研修プラン | 研修時間 | 研修会社 |
---|---|---|
3時間 または 6時間 | ||
3時間 または 6時間 | ||
本研修1日、3か月間実践、フォローアップ研修1日 | ||
4時間 | ||
1日 | ||
2時間 | ||
6時間 | ||
6時間×3回 | ||
90分 | ||
6時間 |
「OJTトレーナーのスキルにバラつきがあり、社員の育成が思うように進まない」「OJTトレーナー研修に興味があるが、研修をするほどなのかわからない」
このような悩みを抱えている経営者や人事担当者もいるのではないでしょうか。
当記事では、OJTトレーナー研修の概要や受講するメリット、研修の効果を高める方法について紹介していきます。OJTトレーナー研修の実施を検討している方は、ぜひご一読ください。
この記事でわかること
- OJTトレーナー研修の対象者
- OJTトレーナー実施を受講するメリット
- OJTトレーナー研修の効果を高める方法
効果的なOJTを実施するためにはOJTトレーナーのスキル向上が重要です。しかし、OJTトレーナーのスキルアップはなかなか社内での実施は難しいもの。
キーセッションは複数の研修会社の中から、貴社にぴったりのOJTトレーナー向けの研修をご案内いたします。ご相談は無料なので、OJTトレーナーに向けた研修を実施したい方はお気軽にお問い合わせください。
目次
OJTトレーナー研修とは
OJTトレーナー研修とは、OJTにおいて効果的な指導方法を学ぶための研修です。この研修を受講することで、OJTにおける社員育成に必要な指導力やコミュニケーションスキル、評価技術など基本的なトレーニングスキルを習得できます。
これらのスキルは通常業務で学ぶことが難しいため、研修を受講するのが効果的です。
研修によっては、基本的なトレーニングスキルだけでなく、実践的なテクニックまで学べるものもあります。質の高い研修を受講することで、よりOJTに活かしやすくなります。
OJTトレーナーとは
OJTトレーナーとは、新入社員の実務における研修をサポートする育成係のことです。
OJTとは「On-The-Job Training」の略であり、職場で業務を行いながら社員を育成する職業訓練のことを指しています。一般的には、新入社員1名に対してOJTトレーナーの先輩や上司が1名つき、1対1で育成します。
効果的なOJTを行うためには、トレーナーの力量が重要です。OJTトレーナーは、新入社員に仕事を与え、そのために必要な知識や技術を教える役割を持ちます。どのような状態をゴールとして、いつまでに完成させるのかを指示します。
事前にある程度の知識や技術を教えても、新人が最後まで一人で仕事をやりきれることは少ないです。そのため、途中で新人の質問に答えるのもOJTトレーナーの大切な役割です。OJTトレーナーには、人に仕事を教えられるだけの知識や経験はもちろん、コミュニケーションのスキルも必要です。
OJTトレーナーの役割
OJTトレーナーの役割は、従業員のスキルと知識を向上させるために、実務を通じた指導やサポートを行うことです。細分化すると、以下の3つの役割があります。
- トレーニングプランの作成
- 業務上での指導
- フィードバックによる育成
それぞれ解説していきます。
トレーニングプランの作成
OJTトレーナーは、効果的なトレーニング計画を作成する役割があります。効果的なトレーニング計画を立てるためには、新入社員のレベルに合わせることが大切です。
また、OJTによってどの程度まで業務を遂行できるようになってほしいか、企業や組織側の意思を汲み取って反映するようにしましょう。
業務上での指導
業務上での指導も、OJTトレーナーの大切な役割です。OJTトレーナーは、職場での実践を通じて従業員にスキルや知識を伝授し、業務遂行能力の向上を目指します。
指導をする際には、まず実際に業務を見せましょう。その上で、ポイントや注意点を伝えます。そして実際にできる範囲までやってもらい、よかった点・改善点を伝えます。こうすることで即戦力のある新入社員の育成が可能です。
フィードバックによる育成
OJTトレーナーは、新入社員のパフォーマンスを評価し、適切なフィードバックを提供します。これにより、新入社員が自分の強みや改善点を理解し、成長が促されます。
