学生から社会人になった新入社員が必ず受ける研修、それがビジネスマナー研修です。全ての業界・職種で等しく必要とされるスキルですので、外部研修を利用する企業が増えています。
また、新入社員だけではなく、経験を積んだベテラン社員の中にも、自分のマナーが正しいか不安と感じている人がいます。マナーの不安は商談や接客で堂々とした態度がとれなくなる要因の一つです。
一般的なビジネスマナーをイチから学ぶ新入社員向けビジネスマナー研修から、ビジネスマナーに磨きをかけるベテラン社員向けまで『知っていて当然』のビジネスマナーを習得するビジネスマナー研修を紹介します。
研修の目的

仕事をするのに必要なのは仕事に対する知識や技術、経験だけではありません。人対人で仕事は成り立っていますので、気持ち良く仕事をするための気遣いは必要です。ビジネスマナーを学び実践することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
お客様、取引先に信頼されるビジネスパーソンになる
どんなに仕事ができる人でも、言葉使いや身だしなみが良くなかったり、相手に不快感を与えるような言動をしていると、まとまる仕事もまとまりません。
マナーが良い人は第一印象も良くなりますし、「また会いたい」という思いを抱かせます。同じ仕事をするのであれば、気持ち良く仕事をしたいと思うものです。マナーは相手のためにあるものですので、マナーの良い人は相手への思いやりや優しさが感じられます。
型を覚えるだけでなく理論がわかる
ビジネスマナーを本や学生時代に習った人も多いかもしれませんが、教科書や本の中だけではわかりにくい本質の部分や理論も研修では学ぶことができます。
マナーの意味を知ることで納得感も出てきますので、理解しやすくなります。
マナーの見直しができる
マナーは普遍的なものではありません。時代と共に変化するものもあります。
少し前までは、仕事の連絡をメールだけで済ますのはマナー違反と言われていましたが、今は当たり前になってきています。定期的にマナー研修を受けることで、新しいマナーが学べ知識の見直しができます。
ビジネスマナーは新入社員だけのもの?研修の対象者

ビジネスマナーを学ぶ必要性や内容を見ていると、新入社員が受けるという印象を感じるかもしれませんが、実際はそうではありません。新入社員はもちろんですが、中堅社員、管理職についてもマナー研修は有効です。
新入社員のビジネスマナー研修
新入社員を対象にする場合は、学生時代の当たり前と社会人の当たり前が違うというところから入る必要があります。
基本のビジネスマナーを身につけるには、短時間では難しいものがあります。1日かけてじっくり学んでもらうと想定すると良いですね。
特に言葉使いやSNSでの連絡は、学生時代と同じようにしていては、失礼になります。正しい使い方をマスターすべくカリキュラムを組む必要があります。
何もかもが初めてのことですから、理論だけではなっくロールプレイングやワークを通して、実践につなげやすい内容がお勧めです。
中堅社員のビジネスマナー研修
若手社員は、中堅社員の立ち居振る舞いを見て学びます。ですからきちんとしたビジネスマナーを知っていないと、若手社員にマナーが身につかないということになります。
また、ビジネスマナー研修を受けないまま年齢を重ねると、自己流だったり、時代遅れのマナーを持ち続けている可能性もあります。
マナーを勉強したことのある人でも、使わなければ忘れてしまうものです。知識の振り返りのためにも、中堅社員も研修を受ける必要があります。
管理職のビジネスマナー研修
管理職は社会人としての経験が豊富で、今更ビジネスマナーなんて学ばなくても大丈夫と考えがちです。
管理職は社員の育成を担っていますので、業務の進め方だけではなく、顧客対応なども指導する必要がありますそのため、管理職もビジネスマナー研修を受けて、新しいマナースキルを持たなくてはなりません。
自分のためでもありますが、社員育成のために学ぶという意味合いが大きいですね。
外国人社員向けビジネスマナー研修
外国人の社員がいる場合は、日本のビジネスマナーを学んでもらう必要があります。
母国のマナーが日本でも通用するとは限りません。
文化の違い、価値観の違い、仕事を取り巻く環境の違いなど、日本の特徴を知ってもらうところから始めることが必要ですので、時間をかけてゆっくりと進めていくことがポイントです。
最初から細かく理論だけを提供しても、モチベーションが上がらず、働くことに不安を感じてしまう可能性があります。
