
企業研修の総合メディアのキーセッションでは、さまざまな研修会社の魅力をお伝えすべく取材を行っています。
今回は、人材・組織開発支援を実施されているスパークルチーム合同会社の楠さまにお話を伺いました。
目次
主に扱っている研修のテーマについて教えてください。
ストレングスファインダーを活用し、イノベーションを創出する組織風土をつくるための人材・組織開発研修を扱っています。
ストレングスファインダー(正式名称:クリフトンストレングス®)は、米国Gallup社が開発したビジネスツールです。個人の強みの源泉を発見し、その強みをチームとして貸し借りしあう「協働型チーム」を醸成することを目的とするアセスメントツールです。
主に扱っている研修テーマは以下になります。
・キャリア自律促進のための強み開発ワークショップ
・チームビルディング
・部下の強みを引き出す対話型1on1プログラム
・若手社員へのフォローアップ研修 など
どのような課題を抱えた企業さまから研修の依頼が多いのでしょうか?
以下のような会社様からご依頼をいただいております。
・イノベーションを創出するための心理的安全性の高い組織・チームを作りたい
・従業員エンゲージメントを高めたい
・リモート環境下で社員同士の関係が構築しにくい
・自分の意志で考え行動できる「自律型人材」を育成したい
・新入社員同士の絆を深めたい
・管理職に対して部下の能力を引き出す関わりを身につけてほしい
貴社の研修ならではの強みを教えてください。
主に以下の3つが強みだと考えております。
① 研修後に職場で「実践したくなる」仕掛け
ワークショップに参加すると、自然と気分が高まる仕組みを取り入れております。人間の脳は、快の状態にあるときに最も学習効果が高まるため、研修の随所に楽しめる工夫を施しております。研修の最後に設定する目標についても、一般的には「書かされたもの」としてすぐに忘れられてしまいがちですが、スパークルチームの研修では、自身の強みを活かせるよう設計しており、「やってみたい」と思えるオリジナルな目標を作ることができます。
② 各対象者の課題解決に沿った設計
事前の設計を重視し、クライアントの組織やチームごとの現状や課題を丁寧にヒアリングしたうえで、それぞれに適したプログラムを綿密に設計いたします。同じテーマであっても、前年と同じプログラムになることはほとんどなく、その時々のニーズに合わせた最適な内容をご提供いたします。
③ 人材・組織開発に精通した認定ストレングスコーチ
ストレングスファインダーは情報量が多いため、短時間で効果的に扱えるよう、研修では各テーブルに複数のストレングスコーチを配置します。スパークルチームのパートナーのストレングスコーチは、日本に1000人以上いるストレングスコーチの中でも、企業経験を有し、ICF認定のコーチ資格を取得した後も継続的に研鑽を積んでいる専門家を厳選しております。人材・組織開発に関する豊富な知見と実績を持つコーチが、実践的な学びを支援いたします。
研修のカリキュラムづくりで工夫されていることがあれば教えてください。
「体温がアガる」カリキュラム作りを意識しています。
企業研修は、多くの場合、参加者が「やらされている」と感じたり、評価・判断されることに対して恐れを抱いたりする場となりがちです。そこで、研修の時間や空間に「面白さ」や「楽しさ」の要素をふんだんに取り入れることで、参加者が主体的に学べるよう工夫しております。このようなアプローチにより、自分ごととして捉えやすくなり、より効果的な研修へとつなげることができます。(なお、ストレングスファインダー自体も、体温が上がるようなポジティブなツールです。)
また、そのためには、クライアント企業の研修担当者の意図をしっかりと汲み取り、キーメッセージを適切に盛り込むことを重視しております。さらに、研修担当者を研修の一部として巻き込むことにもこだわっております。具体的には、担当者や経営トップの想いを、研修の冒頭でご本人の口から伝えていただき、その想いを講師が異なる言葉で再度伝えることで、研修が企業の方向性と一致している=必要な研修であることを、参加者に自然と認識していただけるようにしております。
加えて、ストレングスファインダーを職場で実際に活用していただくために、「資質解説Book」「1on1活用ブック」「天才カード」など、オリジナルのツールも提供しております。
講師さまの特徴や強みなどを教えてください。
講師陣は、専門的な知見と実績を有するGallup認定ストレングスコーチです。彼らは講師として、ストレングスファインダーを人・組織づくりに活用する方法を常にトレーニングしており、コーチングだけでなく、複数人数の研修の講師やファシリテーターとしての経験も豊富に持っています。また、企業でのマネジメント経験を有しているため、組織課題についても深く理解しています。こうした組織課題を踏まえた課題解決の手法として、研修やワークショップを提供しています。
研修を実施した企業さまでの成果やうれしいフィードバックなど印象的なエピソードがあれば教えてください。
今までに以下のようなお声をいただいております。
・職場ですごく良い研修だったと噂を聞いて参加した。手挙げ式のコースなので倍率が高かったが、参加できて良かった。
・今まで受けた研修の中で一番良かった!
・ほかの誰かになるのではなく自分でいていいんだ、と思った。自分の中には強みがたくさんあったので、伸ばしていきたい(キャリア自律系ワークショップ)
・チーム内での自分の役割や特性がハッキリし、立ち位置が明確になった
・メンバーが強みを発揮するためのスイッチやカギが見つけやすくなった
・苦手だった上司は自分と違う視点を持っている人だと気づけた。自分の強みを活かして上司とも積極的に関係を作っていきたい
・上司・部下(職場の人)にも絶対に受けてほしい
・内容はもちろんだが、研修の場のつくり方や参加者へのコーチの皆さんの関わり方が大変参考になった(事務局の方からの声)
・以前他の研修会社でストレングスファインダーについて研修を受けたことがあったが、今回は職場や仕事での使い方がよりクリアになった
最後に、どの企業に研修を依頼しようか迷っている方にメッセージをお願いいたします。
イノベーション・キャリア自律・エンゲージメント・1on1…様々なトレンドワードにあふれる人・組織の課題ですが、真因はコロナ禍をきっかけに心のつながりが希薄になっていることなのではないか、と切に思います。「つながりがない」という声がほぼすべてのクライアントや現場で毎日のように聞かれ、いま職場は見えない孤独にあふれている、これが組織で起きている問題の根源だと痛感します。「自分はこれでいいんだ」「困ったときに画面の向こうにいるメンバーに聞いてもいいんだ」そんな小さな小さな自分や他人とのつながりを感じること1つが、自分を信じる力になり、隣の人に少し関わりたいという気持ちに変わり、一歩踏み出してチームへと変わっていく大きなきっかけになる。私たちはそうした場面を数々見てきました。皆さんは今の組織に何を感じ、どのような組織・チームへと変えていかれたいでしょうか。皆さんご自身が孤軍奮闘されていないでしょうか。もし叶えたい想いをお持ちであれば、ぜひ一度私たちに相談してください。組織風土を変えるには3年〜5年かかります。北風と太陽の「太陽アプローチ」で、その想いを叶える第一歩を一緒に模索しましょう。
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