「3年目研修はどのような目的で実施する?」「おすすめの3年目研修は?」
人事担当者の方は、上記のような疑問をもっているのではないでしょうか。
この記事では、3年目研修の目的や効果、おすすめの3年目研修などを紹介します。3年目研修を実施するか悩んでいる方は、ぜひチェックしてください。
この記事でわかること
- 3年目研修の目的・効果
- 3年目研修のカリキュラム例
- おすすめの3年目研修
3年目研修は幅広い知識やスキルが求められるため、社内だけでの実施が難しいです。そこで、外部の研修会社に委託することもおすすめです。
キーセッションでは、貴社のご要望に合った3年目研修を、さまざまな研修会社の中からご提案します。相談は無料のため、ぜひお気軽にお問い合わせください。
3年目研修とは
3年目研修とは、その名の通り入社してから3年目の社員に実施する研修です。
入社してから3年目は、仕事に慣れてくるタイミングであり、徐々に中堅社員として扱われはじめます。そのため、現場と管理職の仲介役や後輩社員の育成など、重要な役割を求められることもあるでしょう。
しかし、仕事に慣れてくる反面、モチベーション維持が難しいタイミングでもあります。そこで、入社3年目のタイミングで研修を実施してこれまでのキャリアを振り返り、今後のキャリアを描く機会を設けるのがおすすめです。
キャリアについて時間をかけてじっくりと考えることで、現在の仕事をする意義が明確され、モチベーションアップにつながります。
入社3年目に研修を実施する目的・効果
3年目研修を実施する目的や効果は、以下の4つです。
- 社員のモチベーションを向上させる
- 一人で成果を出せるようなスキルを身につけてもらう
- マネジメントや指導関連のスキルを習得してもらう
- 社員の離職を防ぐ
目的や効果を知っておくことで、より実りのある研修が実施できます。
社員のモチベーションを向上させる
入社3年目に研修を実施する目的は、社員のモチベーションを向上させることです。
3年目は仕事に慣れてくる反面、モチベーションを維持しにくい時期でもあります。そこで3年目研修を実施して、これまでのキャリアを整理し、新たにモチベーションを高めるのが効果的です。
また、研修でキャリアの棚卸しをすると、今後どのようなキャリアを築くか一緒に検討したり、明確なキャリアを提示したりできます。これにより社員のエンゲージメントが高まり、モチベーションのさらなる向上が期待できるでしょう。
キャリアに特化した研修を検討しているのであれば、キャリアデザイン研修の実施もおすすめです。
一人で成果を出せるようなスキルを身につけてもらう
一人で成果を出せるようなスキルを身につけられることも、研修を実施する目的に挙げられます。
入社から3年目までは、上司や先輩から指示を受けてサポートしてもらいながら、その通りに仕事をこなしていた社員も多いはずです。しかし3年目以降は、上司や先輩に頼らず単独で業務をしなければいけなくなり、一人で成果を出すためのスキルが求められます。
一人で成果を出すためには、これまでに蓄えた基本のビジネススキルに加えて、業務を最後までしっかり遂行するスキルが必要です。さらに、自発的に行動できるようなマインドも求められます。
3年目に研修を実施し仕事で必要なスキルや考えを一通り身につけることは、今後社員が成長するために欠かせません。
マネジメントや指導関連のスキルを習得してもらう
マネジメントや指導関連など新しいスキルを習得してもらうことも、3年目研修の目的の一つです。
入社3年目の社員は、ただ自分に与えられた仕事だけをこなせばよいわけではありません。部下の育成や指導、マネジメントまで求められる中堅社員になっていく時期です。
そのため、中堅社員にはマネジメントスキルやリーダーシップ、論理的な思考、冷静な判断力など、新たなスキルが必要です。3年目研修では上記のスキルや思考を身につけられるため、若手社員から中堅社員へと成長しやすくなります。
部下や後輩社員の育成方法を身につけてもらいたい場合は、OJTトレーナー研修やメンター研修の実施もおすすめです。
社員の離職を防ぐ
3年目に研修を実施することで、社員の離職を防ぐ効果が期待できます。
入社3年目は、大枠の仕事を経験し、あらためて今後のキャリアを考える時期です。現在の会社では今後のキャリアを描けないと判断した場合、転職活動を開始してしまうかもしれません。そのタイミングで研修を実施することで、自社でキャリアを描く選択肢を与えられる可能性があります。
たとえば、営業職ではなくマーケティングにチャレンジしたいと考える社員がいるとします。3年目研修で人事が社員の意見を汲み取ることで、部署移動させられるかの検討が可能です。
