目次
研修会社を選ぶ際の8つのポイント
研修を選ぶ際のポイントは、以下の8点です。
- 研修の内容は目的に沿っているか
- プロデュース会社か専門会社か
- 実践的なカリキュラムか
- 実績や口コミは信頼できるか
- フォロー体制は充実しているか
- 研修費用は予算内か
- 研修のカスタマイズは可能か
- 経験豊富な講師から受講できるか
これらのポイントを踏まえて、貴社に最適な研修会社を選んでください。それぞれのポイントについて解説していきます。
研修の内容は目的に沿っているか
まずは、研修の内容が目的に沿っているかを確認しましょう。研修の内容が実施したい目的に沿っていないと、研修の意味がなくなってしまいます。ホームページや担当者に確認して、研修の内容はしっかりと確認することが大切です。
自社の現状の課題によって、研修を実施する目的は変わってきます。そして目的が変わればカリキュラムや内容も変わってくるでしょう。たとえば、基礎を理解するのが目的なのか、知識を実践に活かせるようにするのが目的なのかによっても、内容は異なります。
まずは、研修の目的と課題を明らかにしてから研修を選ぶのがポイントです。そうすることで、企業や個人のニーズに合った研修が選べます。
プロデュース会社か専門会社か
研修会社には、研修プロデュース会社と研修専門会社の2種類があり、自社の状況にあわせて判断しましょう。
研修プロデュース会社とは、研修の企画やアドバイス、サポートをしてくれる企業です。研修専門会社とは、その領域で経験と知識が豊富なプロの講師による研修を受けられるものです。
それぞれのメリットとデメリットは以下のとおりです。
会社の種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
研修プロデュース会社 | 担当者の負担が軽減する | 専門会社よりその領域での専門性が劣る |
研修専門会社 | 専門性が高くなる 説得力が増す |
目的に合う会社を探すのが難しい |
研修プロデュース会社の特徴
研修プロデュース会社では、営業マンや研修プランのコーディネーターが営業やプラン作成を担当してくれます。実際の講師は、外部取引先に外注するケースです。専門性は専門会社より劣る一方で、サポートが手厚く最小限の要件を伝えれば、ほぼ丸投げも可能です。
通常業務を行いながら研修の準備や研修をするとなると負担が増えますが、外部に委託することで負担を減らし、業務に支障を与えにくいです。
また、社内の人間が講師をするよりも説得力があり、さらに会社に合わせて柔軟に対応が可能なため、目的に合った研修を実現できます。
研修専門会社
研修専門会社は、特定の分野に特化した研修を提供している企業です。代表が講師であるケースが多く、特定の分野に特化しているため、専門性の高い研修におすすめです。
また、プランの引き出しも多いので、柔軟な研修の実現も可能。ただし、ヒアリング力はプロデュース会社に比べて劣るため、打ち合わせなどで細かく要望を伝え、研修内容をすり合わせていく必要があります。
実践的なカリキュラムか
実際の業務で活用できるケーススタディやグループワークが研修に取り入れられているか確認しましょう。実践的なカリキュラムだと、研修で得た知識やスキルを実際の業務で活かしやすくなります。
研修テーマによりますが、与えて欲しい知識が組み込まれているか、知識を業務に活かすために効率よく学べるか、カリキュラムにも注目しましょう。
実績や口コミは信頼できるか
実績や口コミを見て、信頼できる研修会社か確認することも大切です。多くの企業が受講した実績や高い口コミがあると、安心して受講ができます。
また、研修の実績だけでなく、講師の研修テーマにおける実績もチェックしましょう。たとえば、営業研修であれば、過去の営業実績が高い講師を選ぶと、実践的かつその人ならではのスキルや知識を教えてくれる可能性が高まります。
フォロー体制は充実しているか
研修の効果を持続させるためには、研修後に定期的なフィードバックや追加の学習機会が提供されている研修を選ぶのがおすすめです。
研修後のフォローには、研修内容を現場で実践できる環境づくりや、受講者の上司が研修内容を理解することも挙げられます。
受講者だけが研修で学びを得ても、周囲が変わらなければ、実践に移せない場合があるので、環境を整えることは重要です。