フィードバックをする際は、改善点ばかりでなく、よかった点も伝えましょう。効果的な育成には個性を認めてあげることは欠かせません。
OJTトレーナー研修の対象者
OJTトレーナー研修は、これからOJTトレーナーを担当する社員を主な対象としています。
また、OJTトレーナーに向いているのは、以下のような社員です。
- 入社してから2~3年の経験があり、業務知識やスキルが豊富にある
- 自分が担当している業務に加えて、OJTトレーナーとして教育する余裕がある
- コミュニケーションスキルがある
- 継続的な学習意欲がある
OJTトレーナーとして必要なスキルや知識は研修などで身につけられますが、これらの条件が備わっていることで、より質の高いOJTトレーナーを育成できます。
OJTトレーナー研修を実施するメリット
OJTトレーナー研修を実施するメリットは、以下の4点です。
- 効果的なトレーニングの実施
- 社員の定着率向上
- 組織の一体感と企業文化の浸透
- 社員のモチベーション向上
それぞれ解説していきます。
効果的なトレーニングの実施
OJTトレーナー研修を受けたトレーナーは、新入社員に対して効果的な指導を行えるようになります。これにより、新入社員のスキルや業務遂行能力が向上し、組織全体の生産性も高まります
同じ企業、組織で働く先輩による指導を、実際の業務を通して受けることで、ノウハウを効率的に学べるのがOJTです。そのためにもOJTトレーナーは研修で必要なスキルを学び、効果的なトレーニングを実施できるようにしましょう。
社員の定着率向上
OJTトレーナー研修を実施することで、新入社員だけでなく、組織全体の定着率が向上するのも大きなメリットです。
新入社員は、OJTによって自分の役割と業務を速く理解します。その結果、自信を持って仕事に取り組むことができ、組織へのロイヤルティを高められるのです。
また組織全体でOJTをサポートすることで、社員のモチベーションも高まります。新入社員の新しい視点やアイデアに刺激を受けて活力が出たり、新入社員を育成していることで帰属意識が生まれるからです。
組織の一体感と企業文化の浸透
OJTトレーナー研修は、社員間のつながりを強化し、組織の一体感を高める役割も果たします。また、OJTトレーナーが企業の価値観や文化を具体的に示すことで、これらを新入社員に効果的に伝えられます。
OJTトレーナー研修の実施によってOJTを強化することで、組織の一体感と企業文化の浸透が進み、企業の長期的な繁栄にもつながるのです。
社員のモチベーション向上
適切なOJTを受けた新入社員は、自分のスキルやキャリアが成長していることを実感し、モチベーションが向上します。これにより、業務への取り組みや生産性にもよい影響を及ぼします。
OJTトレーナーは研修によって、新入社員の個性を認め、かつ強みを発見できるように育成する方法を学ぶことが大切です。
OJTトレーナー研修のカリキュラム
OJTトレーナー研修のカリキュラム例は、以下の通りです。OJTトレーナー研修の短期プログラムを紹介していきます。
カリキュラム | 研修の具体的な内容 | ゴール |
---|---|---|
OJTとは? | OJTとは何かを理解する | OJTの全体像を把握する |
OJTトレーナーについての基礎 | (座学)OJTトレーナーの役割や指導方法の基礎を学ぶ | OJTトレーナーがどのような役割を果たすべきであるかを理解する |
OJTの実践的な学び | ケーススタディやロールプレイングを通じて、指導やフィードバックの方法を具体的に学ぶ | ビジネス実務で効果的なOJTを実践できるようにOJTの基礎を学ぶ |
OJTプランの作り方を学ぶ | OJTにおいて重要な学び→実践→フィードバックのサイクルを学び、プランを作成する | 部下や後輩一人ひとりに合った指導の作成方法を学ぶ |
全体の振り返り | 研修を振り返る | 知識を定着させ、ビジネスの現場にそのまま応用できる知識を身につける |
おすすめのOJT研修
おすすめのOJT研修は、以下の3つです。
- 【OJTを体系化する部下育成研修】サービス業の現場で生かせる部下指導5つのステップ
