成功者には共通の特徴や習慣があります。そのひとつが読書です。
”学生時代は本を読んでいたが、社会人になってからは時間がなくて読んでいない”という人も多いのですが、成功者は忙しい中でも本を読んでいるのです。
なぜわざわざ時間を割いて本を読むのでしょうか。
この記事では、成功者の読書事情、読書をする理由、読書の効果を高める方法などを解説しています。これを読むと読書がしたくなるはずです。
目次
成功者の読書事情
世界の長者番付に名を連ねる4人をご紹介します。彼らはプロフィールでも読書好きを公言しています。
どのような考えを持ち、どのくらいの本を読んでいるのかを知ると、読書をしたくなるはずです。
ビル・ゲイツ
マイクロソフトの共同創業者兼元会長兼顧問である彼は、年間50冊は読むそうです。週に1冊のペースになりますね。
ノンフィクションが特に多く、ビジネス書、科学に関するものも読み、時々は小説を一晩で一気に読み上げることもあるとのこと。
本は知りたいという欲求を満たしてくれるものだと考えています。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ビル・ゲイツ
マーク・キューバン
NBAダラス・マーベリックスのオーナーであるマーク・キューバンがこだわったのは、読書量よりも読書時間です。
1日3時間の読書時間を持ち、これを習慣化することが大切と考えています。
仕事を始めた時に読書から学んだことがすべて役に立ったと振り返っています。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』マーク・キューバン
ウォーレン・バフェット
世界の投資家バフェットは、知識は積み重なっていくものと考え、毎日5~6時間かけて5社の新聞を読みます。人生の大半を読書に費やしていると言っても過言ではありませんね。
1日に600~1,000ページもの量を読むことで、情報を集め投資に役立てています。
バフェットは読む時は書かれている内容を鵜呑みにせず、自分で考えながら読むことが大切だと言っています。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ウォーレン・バフェット
マーク・ザッカーバーグ
Facebookの共同創業者兼会長兼CEOである彼は、2015年にファイスブックで「2週間に1冊の本を読む」というルールを自分に課したことを伝えています。
読んでいるジャンルは、文化、信仰、テクノロジー、歴史とのこと。
SNSのCEOであるにも関わらず、「メディアに触れる時間を減らして読書をする」と読書を楽しんでいるそうです。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』マーク・ザッカーバーグ
日本のビジネスパーソンの読書事情
世界の成功者の読書についてご紹介しましたが、日本でも興味深い調査結果があります。
それは、“お金持ちほど本を読む”という事実です。
収入と支出から見る読書量
総務省がおこなっている『家計調査』の結果です。
2019年の年収と1ヶ月の書籍の支出額を見ると、年収が高いほど書籍の購入額が高くなっています。
収入 | ~¥2,390,000 | ¥2,390,000 ~ ¥3,540,000 |
¥3,540,000 ~ ¥5,020,000 |
¥5,020,000 ~ ¥7,410,000 |
¥7,410,000~ |
---|---|---|---|---|---|
書籍金額 | ¥2,383 | ¥3,050 | ¥2,816 | ¥3,035 | ¥3,774 |
年収が940万円を超える人たちはさらに多く、ひと月4,147円になっています。
参考サイト:政府統計の総合窓口(e-Stat)”家計調査 / 家計収支編 総世帯 詳細結果表”
1,000万円プレーヤーの読書事情
年収1,000万円プレイヤーの読書習慣の3つの特徴についてご紹介します。
・毎月1冊以上本を読む割合は63.4%
・読むジャンルは小説とビジネス本で、漫画はほとんど読まない
・読書場所は公共交通機関で、オフィスでも読む習慣がある
1ヶ月に1冊も本を読まない割合も一定数いますが、平均年収層と比べると読まない人の割合は少なくなっています。
また、読書をするのは家を抑えて公共交通機関が多いことから、通勤や移動時間を活用していることがわかります。隙間時間を活用して、読書を実績につなげているのです。
参考サイト:iX(アイエックス)”今どき 1,000 万円プレイヤーの「読書事情」を徹底調査”
成功者が読書をする理由
このように、成功者が時間を工面して読書をする理由はどんなところにあるのでしょうか。
読書でしか得られないメリットが強く影響しています。
専門的知識を深める
1冊の本の中には、専門的な情報が詰まっています。それらを短時間で効率良く得られるのですから、読まない手はありません。
成功者は未知のこと、最新の情報が専門家に会わなくても学べることを知っているため、本を読むのです。
好奇心と欲求を満たすため
成功者は好奇心が旺盛の人が多く、知りたい欲求を常に持っています。
本の中には知りたいことが書かれており、読むことで欲求を満たしているのです。そのため、ビジネスに関することだけではなく、仕事以外のジャンルの本を読むという人も少なくありません。
経験の疑似体験ができる
体験記や小説は、自分が経験していないことも、自分が主人公になったつもりで想像しながら読むことができます。
自分だったらどうするかということを考えることができるため、疑似体験から学びや気づきを得ているのです。
読書の効果を高める方法
読書をしたからといって全員が成功者になれるとは限りません。中には何年も本を読んでいるのに、まったく効果がないという人もいるかもしれません。
ただ読むだけではない、ちょっとしたコツがあります。
自分に置き換える
投資家ウォーレン・バフェットは、書かれていることは正しいとは限らないため、事実を知り考えなければならないと言っています。
ビジネス本でも小説でも、自分だったらどうするか、今の状況に役立てるには何が必要かなど、書かれている内容を自分事に置き換えて考えながら読むことが大切です。
アウトプットする
本の中にあるのは情報です。そこから答えを見つける、知識として活用するには必ずアウトプットしなければなりません。
・読んだ内容を人に話をする
・ブログやSNSで発信する
・実際にやってみる
・教える
など、行動することで自分の環境や状況、性格などに合った成果が得られるのです。
もし想像したのと違う結果になったとしたら、別な本を読むなどさらなる情報収集が必要になります。
学ぼうという気持ちを持つ
ただ何となく読むと何も心に残りません。読む前に何かを学び取ろうという気持ちを持つことが大切です。
本を選ぶ時に何か目的を持っていると思います。
疑問に思っていることを解決したい、知らないことを勉強したい、楽しい気持ちになりたい、キャリアアップに必要な情報を得たいなど、読書をしようと思った気持ちをできるだけ具体的にしておくと得られる効果が高くなります。
https://magazine.keysession.jp/successful-life-week/
成功したいなら読書を習慣化する
成功者は読書に時間を費やします。
忙しいを理由にせず、移動時間や空き時間を上手に活用して本を読んでいます。
読書は誰にでもできることです。今はネットでも本が買えますし、電子書籍も増えてきています。
ライフスタイルに合った方法で読書時間を作り習慣化しましょう。それが成功者への近道です。