グループワークなどで、楽しくみんなで学ぶ雰囲気があると良いですね。
研修だけでマスターするのが難しいと思いますので、上司や同僚との協力体制も整えておくと安心です。
業界独自のビジネスマナー研修
業種が変わればマナーにも違いが出てきます。
中途採用が多い企業や他業種からの転職が多い企業では、中途採用者を対象にした業界独自のビジネスマナー研修が必要です。
「前職ではこうだったのに」「この会社のマナーはおかしい」という戸惑いが起こらないように、独自のマナーを知ってもらうことが大切です。
せっかく良い人材を採用しても、マナーへの考え方の相違で逃してしまうのは残念です。
研修のカリキュラム例
● 対象者
・入社半年以内の新入社員
● 目指すゴール
1.社会人として基本となる言葉遣いとマナーを身につける
2.企業を代表する社員としての自覚を持つ
3.円滑に業務を進めるためのコミュニケーション方法を知る
講義(座学) |
ビジネスマナーの基礎知識を座学で学びます。 ・新入社員としての心構え ・正しい敬語の使い方 ・職場で求められる報連相とは |
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トレーニング |
ビジネスに必要な所作を実際に行うことで体得します。 ・正しいお辞儀の仕方 ・自然な笑顔の作り方 ・聞き取りやすい発音や滑舌の練習 |
ロールプレイング |
現場でのやりとりを模擬的に体感します。 ・名刺交換 ・電話応対(電話をかける・受ける) ・来客の案内と茶菓の出し方 |
研修のラインナップ
ビジネスマナー研修は、良い人間関係を作り、良い仕事をするために大切な知識です。
新入社員だけではなく、どの年代の社員にも必要で定期的に知識の見直しを必要とします。
ビジネスマナーの範囲は広く、社内ですべてをおこなうのは難しいです。講師を育てるだけでも大変な時間がかかるからです。
研修を企画運営してくれる会社に任せることで、プロの講師が効果の高いビジネスマナー研修を実施してくれます。是非ご相談下さい。
「【新社会人向け基礎講座】ビジネスマナー & ほうれんそう研修」株式会社PDCAの学校
株式会社セールスの学校が実施している【新社会人向け基礎講座】ビジネスマナー & ほうれんそう研修は、実践トレーニングに重点を置いて、ビジネスマナーの基礎を2日間で習得する新社会人向けの基礎研修です。
毎年約2000名に対して行われています。
1日目はビジネスマナーが習慣化するまで繰り返し実践を行います。
最初に、なぜマナーが大切なのか、についてしっかりと理解したうえで進行していき、来客対応や企業訪問ができるようになるまでが講義範囲です。
2日目は報連相(ほうれんそう)についてです。
こちらも、なぜ報連相(ほうれんそう)がビジネスにおいて重要なのか、についてしっかりと理解するところから始まります。ケーススタディやロープレ、ヒアリングトレーニングなど、体験することで学ぶことに重点が置かれています。
受講を決めた企業に理由を聞いてみると、株式会社PDCAの学校の営業担当者が新卒とは思えない立ち振る舞いやプレゼンテーション能力を持っていたためという声が聞かれます。
自社の社員も同じようなスキルを身に着けてほしいとの思いで受講した結果、期待通りの成果がでたとの評価を得ています。
株式会社PDCAの学校の一番の特徴は、研修運営会社の生命線ともいうべきノウハウや情報について、かなり詳しい内容まで無料で公開していることです。
受講を検討している企業にとって、発注を決めるための情報が多く、納得した上で依頼することが可能です。
例えば、企業HPにはコラム掲載ページがあり、掲載記事は数百にのぼります。
内容は「新人教育のコツ教えます!ポイントはチェックシートを作成すること」や「新卒教育で一番に行いたい報連相について」など今すぐ参考になるものばかりです。
また、オンラインでの無料セミナーを随時開催しており、過去のセミナー動画を無料で視聴することもできます。

【新社会人向け基礎講座】ビジネスマナー & ほうれんそう研修 - 株式会社PDCAの学校
毎年 2000 名に対して研修を行うセールスの学校の新研修「新社会人向けビジネス基礎講座:ビジネスマナー & ほうれんそう研修」です。知識学習ではない実践トレーニングでビジネスの基礎を2日間で習得します。
「これからの時代に活躍するために必要なオンラインマナー研修」株式会社かんき出版
リモートワークの普及により、画面越しのコミュニケーションが激増しました。
