同僚、上司、顧客、取引先など、社会人は人と初めて会う機会が多いです。
初対面だと会話が続かない、行動がぎこちないなど、あがってしまうことが理由で人と会うのがストレスを感じてしまうことはありませんか?
ちょっとしたコツを知るとこで、緊張を緩和することができます。
この記事では、あがる原因とあがらないコツをご紹介しています。ぜひ参考にして初対面を楽しめる自分になりましょう。
目次
初対面であがる原因
参考:YAHOO!JAPAN知恵袋より
初対面であがってしまう人とあがらない人がいますが、あがってしまう人には4つの共通点があります。
わからないから
未知のものに対して警戒心を持つのは動物の特徴です。人間も例外ではなく、知らない場所、知らない人、知らないことに危険を感じるようにできています。
この人はどんな性格だろう、何を求めてくるのだろう、どんな話し方行動をするのだろうと、わからないことだらけで心が不安になり、攻撃されるのではないかと恐怖心を抱くこともあります。
嫌われたくない!失敗したくない!
失礼なことをしたらどうしよう、不快感を与えたらどうしよう、拒否されたらどうしようなど、嫌われることや失敗を恐れることがあがりにつながることがあります。
仕事の場合はこの理由が大きいことが多いですね。
自分の言動で今後の仕事に影響が出るかもしれないと思うと、プレッシャーに押しつぶされそうになり緊張が高まります。
過去の経験を引きずっている
初対面の場で失敗をしてしまった経験があり、そのことが頭から離れずあがってしまうことがあります。もう終わったことのはずなのに、過去の経験が甦り緊張します。
また同じようなことを繰り返すのではないかと不安が強くなるのです。
あがらない6つのコツ
初対面であがるのは仕方がないと諦めることはありません。あがらない心構えや行動を知ることで、初対面の人にも落ち着いて対応することができます。
緊張していることを伝える
名刺交換や挨拶をした後にすぐ「緊張しています」と声に出します。
この一言があることで、相手に緊張していることが伝わり気持ちが楽になります。
あがってしまう人は、あがっていることを隠そうとします。気づかれないようにしようとすればするほど、言動は不自然になります。
素直に気持ちを口にすることで、相手に『正直な人』という印象を与えることができ、良い人間関係を築くきっかけにもなります。
“緊張はお互い様”と思う
初対面で緊張しあがるのは誰にでもあることです。
目の前にいる人も実は良く知らないあなたのことを怖いと思っているかもしれませんし、どんな人だろうと探っているかもしれません。
相手も緊張している、あがっていると思うことで、勝手に親近感を持ち心が落ち着きます。
万人に好かれることはないと割り切る
人は承認欲求を持っており、認められたい、褒められたいと思うものです。
しかし、万人に好かれることはありません。
2:6:2の法則にあるように、どんな行動を取っても世の中の2割はあなたのことを嫌うのです。ひょっとしたら初対面の人がその2割の人かもしれません。
自分のことを嫌う人がいて当たり前と、割り切ることであがらず気楽に話ができるようになります。
もし嫌われたとしても、あなたの能力不足ではないことを知ることが大切です。
聞くことに集中する
初対面の人を前の前にしてあがる人は、上手に話をしようと思う傾向にあります。
無理に話をしようと思わず、相手の話を聞くことに専念すると良いでしょう。話を聞いてもらえると人は気分が良くなるため、会話が盛り上がり自然と笑顔になります。
相手のリラックスした姿を見ると、あがっていた気持ちが落ち着き、自分自身もリラックスすることができます。
笑顔を意識する
あがると表情が厳しくなりがちです。
初対面でしかめっ面では、相手に警戒心を与えてしまいますので笑顔を心がけると良いですね。
ゲラゲラと笑う必要はありませんし、満面の笑みである必要もありません。口角を少し上げるだけでも表情が緩み笑顔に見えます。
笑顔になることは相手のためだけではなく、笑顔だと脳が認識するとリラックス&ハッピーになるホルモンが分泌されます。
鏡の前で安心感を与える“微笑み”の練習をしましょう。
リラックスできる行動をする
あがっている時は、交感神経が優位となっている状態です。交感神経の働きが強くなると血圧や脈拍が上がり緊張感が高まります。
交感神経を抑え、リラックスできる方法をご紹介します。
深呼吸をする
静かな場所で目を閉じて、深呼吸をします。
口からゆっくり静かに息を吐き切り、鼻からゆっくりと体の隅々まで酸素が行き渡るイメージをしながら息を吸います。
これを何度か繰り返すと、気持ちがリラックスしてきます。
“大丈夫”を何度も唱える
自分なら大丈夫!今日はリラックスして初対面の人とも話ができると自分自身を信じることが大切です。
声に出せるようなら声に出して、出せないようでしたら心の中で何度も「大丈夫」を繰り返して自分に言いましょう。
リラックスした自分を想像する
あがることなくリラックスして初対面の人とコミュニケーションが取れた自分を想像します。
できれば話が終わった後の様子を像そうすると効果的です。
握手をして挨拶をしている自分、相手を見送っている自分をイメージします。もうすでにリラックスしている錯覚を起こし、あがる気持ちが緩和されます。
初対面でも心を開いてもらいやすい会話の方法
初対面でやってはいけないこと
あがってしまうと自分でも思いもよらない行動をしてしまうものです。次のような行動は雰囲気を悪くしてしまう可能性がありますので気をつけましょう。
話題に注意する
初対面の人とはすぐに商談などの本題に入ることは少なく、他の話をすることも多いと思います。
その時に政治と宗教の話はご法度です。話が合うと盛り上がりますが、ひとつ間違うと対立してしまう可能性があります。
他にも家族構成や住んでいる地域などプライベートな話題、恋愛話などは避けるほうが良いでしょう。
無言で話を聞く
聞くことに一生懸命になるのは良いことですが、無言で聞くのは失礼になります。相手に聞いているのかわからない印象を与えてしまいます。
適度にうなずいたり、時々質問をしながら話を聞くのが大切です。
自分の話ばかりする
緊張すると何か話さなきゃと焦り、ついつい自分の話をしがちです。
初対面の人はそこまであなたのことに興味を持っていませんので、関係性が少し縮んでからのほうが良いですね。
怖がらず成功体験を積もう!
初対面の人を前にして平気な人は多くはありません。最初はドキドキしてあがってしまうかもしれませんが、場をこなすと少しずつ改善されていきます。
思ったより緊張しなかった、想像よりも良い結果になったという、小さな成功体験を積むことであがることが減ります。
ご紹介したコツを試しながら、初対面を楽しみましょう。