企業研修の総合メディアのキーセッションでは、講演会で講師として活躍する方の魅力をお伝えすべく取材を行っています。
今回は、書画家として活動する高野こうじさんにお話を伺いました。
目次
講演を行っている専門分野を教えてください。
書画家として、作品制作、イベントなどでの揮毫パフォーマンスや講演、書道教室やワークショップを開催して、書くこと、創ることの楽しさを共有する活動をしています。
講演を始めたきっかけや背景を教えてください
書画家として活動を始めた頃、ニューヨークの路上で書き下ろしや国内でも路上を中心にパフォーマンスをしていました。
その中で「ここに来られない人たちのためにそのエネルギーを持ってうちの街に来て書いてもらえませんか」という声をいただくようになって講演や揮毫パフォーマンスをするようになりました。
講演を通じて伝えたいメッセージや目標は何ですか?
やはり共有、共鳴する時間を紡いでゆきたいという思いがあります。 書道のテクニック的なものよりも、自身が何を感じ、どう考えるか。 その人の中にあるオリジナルのストーリーのようなものが書道を通して 生まれてくればいいなと思います。
また一般的なイメージである書道の敷居の高さをなくし、誰にでも親しめ、 新しい発見が起きるような時間にできるよう心掛けています。
講演の内容やテーマを決める際の工程はどのようにしていますか?
大事なのはライブ感。これといったパターンを作らず、コンセプトやテーマなどを伺い、掘り下げ、重ね合わせながらそこにしかない寄り添ったプランニングをしています。
講演を聴いた方との印象深いエピソードを教えてください。
小中学校での授業や講演の中で彼らの中から普段表に出せない想いや感情に触れることが多々あります。
見せている部分と見せてはいけない部分、取り繕う感情と隠さないといけない感情といった境界線をなくして素直に自由に物事を感じ取る姿を見るのはとても嬉しく思います。
これまでの講演活動で達成した成果や成功体験について教えてください
個人的な達成や成功ということはイメージしていなくて。 突発的なことも起きますし、状況を読みながらアジャストしなければなりません。 常に全力を尽くして、感情と感情が重なり、その先に一体感が生まれたり、共鳴しあえる瞬間が生まれたら素晴らしいかなと思います。
講演活動の将来的な展望や目標は何ですか?
将来的な展望や目標は持っていません。全ては一期一會、この瞬間しかありませんので、昨日でも明日でもなく、この「今」を丁寧に積み重ねてゆくだけです。
その中での出会いに感謝しています。
最後に、講演会に参加しようか迷っている方に、メッセージをお願いします。
自由な表現スタイルの書道を通して、新たなものの捉え方やご自身の可能性が少しでも開けたら嬉しく思います。
規模などにもよりますが、参加された方に色紙にその場で書き下ろしをしてプレゼントをしたり、対話形式を重んじたりして、より心に触れる時間を築けるように考えています。その中で一期一會が生まれることを願っております。
高野こうじさんの基本情報
基本情報 | 項目 |
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