現状は明確なトレーニングはなく、オンラインツールの使い方を覚えるだけの状態でオンライン商談や打合せ、会議をさせている企業が多いですが、オンラインにも対面でのコミュニケーションと同様に「ビジネスマナー=ルール」が存在します。
この研修では、これからの時代に活躍するために必須のオンラインマナーのポイントをお伝えします。オンラインマナーで他社をリードしていきましょう。
株式会社かんき出版は、ビジネス書・自己啓発書に特化した出版社ならではの著者ネットワークを活かし、クオリティの高い研修カリキュラムを提供します。充分なヒアリングで企業様のニーズを見極め、最適な講師・研修をコーディネートします。

これからの時代に活躍するために必要なオンラインマナー研修 - 株式会社かんき出版
リモートワークの普及により、画面越しのコミュニケーションが増加しています。対面でのコミュニケーションと同様、画面越しの場面においても「ビジネスマナー=ルール」が存在します。オンライン環境で相手とのスムーズなコミュニケーションを取るための入り口である”オンラインマナー”を学びます。
「明日から実践できる接客・接遇力向上ホスピタリティ研修」ザ・ホスピタリティチーム株式会社
ザ・ホスピタリティチーム株式会社が実施している、明日から実践できる接客・接遇力向上ホスピタリティ研修は、すべての階層を対象に、接客・サービス品質を上げることで企業価値やブランド力を向上させて、競合他社との差別化を図りたいと考えている企業向けの研修です。
マニュアルやマナー、立ち居振る舞いを覚えるのではなく、ホスピタリティについて本当の意味を理解し、実際にホスピタリティを接客・接遇に生かすことができるようになることを目的としています。
そのために、一方的に知識を詰め込むような講義ではなく、ロールプレイングやワークショップを通じて、自らの気づきを与えることで、主体的に考えて行動できる社員の育成を実現しています。
受講した企業からは、下記のような感想があがっています。
「みんなで話し合う時間もあったので、研修終了後も話し合いをする習慣が生まれ、良いチームワークをつくることに役立つ研修だった。」
「お客様がしてほしいことを考えたり、相手に伝えるためのトレーニングを実際に行うことで、主体性が身につけることができる研修だった。」
ザ・ホスピタリティチーム株式会社の一番の特徴は、ホスピタリティをただ単に「お客様に対してのおもてなし」と捉えるのではなく「相手へのことを考え、思い、行動すること」として意識し、サービス業を中心に経営支援を行っている点です。
研修の提供だけではなく、サービス改善支援のコンサルティングやマネジメント向上セミナーなどを手がけており、そういった事業で培ったノウハウがビジネスマナー研修にも最大限活かされています。

明日から実践できる接客・接遇力向上ホスピタリティ研修 - ザ・ホスピタリティチーム株式会社
本研修ではホスピタリティを深く理解し、ホスピタリティを接客・接遇に生かす具体的な方法を、一方的な講義ではなく、ロールプレイングやワークショップを通じて気づきを得ながら楽しく学びます。
「ゲームメソッドを活用した ベーストレーニング研修」株式会社ノビテク
株式会社ノビテクが実施している、ゲームメソッドを活用した ベーストレーニング研修は、ボードゲームなど、慣れ親しんだゲームの要素を取り入れた、ワーク中心の、いつまでも記憶に残り、様々な場面で応用できる研修プログラムです。
架空のゲームメーカー”株式会社ゲームカンパニー”に入社するところから研修はスタートします。
受講者は開発・営業・技術の現場に仮配属され、人事部長からの業務指示を受けます。
トレーナー(講師)の指導の基、業務を遂行していき、ゲーム制作販売のサポート業務を行います。
受講者のレベルに合わせ、すこしづつ業務の難易度があげながら、同時に成功体験を積ませていく中で、自然と自発的に研修に参加できるようになる仕組みです。
そして、最終的にはPDCAなどの業務遂行を体験しながら、ビジネスマインドやマナースキルを身に着けることができます。
受講した企業からは、下記のような感想があがっています。
・「研修を検討する段階から、営業担当だけでなく講師の方とのコミュニケーションがしっかりと取れるので、安心しておかませすることができた。」
・「何度も同じ研修をお願いしているのですが、実施するたびにカリキュラムを見直しを提案いただけるので、とても助かっています。」
