職場におけるリスクマネジメントとは
リスクマネジメントを考える上で、リスクを3つに分類する方法と、2つに分類する方法があります。
リスクを3つに分類する
3つに分類する場合は、防止可能なリスク・戦略リスク・外部リスクのとおりです。
防止可能なリスク
これらのリスクは内部リスクであり、制御可能と考えられます。一般的に企業はこれらのリスクを負っても戦略的な利益が得られないため、これらのリスクを取り除く努力をするべきです。
戦略リスク
戦略リスクは、期待リターンが高い戦略では必然的にリスクを負うことになるため、防止可能なリスクと性質が異なります。よって規則に則ったリスク回避のモデルでは制御できるものであはありません。
リスクイベントが起きたときに、それを回避もしくは対応できるためのリスク管理システムが必要です。
外部リスク
外部リスクとは、自然災害・政治問題・マクロ経済の変化が含まれ、防止可能なリスクや戦略リスクとは別の対応が必要です。このようなリスクは発生を防ぐことはできないため経営メンバーはその影響の特定や軽減に主眼をおく事が求められます。
リスクを2つに分類する
ビジネスを取り巻くリスクは多種多様ですが、大きくは「純粋リスク」と「投機的リスク」の2つに分類できます。
純粋リスク
火災、地震や水害などの自然災害、テロや犯罪、交通事故、突発的な事故による財物の損壊、経営者・従業員の病気や死亡など
投機的リスク
景気や為替、金利の変動、政策・関連法規の変更、規制の緩和・強化、税制の改正、新商品の開発、事業の多角化、新発明・技術革新など
純粋リスクは、企業に損害や損失をもたらすリスクです。利益を得るチャンスにはならないことがほとんどなので、事態の発生を防止したり、発生したときの損害が最少になるよう抑制したりするリスクマネジメントを行います。
投機的リスクは、企業にとって利益にも損失にもなり得るリスクのことで、「ビジネスリスク」とも呼ばれています。例えば新商品の開発は、成功すれば利益に、失敗すれば損失になります。投機的リスクはプラスにもマイナスにもなり得るため、マイナスを最小限に抑えるリスクマネジメントが必要です。
企業が抱える悩み・課題
社会の発展とともにリスクは多様化し、あらかじめ手を打っておく必要を感じている経営者の方は多いです。しかし、大企業ではリスク管理専門部署を設けるなどの対応が進んでいる一方で、中小企業では担当部署が無く、特に対処をしていない企業が多いのが実情です。何となく必要性は理解しているものの、企業としてリスクマネジメントに着手できないのは、企業が以下のような悩みや課題を抱えているからです。
・自社にどんなリスクがあるのかわからない
・リスクに対策する方法がわからない
・そもそも、事前にリスクに対処することはできないと思っている
・今までトラブルが起きなかったので、これからも大丈夫な気がしている
・リスクマネジメントのKPIの設定方法が分からない
リスクマネジメントが効果を発揮するのは、実際にリスクが発現したときです。そのため、平常時に予算をかけて対策しておく意味を見出せない方が多く、上記のような悩みを抱えたまま放置しているケースが多いのです。
しかし、実際にリスクが発現してから対処するのでは遅いです。新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの中小企業が倒産したのは記憶に新しいはずです。こうしたリスクはいつ起きるか分かりません。いつ起きるか分からないからこそ、平常時に備えておく必要があります。
研修の必要性
事故や自然災害、情報漏えい、金利変動、為替変動など、企業を取り巻くリスクは多様化・複雑化しています。リスクに適切に対処した経営を行わないと、顧客や株主に大きな損害を与え、信頼を失うとともに経営状態が悪化してしまいます。
大きな損害が出る前に、経営者や社員は起こり得るリスクを把握し、適切に対処しておかなければなりません。
リスクを発見し、適切な対応を行う方法が「リスクマネジメント」です。
