルヘルスについての基本を理解し、自分のストレスに気づき、解消できるようになることが目的です。自分では対処できない大きなストレスがかかったとき、注目すべきポイントは何か、誰にどのようなポイントで相談したら良いのかなどを学べます。

株式会社ブルーコンシャスは、講演会・セミナー・研修実施、対面カウンセリング(法人向け/個人向け)、企業へのカウンセラー駐在サービスなどを行う企業です。従業員の意欲を高め、組織の成長につなげるため、メンタルヘルスのサポートを行っています。(参照:株式会社ブルーコンシャス)

予防から対応まで様々なプログラムを提供するメンタルヘルス研修「日本CHRコンサルティング株式会社」

日本CHRコンサルティング株式会社のメンタルヘルス研修は、予防から対応まで様々なトピックを精神産業医が担当する研修です。日本全国どこでも対応でき、オンライン研修も実施されています。
研修では、職場におけるメンタルヘルスの基礎知識や、ストレスに他所する実践的な方法を学ぶことができます。メンタルヘルス不調を未然に防ぎ、社員がいきいきと働くことができる職場づくりを目指します。

日本CHRコンサルティング株式会社は、精神科医を中心に全国のメンタルヘルスをサポートする組織です。メンタルヘルス研修だけでなく、ストレスチェックの実施や面接指導医の手配、職場環境改善の提案まで、職場のメンタルヘルスに関する事柄をトータルでサポートしています。(参照:日本CHRコンサルティング株式会社)

職場のメンタルヘルスケアを中心にした実践的なメンタルヘルス研修「ダイヤル・サービス株式会社」

ダイヤル・サービス株式会社は、新入社員向けのセルフケア研修と、管理職向けのラインケア研修などを主催しています。主な対象は、企業、学校・病院、公益法人などです。
ダイヤル・サービス株式会社は、電話やウェブ、SNSを通じ、相談や通報の代行窓口を行うホットラインサービスを提供しています。組織におけるハラスメントやコンプライアンス、メンタルヘルスに関する様々な相談を受け付けてきました。

研修では、50年の電話相談で培ったノウハウを活かし、現役の相談員がメンタルヘルスケア情報を提供します。豊富な相談事例を基に、現場のメンタルヘルスの問題に詳しい講師から、具体的な対処方法などを学ぶことができます。(参照:ダイヤル・サービス株式会社)

職場におけるメンタルヘルス対策の土台作りで従業員の不調を未然に防ぐメンタルヘルス・ハラスメント研修「株式会社エムステージ」

株式会社エムステージのメンタルヘルス・ハラスメント研修では、管理職向けのラインケア研修と、一般社員・新入社員向けのセルフケア研修を主催しています。労働衛生コンサルタント、社会保険労務士、保健師、臨床心理士など、メンタルヘルスの知識が豊富な専門家が講師を務めます。
研修は柔軟にカスタマイズできるので、自社の課題に合った研修を導入することができます。受講者の悩みに効果的にアプローチする研修も可能で、早期退職を予防するための入社2~3年目社員のセルフケア研修なども開催できます。 

株式会社エムステージは、事業場向け産業保健支援や医療人材総合サービスを行う企業です。メンタルヘルス研修のほか、産業医の紹介やストレスチェックなども行う、産業保健の経験が豊富な企業です。(参照:株式会社エムステージ)

精神科産業医、臨床心理士によるメンタルヘルス研修「株式会社東京産業医事務所」

株式会社東京産業医事務所では、精神科産業医、臨床心理士によるメンタルヘルス研修・講演依頼を受け付けています。担当の講師が導入企業の要望を直接ヒアリングして、研修内容を決定します。