- 部下との関係性を築く質問力と傾聴スキル研修
- OJT担当としての不安を解消する1on1を活用したOJTトレーナー研修
それぞれの研修について紹介していきます。
【OJTを体系化する部下育成研修】サービス業の現場で生かせる部下指導5つのステップ「ザ・ホスピタリティチーム株式会社」
ザ・ホスピタリティチーム株式会社のOJTを体系化する部下育成研修は、管理職、中堅社員、リーダー候補、リーダー、マネージャーと部下を率いる立場の方を対象とした研修です。サービス業の現場で活かせる部下育成の方法を、5つのステップで体系的に学べる内容となっています。
サービス業では深刻な人材不足に陥っている企業も多く、新人や若手にも即戦力として活躍してもらわなければなりません。スピーディーな育成が重要ですが、そのためにはOJTを担当する社員が部下育成の方法を身に着けている必要があります。しかし、サービス業では日々の業務の忙しさから部下育成が後回しになりがちという問題があります。
当研修では実際のサービス業の現場で活かせる方法だけを学べるので、現場の仕事以外の時間を確保しにくいサービス業の方にもおすすめです。本当に役に立つノウハウだけを、限られた時間で効率良く学ぶことができるからです。
ザ・ホスピタリティチーム株式会社は、サービス業専門の現場教育を行う研修会社です。主にホテル、旅館、ウェディング、飲食、病院、介護施設、旅行会社など、個人のお客様に対し、サービスとおもてなしを提供する業界におすすめの研修が充実しています。
【OJTを体系化する部下育成研修】サービス業の現場で生かせる部下指導5つのステップ (3時間 または 6時間)
一般的な理論を学ぶのではなく、部下育成の重要性を理解し、実際のサービス業の現場で生かせる部下指導5つのステップを体系的に学び、自組織の部下育成方法を構築します。
部下との関係性を築く質問力と傾聴スキル研修「株式会社モチベーション&コミュニケーション」
株式会社モチベーション&コミュニケーションが実施する「部下との関係性を築く質問力と傾聴スキル研修」は、幹部層や管理職、リーダー層を対象とした研修です。上司と部下との間で起こりがちなコミュニケーションの問題を解決し、円滑にOJTを進めるために役立つ内容です。
部下を持った経験が少ない社員は、部下の意見に対して「それは違う」と突っぱねたり、部下の話を最後まで聞かずにさえぎったりしてしまいがちです。こうした対応をされると、部下は「怒らせてしまったかも」「怖い人だな」と感じ、率直に質問をしにくくなります。部下が「この人には何を相談しても無駄だ」と感じてしまうことすらあり、部下が成長できるわけがありません。
当研修ではこうした問題を解決するため、部下の言いたいことをしっかり聞ける傾聴力を高め、コミュニケーションスキルを磨くことができます。OJTのみならず、職場でのコミュニケーションに役立つ内容となっています。
株式会社モチベーション&コミュニケーションは、組織のコミュニケーション課題の解決に特化した研修会社です。話す力や聴く力をはじめ、論理的思考や営業スキルなど、現代のビジネスマンに必須のスキルを学べる研修を実施しています。
部下との関係性を築く質問力と傾聴スキル研修 (2時間)
相手の言いたいことを話を遮ることなくしっかり聴ける傾聴力を身に着け、話を深める質問力を習得する研修です。
OJT担当としての不安を解消する1on1を活用したOJTトレーナー研修「株式会社ノビテク」
株式会社ノビテクのOJTトレーナー研修は、新人や若手の指導を任されたOJTトレーナー向けの内容です。特に初めてOJTトレーナーになった方など、OJTに不安を感じている方におすすめです。この研修は、対面とオンラインのどちらでも受講することが可能です。
OJTは基本的に1対1で行うため、コミュニケーションスキルがとても重要です。当研修ではコミュニケーションの基本である、傾聴・質問・フィードバックのスキルを身につけることができます。
また、ロールプレイングやケーススタディなど実践型のトレーニングを多く取り入れているため、実際のOJTを始める前の練習として取り組むことができます。OJT担当になった担当者の緊張を適度にほぐし、リラックスして本番に臨めるようになります。