リスクマネジメント研修を導入することで、社員にリスクへの対処方法を学んでもらうことができます。
研修の対象者
リスクマネジメント研修は、新入社員から経営層まで、幅広い階層が受講できる研修です。受講者の階層に合わせ、研修内容をカスタマイズすると効果的です。経営層や管理職など現場をマネジメントする立場の社員向けには、会社全体のリスクをコントロールする手法を学べる研修を選びましょう。現場のリスクを洗い出し、それぞれに対して経営の視点でリスクを抑える方法を考える知識を身につけられます。
新入社員や若手社員向けには、主に自分の身の回りのリスクをコントロールすることを学べる研修が良いでしょう。特に、情報漏えいリスクの知識は重要です。SNSの投稿や飲み会など職場の外での会話、エレベーター内の会話から内部情報が漏えいするリスクがあるのですが、研修で教えてもらわないと気づかない人が多いからです。
研修のラインナップ
リスクマネジメント・インストラクター研修「一般財団法人リスクマネジメント協会」
一般財団法人リスクマネジメント協会が主催するリスクマネジメント・インストラクター(社内教育担当者)研修は、リスクマネジメント教育を行う担当者を育成することを目的とした研修です。リスクマネジメントの基本やコンプライアンス、BCP(事業継続計画)といったテーマで研修を行います。
また、当協会では「リスク検定」の導入を推奨しています。リスク検定は試験結果が合否ではなくポイントで表示されるので、社員がリスクについてどのくらい理解できているか、数値で把握することができます。
一般財団法人リスクマネジメント協会は、日本でのリスクマネジメントの普及と啓発を目的として1996年に設立された協会です。リスクマネジメント研修の主催のほか、諸外国のリスクマネジメントに関する情報の収集や、リスクマネジメント資格認定試験の実施などを行っています。(参照:一般財団法人リスクマネジメント協会)
介護事業所向け ヒヤリハットを予防するリスクマネジメント研修「SOMPOリスクマネジメント株式会社」
SOMPOリスクマネジメント株式会社の研修では、介護事業所におけるリスクマネジメントに特化した内容が学べます。カリキュラムは以下の通りです。・リスクマネジメント体制整備の重要性とは
・ヒヤリハット、事故報告書運用の基本
・自己発生時の対応方法
・クレーム発生時の基本対応
施設でそのまま利用できるひな形を使ってグループワークを行うため、研修の学びを現場ですぐに活用可能なのが大きな特徴です。
SOMPOリスクマネジメント株式会社は、企業のリスクに備えるためのコンサルティングや教育サービスを専門としています。多くの調査研究の知見をもとに多様な現場のニーズに応えながら、リスクの洗い出しから体制構築までを総合的にバックアップします。(参照:SOMPOリスクマネジメント株式会社)
医療・介護業界向け 利用者の満足度が高まる危機管理研修「参照:株式会社コンクレティオ」
株式会社コンクレティオの危機管理研修では、医療・介護業界という常にリスクを伴う現場において「想定外」の事態を未然に防ぐためのノウハウをお伝えします。職員のリスクに対する意識を底上げすることはもちろん、現場で発生するリスクを明確化し、優先順位を決めて課題に取り掛かる重要性を学びます。株式会社コンクレティオは、医療・介護業界が抱える様々な課題に向き合い、組織にとって最適な研修プログラムを提案します。職種別・階層別・テーマ別研修を豊富に用意しているため、あらゆる視点から職員の知識とスキルを成長させる学びの場が必ず見つかります。(参照:株式会社コンクレティオ)
リスク発生のメカニズムがわかる!リスクマネジメント基礎研修「株式会社日本リスク総研」
株式会社日本リスク総研の研修は、新入社員や若手社員などの初めてリスクマネジメントを学ぶ方を対象に、導入知識やリスクマネジメントの重要性について丁寧に解説します。企業活動を成功に導くためにリスクマネジメントがいかに必要かを理解し、実施する際の具体的な手順を習得します。株式会社日本リスク総研は、リスクマネジメント教育専門の研修会社です。未来に発生するリスクを100%予測することは困難ですが、その芽を摘み取ることはできます。リスクマネジメントをマイナスの取り組みではなく、経営活動を推進するプラスの取り組みとして実践する企業と社員を増やすための教育機会を提供します。(参照:株式会社日本リスク総研)