このように、研修を通じて社員の不安や悩みなどを把握・対策することで、社員の離職を防げます。
3年目研修のカリキュラム例
3年目研修のカリキュラム例は、以下の通りです。
<対象者>
入社から1~3年目までの社員
<目指すゴール>
- どんな期待をされているか理解して、行動に移す
- PDCAを実施するためのタイムマネジメント方法を学ぶ
- なぜ自己成長が必要なのか理解して、計画を立てられる
テーマ | 内容 |
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1.オリエンテーション |
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2.周囲から期待されている役割 |
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3.仕事体感演習① |
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4.PDCAとタイムマネジメント |
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5.仕事体感演習② |
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6.自己育成プラン作成と行動宣言 |
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出典:若手社員(入社1年目~3年目)のための 仕事の進め方研修
キーセッションおすすめの3年目研修
おすすめの3年目研修は、以下の4つが挙げられます。
- 活躍人材の育成を担うメンター研修
- 若手社員(入社1年目~3年目)のための仕事の進め方研修
- 目標を再設定して成長を促進させるフォローアップ研修
- ライフスタイル設計書研修
それぞれ具体的に紹介していきます。
「活躍人材の育成を担うメンター研修」株式会社PDCAの学校
1つ目におすすめするのは、活躍人材の育成を担うメンター研修です。本研修は、2年目から3年目の社員はもちろん、リーダー層の社員にも適しています。
研修では、若手社員や新入社員、後輩社員の精神的な支えになれるよう、メンターの考え方や役割を学べます。後輩社員との関係構築方法や洞察察知などを習得できることも、本研修の特徴です。
また、タイプによって異なるアプローチ方法も学べるため、応用力も身につけられます。
研修期間は6時間です。半日以上はかかるため、時間の余裕があるときに実施しましょう。
株式会社PDCAの学校は、実践的なトレーニングを含めた研修を実施していることが特徴です。これまで不動産会社や建築会社、システム開発会社などさまざまな企業で、研修を実施した実績があります。
新入社員、若手社員の支えであり、心のよりどころとなるべくメンターとしての役割と心構えを認識し、洞察察知、関係構築の方法を学びます。
「若手社員(入社1年目~3年目)のための仕事の進め方研修」株式会社ノビテク
次におすすめするのは、若手社員のための仕事の進め方研修です。研修名の通り、入社から3年目までの社員を受講対象とした研修です。
研修では、自身の役割や期待されていることを理解し、タイムマネジメントやPDCAのコツを学べます。成長するための行動プランを作成できることも、研修の魅力です。
研修期間は、丸一日に設定されています。そのため、繁忙期を避けて実施するのがおすすめです。
株式会社ノビテクは、ワークショップ形式の内容で実践的なスキルが習得できる研修を実施している会社です。また、ゲームメソッドを導入しており、楽しくスキルを習得できます。
若手社員(1年目~3年目)のための仕事の進め方研修です。役割期待を理解し、仕事を進めるためのPDCAとタイムマネジメントのポイントを理解し、自己成長のためのアクションプランを作成します。
「目標を再設定して成長を促進させるフォローアップ研修」株式会社PDCAの学校
目標を再設定して成長を促進させるフォローアップ研修も、おすすめしたい研修の一つです。行動力を高めるためのワークショップ型研修となっており、成長スピードを早めたり行動の質を高めたりできます。
また、3年目に必要なスキルや考え方を学ぶだけでなく、具体的な行動計画まで作成します。そのため、学ぶだけでは終わらないことも特徴です。