株式会社ノビテクの一番の特徴は、ホスピタリティをただ単に「お客様に対してのおもてなし」と捉えるのではなく「相手へのことを考え、思い、行動すること」として意識し、サービス業を中心に経営支援を行っているという点です。
研修の提供だけではなく、サービス改善支援のコンサルティングやマネジメント向上セミナーなどを手がけており、そういった事業で培ったノウハウがビジネスマナー研修にも最大限活かされています。

【しごとっち】シゴト体験ビジネスゲーム型研修 - 株式会社ノビテク
架空の会社に入社し、社員になりきって仕事を体感することで、さまざまな気づきが得られるビジネスゲームです。ゲームメソッドの「思わず夢中になる仕組み」を活用し、演習を繰り返し行うことで、現場で実践できるビジネススキル・マインドの定着を図ります。
テレワーク・ウェブ会議や商談で好印象を与えるWeb映えする話し方実践研修「株式会社モチベーション&コミュニケーション」
近年、テレワークやウェブ会議が急速に広がりましたが、「オンラインでの会話に苦手意識がある」「きちんと自分の意見が伝わっているのか不安だ」と感じる人が増えています。株式会社モチベーション&コミュニケーションの研修では、そんなオンラインの場での効果的な話し方について学べます。
- 画面越しの印象はどうやって決まるか
- 姿勢や表情で良い印象を与える方法
- わかりやすい、伝わりやすい話し方のポイント
- 説明上手な人が実践している話の「型」とは
- 好印象かつ伝わる話し方の実践練習
このような内容を通して、オンライン会議・商談などで大事にすべきポイントをつかみ、相手も自分も快適なコミュニケーションができる状態を目指します。
株式会社モチベーション&コミュニケーションは、多くの企業が抱える「社員のモチベーションに関する課題」に根本からアプローチするカリキュラムが特徴です。難しい理論を伝えるのではなく、社員自らが現場で実践できることを重視したプログラムは、多くの上場企業も取り入れています。仕事への前向きな姿勢を引き出し、社員一人ひとりの行動変容を促すことはもちろん、職種・勤務年数・役職に応じた幅広い研修内容から最適なものをご提案します。

テレワーク・ウェブ会議や商談で好印象を与える【Web映えする話し方実践研修】 - 株式会社モチベーション&コミュニケーション
オンラインの会話で印象がバツグンによくなる「伝わる話し方」を学びます。オンラインでの会話力をアップさせて、上司との打ち合わせ 、社内の会議、お客様との商談を快適に実施できるようになります。
「ビジネスマナー研修」三和インターナショナル株式会社
三和インターナショナルのビジネスマナー研修は、以下の3点を軸としています。
- 少人数制のロールプレイ
- ひとりでも参加OK
- 充実した講習内容
セミナーは「実践的でわかりやすい」と評判で、リピート率は92%を誇っています。
ビジネスマナーは社会人としての基本として捉えられがちではあるものの、本研修をきっかけに、さらに上を目指したくなったとの完走も多く聞かれています。
三和インターナショナルは、ビジネスマナーに特化した研修会社です。創業21年の実績があり、延べ絵4,800社・10万人以上の受講生がセミナーを受講しました。客室業務員や大手ホテルのビジネスコンシェルジェなどさまざまな経歴をもつ講師陣を取りそろえています。(参照:三和インターナショナル株式会社)
「印象アップのためのビジネスマナー研修」グリーンサン企画株式会社
グリーンサン企画株式会社のビジネスマナー研修では、受講者が笑顔あふれる応対を身につけることを目的としています。そして、従業員一人ひとりの気持ちよいあいさつが、顧客や取引先からの信頼や社内の明るいムードにつながります。ビジネスマナーの大切さを理解するとともに、繰り返し演習するという特徴をもつ研修です。
グリーンサン企画株式会社の研修は、利用者の要望に応じてカスタマイズできます。また、時間についても1時間単位で調整できるため、課題に応じた研修プログラムの設定が可能です。研修の目的や背景などをふまえてプログラムを設定するため、高い効果を期待できます。(参照:グリーンサン企画株式会社)
「社会人のためのビジネスマナー講座」一般社団法人日本ビジネスメール協会
ビジネスメールに関する専門団体である一般社団法人日本ビジネスメール協会のビジネスマナー講座では、ビジネスマナーや敬語の基本を学べます。大きな特徴としては、メール・電話などの使い分けについても学べる点です。基礎力を身につける事で、ビジネスパーソンとしての不安の解消や信頼の向上などの効果が期待できる研修です。
