企業研修の総合メディアのキーセッションでは、さまざまな研修会社の魅力をお伝えすべく取材を行っています。
今回は、Win Coach代表としてコミュニケーション研修や組織開発を実施されている須磨展子さんにお話を伺いました。
目次
主に扱っている研修のテーマについて教えてください。
研修を「人財開発」と位置づけ、コミュニケーションをベースとした研修で社員の方々の成長をサポートしています。
人の成長にはコミュニケーションが必須と考え、ほぼすべてのテーマでコミュニケーションの心構えやスキルアップを盛り込んでいます。
具体的なテーマは様々ですが、コミュニケーションを取り入れながら主に以下のテーマについて実施しています。
・管理職研修:マネジメント、部下指導・育成、目標管理(MBO)、リーダーシップ、コーチング、ファシリテーション、問題解決、メンタルヘルス ラインケア、ハラスメント防止
・中堅社員研修:キャリアデザイン、リーダーシップ、コーチング、問題解決
・新卒新入・若年社員研修:会社組織の理解、ビジネスマナー、キャリアデザイン
・その他研修:メンタルヘルス セルフケア、プレゼンテーション、クレーム対応、営業スキル
・ビジネスコーチングの提供:個別にコーチングを実施
どのような課題を抱えた企業さまから研修の依頼が多いのでしょうか?
具体的には以下のような課題を抱えている企業さまが多い印象です。
・情報共有をより活発にしたい
・社員同士、部署間の連携を高め、業務をより円滑にしたい
・社員のモチベーションを高めたい
・社員が自身のキャリアを考え、将来に希望が持てるようにしたい
・管理職の役割を明確にして自覚を高めたい
・管理職の指導育成スキルを高めて社員の能力を底上げしたい
・離職率を下げたい、新規採用を増やしたい
「人財開発」として各課題に応じた研修をご提案し実施していますが、課題を解決するためには研修と同時に「組織開発」として組織体制や人事制度などを見直していきます。
「組織開発」は会社組織の成長、組織のパフォーマンス最大化が目的です。方法としては、まず経営層の方へのヒアリングから始め、直接業務にかかわる課題だけでなく、風土文化などについても把握させていただきます。また状況やご要望に応じてエンゲージメント調査なども実施します。ヒアリングや調査の結果から真の原因を見つけ、適した研修を実施することができます。
貴社の研修ならではの強みを教えてください。
機動的かつ柔軟な対応ができることが強みです。
具体的には以下の4点を強みとしています。
・企業さまの状況に見合った研修のご提供
・状況に応じた柔軟なプログラム変更(例:1か月ごと3回の連続研修で、各回終了後にご担当者さまなどと打合せし、1回目の状況から2回目以降の内容を変更する、など)
・ケースによっては受講者へ個別に対応(例:補講の実施など)
・研修実施後のご要望に応じてサポートをご提供
状況に見合った研修を実施するために、ご担当者さまや経営層の方に入念なヒアリングを実施いたします。場合によっては現場視察なども行います。そのうえで研修をカスタマイズしてご提供しています。
また研修期間中はもちろん、研修後もご要望に応じて様々なサポートをご提供いたします。
ご要望どおりの研修を1回実施したとしても変化を望むことは難しいものです。企業さまの”パートナー”となって息の長いお付き合いをするなかで、成長をサポートさせていただいています。
研修のカリキュラムづくりで工夫されていることがあれば教えてください。
もっとも工夫している点は以下の2つです。
1.討議やワークなどが中心のカリキュラム
討議やワークなどを中心としたカリキュラムで、受講者が”自分事”として考え習得できるよう工夫しています。研修ゲームを実施することもあります。これは受講者が学んだことを自分のものとして獲得し、業務に活かすことができるようにするために必須といえます。
講義による知識や情報の提供ももちろんありますが、討議やワークにより多様な意見や考え方、ほかの人の経験などにも触れながら学んだことを考察します。この過程が新たな学びを自分のものにするために重要で、業務に活かすことにつながります。
2.事前課題や宿題などを取り入れたカリキュラム
研修テーマに関連した事柄を事前課題により考察することで、問題意識と受講意欲を高めます。講師は事前課題で受講者の傾向などを把握し、研修に活かします。また事前課題の内容は研修に反映させながら進めます。
たとえば管理職研修では研修目的などを伝えたうえで、事前課題として「部下指導で困っていることや悩んでいることなどを挙げてください」といった項目を考察し提出していただきます。事前課題に取り組むことで研修の内容をイメージすることができ、意識が高まります。また研修で受講者の生の声を全員で共有することで、高い関心度合いで意欲的に取り組んでいただくことができます。