環境づくりや上司への説明を受講者が負担するのではなく、フォローしてくれる研修企業を選びましょう。
研修費用は予算内か
同じ研修でも研修会社によって費用は異なるため、研修費用は予算内かを確認しましょうその際、複数の研修会社に見積もりを出してもらうのがおすすめです。
ただし、費用にばかり注目したために、研修の質が費用に伴っておらず、目的と課題に沿った研修ができなかったというような事態には気をつけましょう。
研修内容や講師の質などを含めて総合的に判断、比較することが重要です。
会社によって研修の内容、テキスト、時間、参加人数、費用がそれぞれ決まっていて、研修がパックになっている場合もあります。一方で、大まかな時間と費用だけ決まっていて、内容は要望に合わせたオリジナル研修を作ってくれるところもあります。
研修のカスタマイズは可能か
研修のカスタマイズの有無を確認することも大切です。研修会社によっては、カスタマイズに対応できないところがあります。
研修内容をカスタマイズできると、企業独自の課題や目標に合わせられるため、研修の効果をより高められます。さらに、実践に活かしやすい研修にするためには、カスタマイズができる研修を選ぶのがおすすめです。
経験豊富な講師から受講できるか
研修を選ぶ際には、講師のプロフィールや経歴をチェックし、適切な知識と実務経験を持っているか確認してください。研修の質は講師の質に大きく左右されるため、講師の実績などをチェックするといいです。
研修会社によっては講師の情報をホームページで公開している場合もあります。複数の講師の中から、自社に合う講師、納得できる講師を選べると、より研修の効果を高められます。
目的や課題に応じて、専門的な知識はもちろん柔軟に対応してくれる講師を選べるといいです。選び方がわからない、どの講師を選べばいいかわからない場合は、プロに講師の選定を任せるという手もあります。
キーセッションでは、貴社の研修の目的やご予算にあわせて、最適な研修会社をご案内いたします。
そもそも研修会社とは
研修会社とは、企業や組織に対して、スキルや知識の向上を目的とした研修プログラムやセミナーを提供する専門の会社です。研修会社には、さまざまな分野の専門家や経験豊富な講師が在籍しており、企業の要望に応じたカリキュラムを設計・提供します。
研修内容は多岐にわたり、たとえば以下のようなものがあります。
外部の研修企業を利用するメリット
研修会社を利用するメリットは、以下の3点です。
- 専門的なスキルや知識を身につけられる
- 準備の手間が省ける
- 社員のモチベーション向上につながる
それぞれ詳しく説明していきます。
専門的なスキルや知識を身につけられる
外部の研修企業を利用するメリットは、専門的なスキルや知識を身につけられる点です。研修会社には、特定の分野や技術に精通している専門家が多く在籍しています。そのため、社内で持っていない専門知識や技術が効率的に習得可能です。
また、最新の情報などを得ることもでき、時代に合ったタイムリーなスキルや技術、知識を業務に活かせます。
これまでには無かった発想や思考の仕方など、新しい風を入れることで社員のリフレッシュや刺激にもなるでしょう。
準備の手間が省ける
研修の準備には、多くの手間と時間がかかるため、研修の設計やカリキュラムの作成などをプロに任せられるのがメリットです。これによって企業は研修に関する負担を軽減し、コア業務に集中できます。
また、会場の設営や片付けまでフォローしてくれる企業もあるため、時間を有効に使えます。
社員のモチベーション向上につながる
外部の研修企業を利用することで、社員のモチベーション向上につながるというメリットもあります。研修会社による研修は、専門性が高いだけでなく、参加者のモチベーションも考慮して設計されています。また、外部企業を利用して研修を行うことで、人材育成に力を入れていると社員が感じ、会社との信頼関係が高まることも。
プロから学ぶことで新たな視点やアイデアを得ることができ、仕事に対するモチベーションも高められます。
社員のモチベーションが高まれば、組織全体の生産性や想像力の向上にもつなげることが可能です。
研修会社を選ぶ前に準備すること
研修会社を選ぶ前に準備することは、以下の4点です。
- 研修の目的やゴールを明確にする
