ビジネスは人が作り出すものなので、柔軟な思考力が欠かせません。問題と原因を突き止める力や解決策を論理的に組み立てる力など、さまざまな思考力が必要です。思考力とは論理的な発想力と言っても過言ではありません。

しかし、日本の教育ではあまり重視されてこなかった能力であるためか、思考力が身についていない会社員は大勢います。若手のみならず、中堅やベテランの社員も同様です。

この記事では、社員の思考力を向上させるための研修を紹介していきます。なぜ思考力の向上に研修が役立つのかも解説していくので、研修を導入して社員のビジネススキルを高めましょう。

問題を論理的に解決する思考力を養う「ロジカルシンキング研修」

「ロジカルシンキング」とは、日本語で言うと論理的思考のことです。基本的には、今ある情報を整理して仮説を立てたり、複雑化した問題を解きほぐして原因を突き止めたりする思考のことを指しています。問題に対して有効な解決策を論理的に導くために必要な思考なので、ビジネスパーソンには必須のスキルと言えます。

「論理的に考える力」というと、ある程度の経験を積んだビジネスマンなら、自分はできているから研修を受ける必要はないと考えるかもしれません。しかし実際は、日本企業の多くの現場において、ロジカルシンキングができていないために起こる問題が頻発しています。自分はできていると思っている社員も、実際はできていないことが多いのです。

この章では、ロジカルシンキング研修の内容と、思考力を向上させられる理由について解説していきます。もし社員がロジカルシンキング研修の受講に消極的だったら、以下に紹介するメリットを伝えて説得しましょう。

課題を解決する能力を養える

ロジカルシンキングとは課題を解決するために必要な能力なので、ロジカルシンキング研修でも重点的に学ぶことができます。現場で発生した問題が何に起因しているのかを論理的に考える力を向上させるのです。

現場では、問題の原因をめぐって部門間で意見が衝突することがあります。例えば売上が下がったとき、ある人は営業に問題があると指摘し、ある人は商品の欠陥を指摘し、ある人は広告が悪いと指摘し、議論が平行線のまま進まない…といった事例です。

問題の原因を突き止めるには、理由を深掘りしていかなくてはなりません。自社の過去の実績を見たり、他社の実績と比較したりすることで、何が原因なのかを考える必要があります。ロジカルシンキング研修では、そのプロセスを学ぶことができます。

人間は物事が思い通りに行かないとき、環境や周りの人のせいにして自分を安心させようとする心理があります。ビジネスでは致命的なので、実績など客観的な数字から原因を導ける思考を養う必要があるのです。

考えを分かりやすく伝えられるようになる

ロジカルシンキング研修を受講すると、自分の考えを論理的に伝えられるようになります。論理的に考える力が向上すれば、正しい論理で説明することができるからです。

例えば、売上の低下の原因が営業担当者にあると考えたとき、「なんとかするように」と命令しても、言われた方はどうすれば良いのか分かりません。

しかし、ロジカルシンキングを身につければ、「なぜ売上が低下している原因を営業にあると考えているのか」「どのような点を改善してほしいのか」を説明できるようになります。頭ごなしに叱られても部下は動きませんが、冷静に説明されればどう行動すれば良いか分かるので、部下も行動しやすくなります。

このように、人を動かすためにもロジカルシンキングは重要です。年次を問わず必要なスキルなので、ロジカルシンキング研修を受講して思考力を向上させましょう。

ロジカルシンキング研修

顧客の求めていることを理解し的確さとスピード感を持って行動できる様になる


ニーズを掘り出し解決策を生み出す「デザイン思考研修」

デザイン思考とは、もともとデザイナーに必須とされていた思考方法です。デザイナーが商品のデザインを行うときは、自分がかっこいいと思う感覚を優先するのではなく、商品を使う顧客のニーズを第一に考え、顧客の課題を解決するデザインを考えなければなりません。顧客のニーズに沿って考え、商品の使用がより快適になる(=課題解決)ようにする思考方法が、デザイン思考と呼ばれています。

最近では、デザイナー以外の職種でもデザイン思考が求められています。物が溢れる現代では、単に「新しい」「美しい」といった価値だけで商品を売ることができなくなってきているからです。ユーザーが必要だと感じる商品やサービスを生み出すためには、デザイン思考が必要です。

デザイン思考を身につけるには研修を導入するのが一番です。この章では、デザイン思考研修で学べる内容と、思考力の向上に役立つ理由を解説していきます。

デザイン思考のフレームワークを身につけられる

デザイン思考研修では、デザイン思考のフレームワークを実践形式で学ぶことができます。以下のフレームワークで思考すればユーザーのニーズに合ったアイディアを生み出すことができ、研修ではこれを身につけます。