攻めの経営を可能にする、リスクマネジメントの本質研修「株式会社インプレッション・ラーニング」
株式会社インプレッション・ラーニングでは、現場にありがちな「リスクを挙げすぎて新しいアクションが取りづらい」「リスク管理のルールが増え煩雑化している」という課題を克服するための研修を提供しています。適切にリスクへの先手を打ち、危機を恐れて守る状態を打破して、攻めの経営を可能にするノウハウを学べます。株式会社インプレッション・ラーニングは、企業のコンプライアンス意識を向上し、会社で働くすべての人と、取引先やお客様が幸せになる会社づくりを支援しています。基礎を正確に理解し、現場で正しい知識とノウハウをもとに行動できる社員を育てます。(参照:株式会社インプレッション・ラーニング)
社員のリスク感性を育てるリスクマネジメント研修「株式会社日本リスク総研」
株式会社日本リスク総研は、「社員にリスクマネジメントを学んでもらいたいが、何をすればいいかわからない」と悩む企業に向けて、Eラーニングで危機管理を学べる機会を提供しています。知識編と実践編の2つに分けて、徐々にステップアップしながらリスクマネジメントを体系的に学べます。株式会社日本リスク総研は、リスク管理体制の構築に向けた総合的な支援を実施しています。社員のリスク感性を高め、リスクマネージャーを育成し、リスク管理のルールを組織内に周知徹底する3つのプロセスを通して、企業が経営計画をスムーズに進行できる状態をバックアップします。(参照:株式会社日本リスク総研)
管理職向け 組織に潜むリスクに備えるリスクマネジメント研修「株式会社TEI」
株式会社TEIのリスクマネジメント研修は、心理学の観点から人の行動を分析し、リスクが起こる原因と回避方法を学びます。・組織に潜むリスクとは
・安全の概念とは
・リスクマネジメントの手順
・危機管理とリスクマネジメントの違い
これらのカリキュラムを通して、組織運営で起こり得るリスクを把握し、それを不祥事にしないための方法を習得します。
株式会社TEIは、社員一人ひとりが持つ潜在能力と素質を引き出すことで、経営活動に貢献する人材を育成する研修が特徴です。「コミュニケーション力」「思考力」「行動・実行力」の3つを強化するプログラムで、複雑かつ多様化を続ける現代社会においても活躍し続ける、自立型成長人材を育成します。(参照:株式会社TEI)
組織の危機意識を高める リスクマネジメント研修「株式会社日本コンサルタントグループ」
株式会社日本コンサルタントグループでは、マネージャーや管理職を対象として、経営活動におけるリスクを体系的に学ぶ研修を実施しています。・環境変化に適応する企業経営とは
・経営危機に対する意思決定の事例
・ヒト、モノ、カネに関するリスクマネジメント
自社のリスクマネジメントの取り組みを再確認し、危機意識を高めながら組織運営をするためのノウハウをお伝えします。
株式会社日本コンサルタントグループは、企業経営の基盤である「人材」に焦点を当てたコンサルティングを60年以上にわたり提供してきました。その豊富な実績と知見を活かした、より実践的・実務的な教育にこだわり、働く人のやりがいと達成感を引き出します。(参照:株式会社日本コンサルタントグループ)
研修についてよくある質問
リスクマネジメント研修の導入を考えている企業から多く寄せられる質問について回答していきます。詳細は研修会社によって異なるので、研修の問い合わせの際にご確認ください。自社に合わせたカスタマイズは可能か
可能です。導入企業の業種や業界ならではのリスクについても研修で取り扱うことができます。企業にも起こりうる不祥事や訴訟の事例を扱うことで、社員の危機感を高めることが可能です。
