多くの社会人が避けては通れない通勤。
ぎゅうぎゅう詰めの満員電車、比較的空いている電車、自家用車、徒歩など、通勤形態も過ごし方も様々ですが、有効活用できているビジネスマンはほんの一握りです。
時間は財産。大切な時間を有効的に使うことで、仕事だけではなく人生そのものが有意義なものになるのです。
ここでは、通勤時間の有効的な使い方をご紹介するので、ご自分に合った活用方法をぜひ明日から取り入れてください。
目次
約65%が通勤時間が無駄と回答
さて、ここでひとつ興味深いアンケート結果をご紹介します。
今年リモートワークを経験した人を対象に、「オフィスワークの無駄」について聞いたところ、約65%が通勤時間を挙げています。
通勤時間がないことで、ゆっくり寝られた、家事ができたなど、時間の有効活用ができたとの意見がありました。
総務省の調べによると、東京近郊の通勤時間は片道約43分。毎日往復で90分近い通勤時間があることになります。
参考サイト:総務省 通勤時間の状況
すべての業種でリモートワークが可能ではありませんので、通勤時間を短縮しようとすると、引っ越しか転職が必要になります。これも現実的ではありません。
参考:Biz Hits”リモートワークで気づいたオフィスワークのムダに感じることランキング”
通勤時間を活用するメリット
生きた時間の使い方をすることで、通勤時間の考え方がまったく違うものになります。有効活用することのメリットをみていきましょう。
「時間がない」からの解放
趣味を持ちたい、旅行に行きたい、家族との時間を作りたい、勉強をしたいと思いつつ、時間がないと諦めている人が多くいます。
通勤時間を活用することで、毎日90分近い時間を確保することができます。もちろん全員が1日90分の通勤時間とは限らないですが、長い人も短い人もできることがあるのです。
時間がないと諦める前に、通勤時間にできることを考えてみてください。
通勤ストレスの軽減
満員電車に乗ること自体がストレスとなりますが、時間の使い方を変えることで気持ちにゆとりが生まれます。
楽しいことをしている時は気持ちが前向きになり、ストレスを感じにくくなります。通勤時間を苦痛の時間ではなく、楽しい時間に変えることができると日々のストレスから解放されます。
気持ちの切り替えができる
通勤時間があることで気持ちのリセットができるようになります。
なんとなく時間を過ごしているようでも、朝は仕事をするスイッチを入れる時間となり、帰りは1日のリセットタイムとして使うことができます。
気持ちの切り替えが苦手という人ほど、通勤時間を上手に使うことで切り替えができるようになります。
通勤時間の活用方法
では、通勤時間にできるお勧めの方法を、目的別に4つに分けてご紹介します。
趣味時間として活用
読書
ビジネス書だけではなく、小説や漫画など好きなジャンルの本を読みたいけれど、時間が取れないという人には最適の活用方法です。
満員電車で座れないし、立ちながら本を読むのは難しいという人でも、オーディオブックを使うとスマホとイヤホンがあれば読書を楽しむことができます。
音楽を聴く
仕事前は気分が上がる音楽を聴く、帰りは落ち着く音楽を聴くなど、気分に合わせた音楽を聴くことでリラックスできます。
これもスマホとイヤホンさえあれば良いですから、お手軽にできる活用方法です。
動画を観る
気軽に楽しめる動画もお勧めです。短めの映画だと往復の時間で1本見られます。
寝る前にお気に入りの動画を観ると、寝る時間が少なくなったり途中で寝落ちしてしまうことがありますが、通勤時間でしたら時間が決まっているので効率良く観られます。
ネットショッピング
ネットで買い物をする人が増えていますが、通勤のちょっとした時間を使って商品の比較をしたり、欲しいものを探したりするのもお勧めです。
実際に買わなくても、商品チェックをするだけでもリアルに買い物に行くときの参考になり、買い物の時間短縮につながります。
スキルアップとして活用
資格取得の勉強
仕事に関する勉強時間は取れそうでなかなか取れないものです。
今はテキスト本を読む以外にも様々な勉強方法があります。動画や音声配信で学べるものがありますので、通勤時間でできる勉強法を取り入れると、時間の確保が簡単になります。
語学の勉強
社会のグローバル化により、英語を始めとして中国語やフランス語など語学の知識が必要となってきています。
通勤時間は自分だけの世界に浸れますので、アプリやオーディオブックなどを使って語学の勉強をするには最適の時間です。
情報収集として活用
ニュースのチェック
社会情勢を知る、同僚や顧客との話題作り、仕事のヒント探しのためにニュース等からの情報収集は必須です。
ニュースアプリや新聞の電子版などを活用して、効率良く最新の情報を確認しましょう。
SNSのチェック
年齢や職業に関係なくSNSをしている人は多く、社会の流れを知るにはとても良いツールです。
SNSをチェックする時間を改めて作るのは大変ですが、通勤時間でしたら無理なくできます。
人間観察をする
電車待ちの人、電車内の人、外を歩いている人など、通勤時間にはたくさんの人と会います。
服装や持ち物、行動などからその人の背景を推測したり、同じくらいの年代の人や地域の特徴など、仕事に生かせる情報が満載です。
ただ何となく眺めるのではなく、目的を持って見てみると必ず得るものがあります。
広告や街並みを観察する
電車内の広告、窓から見える景色にある建物や展示物などもマーケティングに役立ちます。
すべての分野の本を読んだり、トレンドや傾向を知ることは難しいですが、広告や景色などからそれらを知ることができます。
リセットタイムとして活用
仕事に向けて気持ちを上げる
仕事に行く前の時間は、1日のスケジュール確認、やることを整理するなどをして、会社に到着次第すぐに仕事にかかれるように準備をします。
仕事に行くのが億劫な時は、1日の仕事を終え解放感を味わっている自分を想像して気持ちを高めます。
今日1日の目標を立てるというのもお勧めです。
1日の振り返りをする
帰りの時間は1日の振り返りをおこないます。この時、反省をするのは良いですが、自分へのダメ出しはしないようにしてください。
1日無事に仕事を終えたことをねぎらう時間にするのがポイントです。もし嫌なことがあったとしたら、この家に帰るまでの時間でリセットをします。
通勤時間を『無駄』から『有益』へ
「通勤時間は満員電車でストレスになるし、何もできない”無駄な時間だ”」と思っていたとしたら、とてももったいないことだったとわかりました。
無駄にするか有益なものにするかは、自分次第。通勤時間を使って”できる”ことは多く、起業の準備をしたり、語学を習得しているビジネスパーソンは実際にいるのです。
さっそく明日から通勤時間を有効活用して、仕事もプライベートも充実させていきましょう。
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