一般社団法人日本ビジネスメール協会は、ビジネスメールのスキル習得に特化した団体です。ここで紹介したビジネスマナーの他にメール営業力や英文ビジネスメールなど、さまざまな講座を開講しています。そしてその多くの講座がオンラインにも対応しています。ビジネスメールを軸としているからこそ、独自の存在感を発揮している団体です。(参照:一般社団法人日本ビジネスメール協会)
「新入社員研修(ビジネスマナー編)」日本マンパワー
日本マンパワーの「新入社員研修(ビジネスマナー編)|日本マンパワー」は、社会人として必要なビジネスマナーを2日間で学べる研修プログラムです。新入社員を対象としたプログラムであるということもあり、ビジネスの基本から学べる点が大きな特徴です。特に2日目には実践的なロールプレイングの時間が多く設けられています。
研修を開催している株式会社日本マンパワーは、1967年以来企業向け研修やキャリアコンサルタントの育成などの事業をおこなっている研修業者です。日本で最初の有料職業紹介事業社であるマンパワーグループの一員として、人材開発に関して高いノウハウを有しています。(参照:日本マンパワー)
「ビジネスマナー研修2ビジネスを円滑に進めるための形式」 株式会社ラーニングエージェンシー
株式会社ラーニングエージェンシーのビジネスマナー研修2は、ビジネスの現場で必要な基本マナーを120分で学べる研修プログラムです。名刺交換や電話対応などの社会人として必須の知識やスキルを実践を交えながら習得します。基本的に新入社員を対象とした研修プログラムです。
研修を主催している株式会社ラーニングエージェンシーは、人材育成や社員研修の分野で延べ1万3,000社との取引実績をもつ研修会社です。研修受講者数は350万人を突破しています。
階層別研修や人事部向け研修などバリエーションに富んだ研修プログラムを提供しています。(参照:株式会社ラーニングエージェンシー)
「2日間の研修プログラムを6時間に凝縮した新社会人向けビジネスマナー研修」ANAビジネスソリューション株式会社
ANAビジネスソリューション株式会社が実施している本プランは、2日間の研修プログラムを6時間に凝縮したプログラムです。
新社会人としての心構えを再確認し、会社の一員としての自覚を醸成することに力点を置いた内容となっています。
また、同社は教育・研修、人材サービス、調査・コンサルティングなどを行う、総合サービス企業です。
客室乗務員や空港係員を育ててきた、経験豊富な講師が多く在籍しています。(参照:ANAビジネスソリューション株式会社)
「一人でもオンラインでも参加できるビジネスマナー研修」日本サービスマナー協会
日本サービスマナー協会が実施している本プランは、一人でも参加できて、オンラインでも実施している3時間のコースです。社員数の少ない企業や研修を短時間で終わらせたい企業にとって利用しやすい研修内容となっています。
また、同協会は接客サービスが求められる業界だけでなく、一般企業の社員や大学生でもしっかりとしたサービスが提供できるような教育をすることを目的として作られた特定非営利活動法人です。(参照:日本サービスマナー協会)
「判断するだけでなく発言を変えていくことを意識したビジネスマナー研修」株式会社リンクアンドモチベーション
株式会社リンクアンドモチベーションが実施している本プランは、マナーを実践することの意味や意義を理解し、ビジネスフィールドにおいて「判断する」ことや「口から発する言動を選択する」ことができるようになることを目的としています。
また、同社は、企業変革や人材育成・人事制度・風土変革支援、採用支援、投資・組織人事支援を行う、世界初の「モチベーション」にフォーカスした経営コンサルティング会社です。(参照:株式会社リンクアンドモチベーション)
研修についてよくある質問
外部の研修会社はどのように選んだら良いのでしょうか
自社専用の研修を企画するのであれば、実施する目的をしっかりとヒアリングしたうえで適切な提案をしてくれる企業を選びましょう。
既に組まれているカリキュラムに参加する場合についても、研修を行う目的に沿った内容を選ぶという基本的な考え方は同じです。
費用はどのくらいかかるのか?
自社の新入社員に限定した独自のビジネスマナー研修を外部に委託する場合、1日あたり30~50万円(テキスト含む)程度が必要になります。
様々な会社から参加するビジネスマナー研修の場合は、実施日数にもよりますが、ひとりあたり2~5万円程度が相場です。
補助金などの制度はありますか?