研修カリキュラムは3つのステップにわかれているため、着実にレベルアップできます。研修期間は希望に合わせて調整できるため、気軽に問い合わせましょう。
新入社員や入社3年目社員の中だるみを改善します。仕事への意欲向上のカギは明確な目標設定から始まります。絵にかいたモチにならないように、具体的行動計画の策定まで実施。他社の若手と触れ合いながら、自身の行動推進力を高めるワーク型の研修です。
「ライフスタイル設計書研修」株式会社NATURE
4つ目のおすすめ研修は、ライフスタイル設計書研修です。プライベートの充実度を高め、仕事とのバランスを整えるための研修です。
仕事とプライベートのバランスを取る方法や、人生計画を設定する方法などを学べます。人間関係や自己評価を高めたり、すぐに成果が出せたりと、さまざまなメリットが期待できます。
研修期間は、6時間が基本です。ただしまとめて時間が取れない場合は、2時間ごとに分割しての実施も可能です。そのため、希望の日程があれば気軽に相談しましょう。
株式会社NATUREは、スマートな思考をテーマにした研修を実施している会社です。充実した研修実績の講師が揃っており、研修を受講した企業から高い評価を得ています。過去には、ショッピングモールや百貨店への研修実績を誇っています。
ライフスタイル設計書研修で人生目標の設定やバランスを学び、目標明確化や成果向上に繋がる。人生の方向性を示し、働き方や暮らし方を考慮した50年計画作成と見直しが重要です。
3年目研修を実施する際のポイント
3年目研修を実施する際のポイントは、以下の通りです。
- 3年目の社員の課題を明確にする
- グループワークやアウトプットできる研修形式を取り入れる
- 3年目研修後もフォローを実施する
- 外部の研修会社を活用する
それでは詳しくチェックしていきます。
3年目の社員の課題を明確にする
研修を実施する際、3年目社員の課題を明確にすることがポイントです。
研修カリキュラムは、受講する社員の課題によって異なります。たとえば、3年目社員の育成スキルが不安な場合、育成力やコミュニケーションを学ぶべきです。
一方で問題解決能力やプレゼンテーションスキルが不安な場合、体型的に習得が可能なカリキュラムがおすすめです。研修実施前には社員にアンケートを取ったり、社員の上司にヒアリングしたりして、解決すべき課題を明確にしておきましょう。
グループワークやアウトプットできる研修形式を取り入れる
グループワークやアウトプットできる形式を取り入れることも、研修のポイントです。
座学や講義などでスキルをインプットするだけでは、職場での実施が難しいです。グループディスカッションやロールプレイなど、アウトプットまでできる形式であれば、研修効果を高められます。
また、同世代の意見も聞くと、刺激を受けたり視野を広げられたりする効果も期待できます。
3年目研修後もフォローを実施する
研修後にフォローを実施することも、研修では重要です。
研修後は、人事と上司からのフォローを実施します。人事の担当者は、研修で学んだことの確認と振り返りを実施することが大事です。
上司の場合、研修で習得したスキルを現場で活かせているか、研修で描いたキャリアビジョンを実現できているかを確認します。両者からフォローを受けることで、研修の効果が高まり社員のモチベーションも向上します。
外部の研修会社を活用する
外部の研修会社を活用することも、ポイントの一つです。
キャリアに関係する研修を実施すると、社員にはポジショントークに聞こえがちです。研修の講師を外部の研修会社に依頼しキャリアを伝えてもらうことで、受講者は聞く耳をもってくれる傾向にあります。結果的に、研修の効果も高まりやすいです。
キーセッションでは、貴社の条件や希望に沿った3年目研修を、さまざまな研修会社のなかから提案します。相談自体も無料のため、ぜひお気軽にお問い合わせください。
3年目研修で社員のモチベーションを高めよう
3年目研修では、社員のモチベーションを向上させたり、マネジメントスキルを習得させたりとさまざまな効果が期待できます。社員の離職を防ぐことも、目的の一つです。
また、課題を明確にすることやアウトプットできる形式を取り入れることは、研修を実施する際の大事なポイントです。研修後は、人事や上司からフォローしましょう。フォローを入れることで、シャンのモチベーションも高まります。
3年目研修は幅広いスキルが必要なため、社内だけでの実施が難しいです。そこで、外部の研修会社に依頼するのがおすすめです。
キーセッションでは、貴社のご要望に最適な3年目研修を、さまざまな研修会社からご提案します。相談は無料のため、お気軽にお問い合わせください。