一方宿題は、複数回の連続研修や、研修終了後に設けています。次の研修までの期間に今回習得したことを実践しレポートを提出していただいたり、研修終了後もテーマを設けて一定期間実践していただきます。宿題は講師も確認しフィードバックしますが、同時に受講者の上司にもご確認のうえ指導していただくようにお願いしています。これにより習得したことを現場に定着させることができています。
講師さまの特徴や強みなどを教えてください。
「信念」「情熱」「愛情」の3つをもって講師を務めています。
望むなら人も組織も必ず成長できるという「信念」。
講師自身がいまここで発揮できる最大限のパフォーマンスを提供するという「情熱」。
すべての受講者に幸せな人生を送ってほしいという「愛情」。
受講者やご担当者、経営層の方々からいただく共通のお声は『非常に厳しいが、それ以上に温かさを感じる』というお言葉です。
一般の人が気づきにくい観点でのフィードバック力が持ち味と思っておりますが、ときに厳しく率直にお伝えするため、ショックを受ける方が多いのも事実です。
しかし「決して見放さず、望むのであればどこまでも寄り添っていく」という講師のスタンスから、温かさを感じていただけているのだと思います。
また講師の具体的な経験に基づいたエピソード、とくに失敗談が人気です。
話が面白いと言っていただくことが多く、研修会場に笑い声が多く聞かれるのも特徴と言えるかもしれません。ほかの講師から『隣の会場でドッカンドッカン笑い声が聞こえてきたけど、何をしていたんですか?』とよく聞かれます。遠い存在と感じられがちな講師ですが、近い存在と感じていただくことで研修がより効果的に進められると感じます。
研修を実施した企業さまでの成果やうれしいフィードバックなど印象的なエピソードがあれば教えてください。
とくに経営層の方々からはお打合せを重ねた後に「様々な問題の原因が分かったことで課題が明確になった」とおっしゃっていただいています。
そして研修については「研修の目的を明確にしたうえで実施できてよかった」「目指していた変化を感じた」とのお声をいただくことが多いと感じます。
目指すゴールがはっきりしていることで研修による変化の評価もしやすくなり、明確なプラスの変化を感じていただけているのだと思います。
また研修と併せて組織開発として制度などの改善に取り組むことで、「社内の雰囲気が良くなった」「社員がイキイキした表情を見せるようになった」といったお声が多く寄せられます。
行動ベースでは「報連相が活発になった」「提案が増えた」などがあります。
研修のご経験があってもなかなか変化が感じられなかった企業さまにはとくに、このようにお感じいただいているようです。
このような変化は、研修でのグループ討議などによる「受講者自身の気づき」がもたらすものと考えています。
また厳しくも楽しく学ぶことで効果的に習得でき、変化につながっているのだと思います。
最後に、どの企業に研修を依頼しようか迷っている方にメッセージをお願いいたします。
一度お打合せいただければ、ご興味を持っていただけると自負しております。
お打合せでは社内状況を様々な観点でお伺いいたしますが、場合によっては経営層の方にも心地よい言葉だけでなく、問題点などネガティブな面も率直にフィードバックさせていただいております。
研修には費用だけでなく、関係者の膨大なエネルギーを要します。
Win Coachでは、ご担当者をはじめ経営層の方々にもヒアリングやご準備などで多大なお手数をおかけいたしますが、そのご負担に見合った効果的な研修をご提供しています。
そうした理由で多くの企業さまから長年リピートしていただいているのだと思います。
2005年から20年近くにわたり様々な業種の企業さまにお世話になってまいりました。この経験に裏打ちされた研修で、さらに多くの企業さまのお役に立てるようこれからも頑張ってまいります。
ぜひ一度お問い合わせください。
Win Coachさまの基本情報
項目 | 詳細 |
---|---|
ホームページ | https://win-coach.jp/ |
電話番号 | 0123-26-2116 |
メールアドレス | info@win-coach.com |
SNS | Facebook:@suma.WinCoach |
会社組織全体を視野に入れ適した対処をしていくことこそが、大切と考えています。そのため研修だけでなく、併行して組織開発に取り組んできました。
当初「研修だけやってもらえればいい」とおっしゃっていた役員の方が、最終的には「やってもらってよかった!」とご満足いただくことが多々あります。とてもうれしい瞬間です。