あわせて、社内の危機管理マニュアルやコンプライアンス体制についても、講義で伝えることができます。研修で扱ってほしい社内ルールがあれば、研修会社にお気軽にお申しつけください。
リスクマネジメント研修とコンプライアンス研修の違いは何か
コンプライアンス違反の防止は、リスクマネジメントのひとつです。コンプライアンス研修では、コンプライアンスとは何か、企業が守るべきモラルとは何か、違反しないためにはどうすれば良いかを学ぶことができます。
リスクマネジメント研修ではリスク全般を扱うので、コンプライアンス遵守はもちろん、災害や突発的な事故、情報漏えい、投機的リスクなどについても学びます。
リスクマネジメント研修とコンプライアンス研修は、一部は重複するものの、基本的には異なる研修です。企業のリスクの低減という観点で同じ方向を向いた研修なので、セットで導入するとリスクマネジメントやコンプライアンスについて社員の理解を深めることができます。
リスクコンサルティングは可能か
ほとんどの場合、可能です。研修を専門で行う会社の場合、リスクコンサルティング事業を行う会社を紹介します。
適切なリスクマネジメントを行うためには、会社の内部にいると気づきにくいリスクも見つける必要があります。客観的な視点から会社のリスクを洗い出して対策を考えるためにも、研修を受講したあとにコンサルティングを導入すると、高い効果が期待できます。
研修が組織にもたらす効果

リスクマネジメント研修には、リスクへの対処方法を学ぶだけでなく、さまざまな効果があります。
以下のような効果があり、会社に良い影響をもたらします。
リスク管理は機会や目標達成ではなく、驚異や失敗など一般的に悲観的なイベントが議論の中心になるので、多くのリーダーシップが戦略を遂行する際に目標する「できる」という考え方に反する思考です。
よって積極的に外部の研修スタッフを招き入れ、中立的な視点からリスクマネジメントを評価してもらうようにしましょう。
リスクを軽減するには通常、リソース分散させて投資を多様化する必要があります。
《出典》 リスク管理: 新しいフレームワーク - Harvard Business Review
主体的な意識の向上
リスクマネジメント研修はワークショップ形式で行うため、社員の主体性を育てることができます。研修では、社員が自らリスクを発見し対処するまでのプロセスを、実戦形式で学びます。
座学で講義を聞くだけではないので、主体的に行動できる人材を育成できます。
コミュニケーションの活性化
リスクマネジメント研修のワークショップでは、複数人でグループを作り、ディスカッションするプログラムがあります。普段、あまり交流が無い社員どうしでグループを作らせれば、研修をきっかけに交流を深めることができます。
社内のコミュニケーションが活性化すれば、仕事が円滑に進むようになります。
リスクマネジメント研修を通じ、職場環境の向上も狙うことができます。
コンプライアンスの強化
リスクマネジメント研修を行うことで、コンプライアンスを強化することができます。研修を通じ、社員はリスクが発現したときの損害の大きさや大勢に迷惑がかかることを学びます。
したがって、情報漏えいやSNSにおける炎上、ハラスメントといった身近なリスクに対しても、コンプライアンスを守る意識を高めることができます。
研修で学ぶこと

リスクマネジメント研修では、リスクマネジメントとは何かといった概要を解説した後、以下の4つのステップで演習を行うのが一般的です。
1. リスクの洗い出し
2. リスクの分析
3. リスクの評価
4. リスクへの対応
実際のリスクマネジメントも、この流れで行います。
それぞれのステップで何を学ぶことができるのか、詳しく解説していきましょう。
リスクの洗い出し
リスクマネジメントの最初のステップは、リスクの洗い出しです。研修では、参加者が所属する会社や部署において、どのようなリスクがあるかを可能な限り多く挙げていきます。
一般的に考えられるリスクには、例えば以下のようなものがあります。
・事故
・ヒューマンエラー
・情報漏えい
・SNSにおける炎上
・リストラ