・ユーザーの立場に立って悩みをできるだけ多く挙げる
・どの悩みを解決するのかターゲットを絞る
・解決するためのアイディアをできるだけ多く挙げる
・試作品を作って試し、検証や改善を行う

ビジネス書を読むだけでもデザイン思考の意味は理解できるかもしれませんが、”理解していても実践できない”という状態になることが多いです。研修では実践形式で学べるので、ビジネスの現場でもすぐにデザイン思考のフレームワークを役立てることができます。

デザイン思考研修

問題の本質を見極めて課題解決方法を考える


本質を見極める力が身につく「クリティカルシンキング研修」

クリティカルシンキングとは「批判的思考」のことで、感情や主観に流されず客観的に考えるための思考方法のことです。自分の考えに対し、「なぜそう考えるのか」「その考えは本当に正しいのか」を考えるため、批判的思考と訳されます。

もちろん、自問自答するだけでなく他者の意見に対しても批判的に考える視点を養います。何でもかんでも反対するという意味ではなく、客観的に判断するための思考方法です。一つの側面からだけではなく、物事を多面的に見る力と言い換えても良いでしょう。

批判的に考えることは、日本人が苦手な考え方の一つです。反対意見を唱えるとチームの和を乱してしまうと考える人が多く、有益な反対意見が出にくいのです。

しかし批判的な見方ができないと、商品やサービスは会社の独りよがりになってしまいます。ユーザーにとって本当に必要なものを考えるためにも、クリティカルシンキングを身につけて思考力を向上させる必要があります。

クリティカルシンキングを身につけるためには、クリティカルシンキング研修を導入するのが最善です。この章では、クリティカルシンキング研修で学べる内容と、思考力の向上に役立つ理由を解説していきます。

指摘される前に気づく力を養える

クリティカルシンキングが身につくと、企画の欠点を誰かに指摘される前に、自分で気づくことができます。初期の段階であらゆる批判に対応できる企画を出せるので、その後の改善や意思決定がスムーズに行えます。

企画は発案者が良いと思うだけでなく、 客観的に見ても良いかどうかが重要です。発案者が自分の意見だけで突っ走ることなく、「自分のアイディアの欠点はどこか?」「このアイディアを良くないと思う人がいたとしたら、それはどのような人か?」をしっかりと批判的に考えることで、より良いアイディアになっていきます。そのためにも、クリティカルシンキングを身につける必要があるのです。

クリティカルシンキング研修では、批判するだけでなく問題を分析し、解決策を再考するプロセスを学ぶことができます。自己流で学ぶと批判ばかりして解決には役に立たない人材になってしまうことがあるので、クリティカルシンキング研修で正しい思考方法を学びましょう。

クリティカルシンキング研修

「本質的」な事を考える事につながる思考を学ぶ


思考を整理し集中力を高める「マインドフルネス研修」

マインドフルネスは日本語では「瞑想」と訳されることが多く、良くも悪くもスピリチュアルな印象を伴います。しかし単なる精神論ではなく、集中力を高め思考力を活性化するために役立つもので、一流のビジネスパーソンにも注目されています。

マインドフルネスは今この瞬間に集中するという考え方の下で行います。オフィスで働く社員は常に複数のタスクを抱え、突然の電話やメールに対応し、上司や部下からの質問に答えており、集中とは真逆の環境にいます。論理的な思考や批判的な思考をする方法を学ぶことも重要ですが、まずは集中できる状態に持っていくことが、現代の日本企業では最も難しいと言っても過言ではありません。

集中力を高めることは思考力の向上に直結しているので、マインドフルネスは思考力の向上に役立ちます。この章では、マインドフルネス研修で学べる内容と、なぜ思考力の向上に役立つのかを具体的に解説していきます。

思考を整理して自分の行動を変えられる

マインドフルネスを行うと、目先の仕事に振り回されるのではなく、思考が整理されて行動を見直すことができるようになります。例えば、毎日残業をしてへとへとになっている人は、残業を減らせるように働き方を変えられないか、と考えられるようになるのです。脳の働きが変わるので、受け流されるのではなく、情報を整理して主体的に思考できるようになります。

マインドフルネスは呼吸を整え心を落ち着かせるために行いますが、正しい方法でやらなければ効果がありません。独学で身につけるよりも、マインドフルネスの講師に直接指導してもらう方が効率よく正しい方法を身につけられるので、マインドフルネス研修を導入しましょう。

マインドフルネスは時間があるときに1日5分から10分程度やれば良いので、オフィスでも簡単に取り入れられます。マインドフルネス研修を導入して正しいやり方を学び、社員の思考力を向上させましょう。

マインドフルネス研修

世界の名だたる企業で導入されているマインドフルネストレーニング

(作成日:2021年4月2日 更新日:2021年10月14日)

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