中小企業の雇用や能力開発については国の重点政策であり、様々な助成金が存在しており、代表的な助成金としては、人材開発支援助成金やキャリア形成促進助成金などがあります。
それぞれ支給されるための条件がありますので、確認したうえで活用を検討してください。
※参考資料:厚生労働省『人材開発支援助成金』
厚生労働省『雇用・労働』
第一印象に関わる身だしなみのマナーを学ぶ
ビジネスマナーにはいくつもの内容がありますが、最初に身につけたいのが身だしなみについてです。
服装や髪形などは第一印象に関わる部分なので、特に気を使いましょう。
ビジネスの世界で他の人に自分をどのように紹介するかは、多くのことを物語っています。人々は、最初に会ってから数秒以内に他の人についての第一印象を形成することが多いため、自分をプロとして紹介する準備を適切に整えることが重要です。
《出典》 ポジティブな印象を与える - Columbia University
服装や髪形で好印象を与えられる
ビジネスマンの服装はスーツが多いため、あまり服装は気にしたことがない人もいるのではないでしょうか。
スーツだとしてもスーツ以外の服装だとしても、ビジネスシーンに沿ったものである必要があります。
髪形も同じですね。流行りを取り入れるのもお洒落で良いですが、失礼にならない加減をしることが大切です。
スタイルや色選びなど、自分にあったものを身につける、清潔感を与える服装のポイントなどを知っていると印象アップにつながります。
表情と話し方をマスターする
どんなに外見が良くても、表情が険しかったり、話し方が悪いと印象は下がってしまいます。
話しやすい雰囲気を作るための表情や話し方をマスターすることは、良いコミュニケーションにつながります。
信頼を抱かせる姿勢やお辞儀の仕方
学ぶ機会がないマナーのひとつに、姿勢があります。
立ち方、座り方にも美しさがあります。品のある姿勢はそれだけで清潔感と好印象を与えます。姿勢の良さには、その人の自信を感じさせる要素もあります。
もうひとつ、お辞儀の仕方もマスターすると安心です。お辞儀といっても会釈程度のものから、謝罪のお辞儀まで様々ですので、社会人のマナーとして違いを知って使い分けられることが大切です。
現場で活きる実践的な言葉使いのマナーを学ぶ
クレームにもなりかねないのが、言葉使いです。
相手や場面に合った言葉使いができることは、ビジネスマンとして当然のことです。
間違って使っていると恥ずかしい、敬語
苦手意識を持っている人が多い敬語ですが、自分に尊敬語を使ってしまったり、相手を立てるところで間違った敬語を使うことほど恥ずかしい事はありません。
尊敬語、謙譲語、丁寧語の使い分けはできるようにしておくと良いですね。
社内外のコミュニケーションに必須、ビジネス用語
日常会話では使わないけれど、仕事では当たり前のように使う言葉は数多くあります。
新入社員は特にビジネス用語を知らないと、会議や打ち合わせに行っても、何を話しているのか全くわからないということになりますので、しっかりと学んでおきたいものです。
業務や商談を円滑に行うための会話術
社内でも対外的にも、適切な会話をおこなえる必要があります。
仕事だからと言って、仕事の話ばかりでは堅苦しくなり、相手との距離が縮まりにくく、仕事もしにくくなってしまいます。かといって、プライベートな話や自分の話ばかりでは相手は退屈してしまいます。
適度な雑談ができるような会話術や、話を広げるスキルを身につけるのも必要です。
仕事上で欠かせない電話・メールのマナーを学ぶ
連絡手段で多いのは電話ですよね。最近はメールでのやり取りも増えていますが、相手の表情が見えない分、より丁寧に対応する必要があります。
自信を持って対応したい電話対応
電話の取り方、会社名や部署、名前の伝え方はもちろんですが、話すスピードや声のトーンも気をつけなくてはなりません。
思っているよりも相手には聞き取りにくいこともありますので、自分の話し方の特徴を知って、より伝わりやすい対応方法を身につけるのがお勧めです。
早く、適切な対応をしたいメール対応
ビジネスメールでは、文章能力も試されます。
特に話し言葉を使わない文章の書き方ができない人も多くいます。わかりやすく端的に伝える文章を作ることを覚えると、メールでのやり取りもスムーズになります。
今必須のSNSの使い方