・ハラスメント
・訴訟
・法改正
・為替変動
・金利変動
・株価下落
・火災・自然災害
以上が一般的なリスクですが、リスクマネジメント研修ではより具体的に挙げていきます。
リスクの大小に関係なく、これ以上は絞り出せない、というところまで考えていきます。
リスクの分析
次に、洗い出したリスクを分析し、リスクの重大さを考えていきます。対処する順番を把握するためにも、リスクの重大さを判定するのは重要なステップです。
リスクの重大さは、「発生頻度」と「損失の大きさ」によって決められます。
したがってこのステップでは、洗い出した各リスクの発生頻度と損失の大きさを考えていきます。
リスクの評価
次に、リスクを評価して対応の優先順位を決めます。前のステップで分析した「発生頻度」と「損失の大きさ」を一覧にし、リスクを評価します。
グラフによる可視化(横軸に発生頻度、縦軸に損失の大きさを取ってマッピング)すると、リスクの重大さが見やすくなります。
可視化することで、発生頻度が高く、損失の程度も大きい、最優先で対処するべきリスクを発見することができます。
また、「損失の程度は小さいものの、発生頻度が高いリスク」や「発生頻度は低いものの、発生したら莫大な損失になるリスク」も見つけることができます。
リスクへの対応
優先順位が決まったら、リスクに対応する方法を考えます。リスクマネジメント研修では、参加者の組織ではどのような方法で各リスクに対応できるかを考えていきます。
リスクへの対応方法は、一般的には以下のような方法が挙げられます。
・ポートフォリオ経営
・保険への加入
・事業売却
・リスクの保有
研修では各リスクへの対応策を考えるとともに、スケジュールやコストも考えていきます。
その結果、発生頻度が低く損失の程度が少ないリスクについては、大きな対処をせずにリスクを保有した方が良い、という結論になることもあります。
このような流れでリスクマネジメント研修を行うことで、社員にリスクへの気づきから対応までの一連の思考方法を学んでもらうことができます。
研修の選び方
リスクマネジメント研修を選ぶとき、研修の内容を自社に合わせた内容にカスタマイズしてもらえるか確認しましょう。以下のような情報を研修会社に伝え、自社に合った研修をしてもらうことで、研修のパフォーマンスを高めることができます。
・業種
・業界
・会社規模
・社員構成
リスクの性質は業種や会社の規模などによって異なり、一般的なリスクだけをパッケージした研修では物足りないからです。
費用が安い研修会社だと、カスタマイズに応じてもらえないことがあるので、自社に合った内容に変更してもらえるか確認してから契約するべきです。
研修を成功させるポイント
リスクマネジメント研修の効果を最大にするために、研修会社にリクエストしていただきたいのが、「自社に合わせた実践形式のワークを中心に行う」ことです。なぜ自社に合わせたワークで研修をしてもらうべきなのか、詳しく解説していきます。
自社に合わせた内容
リスクマネジメント研修は、自社に合わせた内容にしてもらうと効果が高まります。業種によってリスクの性質や大小が異なるため、一般的なリスクマネジメントの講義ではなく、自社に合わせた内容を用意してもらうようにリクエストしましょう。
例えば、製造業だと製造過程の事故や不良品のリコールなどが大きなリスクになります。
IT企業であれば、情報漏えいや法改正などがリスクとして挙げられますし、業種によってリスクの性質は異なります。
このように、業種によって主なリスクは変わってくるので、自社に合ったリスクマネジメント研修を組んでもらうようにリクエストしましょう。
実践形式のワーク
リスクマネジメント研修は実践形式のワークを中心に行うよう、研修会社にリクエストしましょう。組織のリスクを主体的に発見し、対処方法を提案できる社員を育てるためには、座学形式の研修では物足りないです。
リスクを洗い出す方法や分析・評価する方法、コストとスケジュールを踏まえた対処方法の考え方について、実践形式のワークで導いてくれる研修をリクエストしましょう。