- 研修の形式を検討する
- 対象者や人数を決めておく
- 予算を決めておく
これらの準備を行うことで、研修会社選びや研修内容の決定がスムーズに進み、効果的な研修を実施できます。それぞれの内容について説明していきます。
研修の目的やゴールを明確にする
まずは、どのようなスキルや知識を身につけさせたいのか、どのような成果を期待しているのかを明確に決めることが重要です。そうすることで、研修会社に適切なカリキュラムを依頼しやすくなります。
研修目的を明確にすることで、自社に合った研修会社を選ぶ際にも役立ちます。目的やゴールが定まっていなくては、どんなにいい研修会社に依頼しても、効果的な研修にはなりません。
現状での課題や悩み、これからの展望や社員に求めることなどを検討するためには、社内で話し合うことが必要です。
研修の形式を検討する
研修の形式には、オンライン研修やグループ研修などがあり、どの形式が対象者にとって適切かを検討しておくことも重要です。
社員全員で受ける集団研修、社員が個人で受けるeラーニングなど、研修の形式によって特徴や受講のしやすさは異なります。
グループワークやロールプレイングなどで実践力を身に付けさせたいならグループ研修、必要な知識を身に付け、さらに業務に活かせるようにさせたいならオンライン研修がおすすめです。目的によって形式を検討しましょう。
対象者や人数を決めておく
新入社員か、中堅社員か、管理職かなど、対象者や人数を事前に決めておくことで、研修会社が適切なカリキュラムを提案しやすくなります。
同じ研修でも対象者が新入社員と中堅社員では、内容が異なります。また、人数によってカリキュラムが変わる場合もあるため、大まかにでも事前に決めておくとスムーズです。
予算を決めておく
事前に予算を決めておくことも重要です。予算が決まっていれば、研修会社に依頼する際に予算に合ったプランを提案してもらいやすくなり、無駄のない研修選びが可能です。
費用は研修会社によってさまざまですが、何人に対してどの程度の予算で研修を行うか、それらを事前に決めておくと打ち合わせがスムーズですし、目的に合った研修を行えます。
研修企業の選び方についてよくある質問
研修の選び方についてよくある質問は、以下の3点です。
- 研修会社を選ぶ際のもっとも重要なポイントは何ですか?
- 対面研修とオンライン研修はどちらがおすすめですか?
- 研修費用を抑える方法はありますか?
それぞれ回答していきます。
Q.研修企業を選ぶ際のもっとも重要なポイントは何ですか?
もっとも重要なポイントは、研修の内容が目的と合致しているかです。
ついで、カリキュラムのカスタマイズの有無やフォロー体制、講師の質などが重要になります。
Q.対面研修とオンライン研修はどちらがおすすめですか?
対面研修とオンライン研修の選択は、ニーズや状況に応じて決めるのがおすすめです。
オンライン研修は場所や時間に制約がなく、パソコンなどの端末とネット環境があればどこにいても研修を受けられます。会場の準備や移動が無いため、コスト面でも有利です。
対面研修は、オンライン研修に比べてより直接的なコミュニケーションやフィードバックが得られます。社員のモチベーションの向上にも期待でき、グループワークなどの実践的な研修も受けられます。
どちらがいいかは、研修の内容や目的によって異なるでしょう。
Q.研修費用を抑える方法はありますか?
- グループ割引を利用する
- 早期割引を利用する
- 必要な研修内容のみを選択する
- オンライン研修を検討する
研修費用を抑えるには上記のような方法があります。
キーセッションでは複数企業の紹介が可能です。研修内容とコストの両面から最適なプランを提案できます。
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研修会社の選び方を理解して、研修を成功させよう
研修を成功させるには、研修会社選びが重要です。研修会社選びに失敗しないためにも、8つのポイントや事前に準備することを参考にしてください。
とはいえ、実際に自社にあった研修会社を選ぼうとすると、どこがいいか迷ってしまうものです。キーセッションでは、貴社の研修の目的やご予算にあわせて、最適な研修会社をご案内いたします。相談は無料なので、お気軽にお問い合わせください。