研修や講演は、例えば以下のような内容で実施します。
・ラインケア研修(管理職対象)
・セルフケア研修(一般職員対象)
・認知行動療法を用いたストレスマネジメント研修
・問題解決スキル向上のためのセルフケア研修
・傾聴スキル向上のためのコミュニケーション研修
・うまく意見を伝えるためのアサーティブコミュニケーション研修
株式会社東京産業医事務所は、東京の港区、千代田区、中央区などを中心に、産業医や精神科顧問医を受け付けている企業です。メンタルヘルス研修の実施の他、求職者・高ストレス者・長時間労働者などの産業医面接への対応なども行っています。(参照:株式会社東京産業医事務所)

社員自身で不調を防ぐストレスケア研修「一般社団法人 日本産業カウンセラー協会」

本研修は一般社員を対象に、メンタルヘルス不調を予防する方法と、職場でのより良いコミュニケーション手法を学び、メンタルヘルスケアと快適な職場環境づくりの重要性を基礎から学べる内容です。

一般社団法人 日本産業カウンセラー協会は、働くすべての人の人間的な成長が組織の活性化を助けるという考えのもとに、1560年の創立から企業のメンタルヘルス対策をはじめとする総合的な経営支援を専門に行っています。(参照:一般社団法人 日本産業カウンセラー協会)

明日から使えるメンタルヘルス不調予防研修「キャプラン株式会社」

メンタルヘルスケアの重要性が年々増している昨今、心の病気は誰にでも起こる可能性があり、特別なことではありません。自分自身や周囲の社員がストレスの高い状態に置かれた場合の「いざという時」の対処法を学び、ストレスのない職場づくりにつなげましょう。

キャプラン株式会社は、企業の付加価値を高め、社会の発展に貢献することを目指して、社員の才能や可能性を引き出し、人生を豊かにするお手伝いをいたします。(参照:キャプラン株式会社)

研修を導入するメリット


働きやすい職場づくりにつながる

メンタルヘルス研修で、「ストレスの感じ方は人によって違う」ことを社員一人ひとりが理解すると、お互いを思いやったコミュニケーションが生まれます。さらに、ストレスの高い状態に陥ったとき、周囲に相談しやすい環境づくりにも役立ちます。そのためには、メンタルヘルスケアの正しい知識と、業務への有効性について社員にしっかり周知しなくてはなりません。研修を実施する際には、メンタルヘルスの専門知識がある講師を選び、具体的な職場での取り組み方法まで落とし込んで考えられる内容を設定するのがおすすめです。

社員の生産性・モチベーションが向上する

社員が自分自身のストレスに気づき、その発散方法を身につけると、メンタルヘルス不調が深刻化する前に対処できます。研修では、ストレスを感じたときの状態をいくつかの傾向に分類し、個別の対処法を学びます。社員がストレスケアをより自分ごととしてとらえるために、研修では実践的なワークを多く取り入れた内容を実施すると良いです。ストレスを感じながら仕事をする人と、そうでない人とでは生産性に差が出るのは明らかです。社員の仕事に対するモチベーションを維持するためにも、定期的にストレスケアに関する情報を発信することも大事です。

社員の離職を防ぐことにつながる

精神疾患などによる社員の休職は、現場に負担をかけたり、メンタルヘルス不調の連鎖を招いたりする可能性があります。その結果、社員が離職すると会社の業績にも影響しかねません。真面目な社員ほど心の不調を我慢する場合も少なくないため、社員自身がストレスと向き合う「セルフケア」と、管理職が部下のストレス状態を把握する「ラインケア」の両面から予防する必要があります。研修でそれらをしっかりと学び、社員がストレスなく個々の能力を十分に発揮し、前向きな気持ちで働き続けられる職場を実現しましょう。

メンタルヘルスケア2つの柱


企業で取り組むメンタルヘルス対策は、以下2つの側面からアプローチすることが大切です。

・ラインケア
・セルフケア

◆ラインケア

ラインケアは管理職と部下との間でおこなわれる対策で、管理職向けに管理監督者研修として講座をするのが一般的です。メンタルヘルス対策において、管理職には4つの役割があります。

