
企業研修の総合メディアのキーセッションでは、さまざまな研修会社の魅力をお伝えすべく取材を行っています。
今回は、ヒューマンスキル研修を実施されている株式会社LDcubeの新井さまにお話を伺いました。
目次
主に扱っている研修のテーマについて教えてください。
自己理解、コミュニケーション、タイマネジメント、コーチング、リーダーシップ、レジリエンス、創造性開発、セルフエスティーム向上、経営意思決定力向上などです。いわゆる階層別研修で新入社員、若手社員、中堅社員、管理職層という中で扱うヒューマンスキルをベースとした研修を提供しています。
どのような課題を抱えた企業さまから研修の依頼が多いのでしょうか?
研修をやるものの、やりっぱなしになってしまっていてフォローアップができていないケースや、コミュニケーション研修を全社員に展開など研修対象者が多い場合にも依頼いただくケースが多いです。それは、弊社の提供している研修は我々外部講師が研修を実施するだけではなく、実施している研修を社内トレーナーの方々にやり方と教材を提供し、一緒になって展開していくことで、コストを抑えながらも、フォローアップの充実度を高めたり、より多くの受講者に研修の機会を提供することが可能になるからです。
貴社の研修ならではの強みを教えてください。
行動科学やポジティブ心理学などの研究を踏まえ、研修プログラムとして再現性の高いプログラムデザインをしていることです。提供している研修内容が体系立てられており、どの研修講師が研修を行っても一定の研修効果を得られるようにプログラムしています。
だからこそ、弊社講師のみならず、その体系化されたノウハウを社内トレーナーの方々に伝授し、教材を提供することで、社内でプロさながらの研修を実施することを実現しています。
社内トレーナーが社内の課題や事情を踏まえた上で、ノウハウが体系立てられたプログラムを活用して研修を行うことで、外部講師に依頼するよりも自社にフィットした研修を実施することが可能です。
実際に弊社ではない外部講師が行った研修と、同テーマで弊社のプログラムを活用して社内トレーナーの方が行った研修のアンケートを比較したところ、社内トレーナーの方が受講アンケートの結果が良かったという報告をいただいたことがあります。
研修のカリキュラムづくりで工夫されていることがあれば教えてください。
行動科学やポジティブ心理学などをベースに体系立てられ再現性の高いカリキュラムデザインを行いながら、プログラム実施に際しては、対象者層の状況や課題に合わせてアレンジしながら展開することです。また、研修を単発のイベントに終わらせないよう、社内トレーナーの方々を連携を取りながら、実際の行動変容につながるところまでを意識してカリキュラムデザインを行っています。
研修は実施するだけでは効果はありません。研修を実施し、受講者が学びを得て、受講者の行動変容を通じて、研修が業績などの結果に貢献しています。
カリキュラムデザインを行う際には、その点を踏まえて、イベントに終わらせず、行動変容につなげるためのデザインを行うことを意識しています。
講師さまの特徴や強みなどを教えてください。
弊社には多数講師がおりますが、どちらかというと講師の特徴や強みを前面に出すということではなく、研修プログラムを前面に出しております。なぜなら、講師が研修をやることはきっかけに過ぎず、受講者の行動変容を促していこうと思った際には、外部講師の関わりには限界があります。そのため同じプログラムを実施できる社内トレーナーを養成し、一緒になってプログラム展開しているからです。
外部講師に研修を依頼するだけでは研修がイベントで終わってしまいます。研修をイベントに終わらせず、社内トレーナーの方々と一緒になって、受講者の行動変容を追いかけ、行動変容を通じて会社の業績向上に貢献したいと考えています。
イベント的な研修をお考えの場合には、他社のさまざまな特徴をお持ちの講師の方が向いているかもしれません。
研修を実施した企業さまでの成果やうれしいフィードバックなど印象的なエピソードがあれば教えてください。
研修を実施前のアンケート、研修実施後のアンケート、さらに一定期間後のアンケートにおいて、研修で学びスキルが身に付き、行動変容につながったということを報告いただいたケースです。
それ以外にも、複数社の社内トレーナーの方々が協働して、異業種交流研修会を実施していることも印象的です。社内トレーナーの方々数名で、各社から数名の受講者を募って研修を実施することで、コストをほとんどかけずにかなり刺激のある有意義な研修を実施されていました。受講者にインパクトを提供して行動変容を促すという点において、とても良い取り組みだと感じています。
最後に、どの企業に研修を依頼しようか迷っている方にメッセージをお願いいたします。
単に研修を実施するだけでなく、自らも社内トレーナーとなって、一緒に受講者の方々への学びの提供や行動変容の支援をしたいと思っている方はぜひお問合せください。また、まだ社内トレーナーの養成までは具体的には考えていないけれど、それも選択肢の1つだと考えている方も是非研修の入り口から行動変容につながるまでをデザインしながら、中長期的に社内トレーナーによる展開も視野に入れていきましょう。
弊社は人材育成について真に価値ある学びの提供をしたいと考えています。真の価値ある学びを実現するためには、研修はやるだけでは意味がなく、受講者に寄り添いながら行動変容につなげて行くことが大切だと考えています。そのため、外部に研修を丸投げしたいという場合には弊社は不向きです。他社の研修をご検討されることをおすすめします。
株式会社LDcubeさまの基本情報
項目 | 詳細 |
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ホームページ | https://ldcube.jp/ |
電話番号 | 03-3525-7002 |
メールアドレス | info@ldcube.co.jp |
SNS | LinkedIn:@ldcube |
弊社が提供しているプログラムの1つ『Biz-Ex』は経営意思決定について学ぶことができる比類まれなプログラムです。自身が代表取締役となり、6期分の経営活動を行うことで自身の意思決定の傾向や自身に不足しているビジネススキルなどをあぶり出すことができます。本プログラムは2024年HRテクノロジー大賞において「ラーニングサービス部門優秀賞」を受賞しました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000131307.html