近年増えているのが、SNSを使った連絡です。対外的よりも、社内での連絡に活用している企業も多いでしょう。社内だとしてもマナーは必要です。失礼にならないSNSの使い方をマスターすることも、今のビジネスマンには求められる能力です。
お客様や取引先への接客マナーを学ぶ
ビジネスマナーと聞いて、接客を想像する人も多いのではないでしょうか。
やはり直接お客様や取引先とのやり取りは、緊張感があります。思っている以上に相手はこちらを見ています。スマートなビジネスマナーで信頼を勝ち取りましょう。
基本の「キ」名刺交換
初めてお会いした時には、必ず名刺交換をしますね。名刺の出し方、受け取り方、受け取った後の行動など、知らないと恥ずかしい思いをします。
名刺入れにもこだわって、個性を出してみるのも会話のきっかけにもなるので、スマートな名刺交換の仕方を覚えて、印象に残る工夫をしてみるのも良いですよ。
知らないと失態の素、ビジネスシーンでの座席
意外と知らないのが、席順です。
食事会、車の相乗りなどで、上座と下座を理解し自分がどの位置に座るのが良いのかを瞬時に判断することも大切です。
接待にも関わらず、自分が上座に座ってしまうという失態をしないためにも、ぜひ学んでおきましょう。
良い印象を与える訪問マナー
お客様や取引先に訪問することもありますよね。
アポの取り方、訪問時間の決め方、ノックの仕方、挨拶、座り方などなど、知っておくべきポイントは多数あります。
靴の脱ぎ方やコート着脱のタイミングなどもマスターすると、さらに良い印象を与えることができます。
ビジネスマナー研修は厳しく行うべきか
ビジネスマナー研修というと、厳しいものを想像する社会人の方は多いでしょう。確かに、今まで自己流でやってきた方法から脱却し、正しいマナーを身につけるためには多少のインパクトは必要かもしれません。しかし、厳しすぎることで起こる弊害も同時に理解する必要があります。
厳しさを通して「何を学ばせたいのか」を明確にする
厳しい研修を実施する際に重要なのは、「その研修を通して社員に何を学ばせたいのか」を明らかにすることです。
- 社会人になったけじめとして厳しい環境を体験させたいから
- 例年やっていて恒例行事になっているから
- 厳しさを乗り越えるメンタルの強さを身につけさせたいから
こういった理由で、厳しさを売りにした研修を導入する企業は多くあります。しかし、それらは本当に必要なのか、今一度立ち止まって考える必要があります。
厳しさにも様々な種類がありますが、講師の考え方を必要以上に押し付けたり、理不尽だったりする内容は、社員の自主性を奪う結果を生みます。また、研修を無事に乗り越えたとしても「理不尽なことを言われたら、少し我慢して受け流せばいい」という記憶が残るだけです。あらかじめ研修の目的をしっかりと立て、社員が自ら考え行動する意識が育つような内容を実施しましょう。
厳しすぎる研修は組織への不信感につながる
あまりにも厳しすぎる研修の実施は、社員が会社への不信感を持つきっかけとなります。SNSで個人が情報発信できる今の時代、万が一研修の実態が外に漏れ出た場合、企業イメージの低下は避けられません。社員の仕事への意欲を削がないためにも、以下の3つは最低限避けるべき内容です。
- できなかったことは「事実」にのみ焦点を当てて注意する
- 社員の人格を否定するような攻撃は絶対にしない
- 怒鳴る、理不尽な要求を押し通すなどの内容は避ける
例えば、来客応対の練習で受講生がミスをした場合には「今の応対は失礼にあたります。その理由は〇〇だからです。この部分に気をつけてもう一度やってみましょう」というように、ミスをした事実とそれがいけない理由を淡々と指導します。このときに「こんなこともできないなんて常識がない、社会人失格だ」などと叱責してしまうのは、人格を批判することにつながり、正しい指導とは言えません。
社員一人ひとりの個性やペースを大事にする
ビジネスマナー研修を実施する際には、社員一人ひとりに合わせて指導してくれる講師を選ぶべきです。そもそも、研修は社員それぞれが知識やスキルを得て、現場で立派に活躍して欲しいという目的があって実施されているはずです。
個人の理解度や性格、職務上求められるスキルなどを事前に整理し、講師と綿密に打ち合わせを行いましょう。これは社員を甘やかすためではなく、研修を受講する全員のレベルを引き上げるために必要な作業です。それが結果として現場レベルの底上げにつながり、一緒に働く社員にも良い影響を及ぼします。