部下の健康状態を把握する

部下の変化にいち早く気づく必要があります。いつもと違うことがあれば、早急に対応します。

変化に気づくには、いつもの状態を知っておくことが重要で、日ごろからコミュニケーションが取れていることが大切です。

部下からの相談対応

働く人が仕事上の悩みを抱えた時、相談したい相手として上司を上げています。ですが、実際に上司には相談せず、家族や友人に相談するというデーターがあります。

気軽に相談できる関係性を日ごろから心がけ、築いておくことが大切です。また、研修では事例をもとに適切な対処方法を考えたり、ロールプレイングで体験できるようにするとわかりやすいです。

職場環境の整備

働きやすい職場環境改善も管理職の役目です。

メンタル不調者を中心に考える必要はありませんが、メンタル不調を出さない環境は誰もが働きやすい環境と言えますので、取り組んで損はありません。

職場復帰の支援

メンタル不調が原因で休職をした場合、医師や本人と相談しながら復職計画を立てます。基本的にはもといた部署に復帰するのが良しとされています。その際、他の従業員の理解も必要で、その調整も管理職が行います。

◆セルフケア

セルフケアは管理職を含めて、仕事に必要なセルフマネジメントのひとつとして習得しましょう。
全従業員を対象にした内容で実施し、セミナーの中で自分のメンタルの現状が認識できるようにします。

ストレスに気づく

そもそもストレスとは何かがわかっていない人も多いです。日常的にストレスという言葉を使いますが、基礎知識を学び正確に理解するところから始めます。

ストレスはすべて悪いものと考えがちですが、良いストレスもあることを知ってもらうことが大切です。

そして、自分がストレスを感じた時、どのような症状が出るのかを知るのも必要です。ストレスに対しての反応は人それぞれですので、自分でもストレス状態の早期発見ができるようにします。

セルフケアの方法を学ぶ

自分でできる心のケアを知ることはとても大切です。それも『自分に合った』というのがポイントになります。同僚がやっているストレス解消方法が自分に合っているとは限りません。

研修の中では自分用のケア方法を具体的に考えてもらい、実践してもらいます。メンタルヘルスケアは、ストレスが溜まった時にするだけではなく、毎日の生活の中でストレスを溜めないことが大切です。いざという時にするセルフケアと、毎日するセルフケアの両方のバリエーションを持っていると良いです。

社会的つながり、笑顔、ペット、スピリチュアリティ、仕事と生活の管理は、メンタルヘルスと一般的な健康を向上させます。
《出典》 より良い健康を達成する - Columbia University


健康に働ける社員がいてこその企業



心の健康は、企業のためにも従業員のためにも必要なことです。メンタルヘルス対策の考え方を全員で共有し、誰もが健康で働ける環境と心作りをしていくことが目指すところです。

メンタルヘルス研修は知識豊富な講師にお願いすることが良く、個人ワークやグループワークを通して理解を深めるようにすると効果が上がります。
KeySession研修コーディネーター 福多
この記事の監修者
KeySession研修コーディネーター 福多 - 課題から最適な人材育成企業をご紹介します。

アパレル企業で店長職を経験し、人材育成の難しさを痛感する。2016年より人材育成研修/セミナーの集客支援を行う。 2019年からは経営者や人事担当者のお話を伺いながら、講演会の主催や連続講座の主催を行い、心理学、コーチングを学習中。

目的や課題をヒアリングして、最適なオンライン

研修一覧

メンタルヘルス研修 研修プラン

実践を交えながら身につけていくメンタルヘルス研修

● セルフケアのポイントがわかり、メンタル不調を未然に防げるようになる
● 管理職が気をつけたいラインケアのポイントがわかる
● 職場のコミュニケーションが活性化する

心の健康に関する基礎知識とセルフケア手法を習得するメンタルヘルス研修

● メンタルヘルスについての基本的な知識を理解することにより、身近な問題として認識できる。
● 具体的なセルフケア方法を理解する。
● 学んだことを現場で活かすことにより、生産性の高い職場へと変更を図ることができる。

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