株式会社ノビテクは、基本的なやり方を学び、そこからうまくできるようになる方法を思考するよう、導く研修を実施しています。そのため、ロールプレイングやケーススタディ、グループワークなど受講者が自ら手を動かす実践的なプログラムが充実しています。座学と違って眠くならず記憶に残りますし、職場に戻ってすぐに学んだことを活かせるのが特徴です。
OJT担当としての不安を解消する1on1を活用したOJTトレーナー研修 (6時間)
1on1を活用したOJTトレーナー研修です。ロールプレイング/ケーススタディなどの実践型トレーニングにより、OJT担当としての不安を解消します。研修は、対面でもオンラインでもどちらも可能です。
OJTトレーナー研修の効果を高める方法
OJTトレーナー研修の効果を高める方法は、以下の3点です。
- 自社に適した研修を選ぶ
- OJTトレーナーの意識を高める
- 組織としてフォロー体制を築く
これらを実践して、OJTトレーナー研修の効果を高めましょう。
新人のOJTを成功させるためには、まず優秀なOJTトレーナーを育成する必要があります。そのために重要な上記のポイントを解説していきます。
自社に適した研修を選ぶ
自社のOJTトレーナーにおける課題を明確にし、研修の目的を設定しましょう。そしてその目的にそって研修を選ぶのがポイントです。
OJTトレーナーの課題やOJTによる育成で求めるゴールを明確にすれば、自社に適した研修を選びやすくなります。
OJTトレーナー研修は、多くの研修会社が実施しており、その中から一社を選ぶのは難しいのではないでしょうか。キーセッションでは、貴社の課題や研修の予算などをお伺いして、最適な研修会社をご案内することが可能です。相談は無料なので、OJTトレーナー研修の選択に迷っている担当者の方は、お気軽にご相談ください。
OJTトレーナーの意識を高める
効果的なOJTを行うためには、トレーナーの意識を高める、または改革する必要があります。OJTトレーナーを任された社員には、日々の業務に加えて新人育成という仕事が上乗せされます。そのため、OJTトレーナーをしたくないと考える社員の方が多いのが現実です。
優秀なOJTトレーナーを育成するためには、OJTトレーナーをすることによって自分自身も成長できることを理解してもらう必要があります。OJTトレーナー研修を受講することで、この意識改革も実現できます。
組織としてフォロー体制を築く
OJTトレーナーへのフォローアップができるよう組織として体制を作ることが重要です。OJTトレーナーの上司が1on1ミーティングを行って悩みを共有するなど、負担を軽減する方法を実践していかなければいけません。
また、OJTトレーナーは常に新入社員のフォローアップができるわけではありません。通常業務を行いながら育成をしています。そこで、OJTトレーナーだけでなく、組織全体で新入社員をフォローするようにしましょう。
OJTは1対1の育成方法ですが、組織全体でフォローできる環境を作っておくことで、より効果的に新入社員の育成ができます。
OJTトレーナー研修についてよくある質問
OJTトレーナー研修についてよくある質問は、以下の3点です。
- オンラインでの実施は可能ですか?
- OJTトレーナー研修の対象は、OJTトレーナーのみですか?
- OJTトレーナー研修は短時間でも受講できますか?
それぞれ回答していきます。
- Q. オンラインでの実施は可能ですか?
- 研修会社によってはさまざまな形式の研修を用意しているので、オンライン研修も可能です。オンライン研修以外にも、会場で実施する集合研修や、講師を企業に派遣して行う研修など、いろいろな形式があります。自社に合った形式で研修を依頼しましょう。オンライン研修には主に2つの種類があり、1つはライブ配信型の研修です。受講者はあらかじめ決めた時間にパソコンの前に座り、生中継で講師の講義を聞く形式の研修です。講師に直接質問できるので、研修で生じた疑問を解消でき、学んだことを深く定着させられます。もう1つはeラーニング形式の研修です。この研修では、録画された講義動画を視聴して学ぶため、受講者は自分が好きなときに受講できます。
- Q. OJTトレーナー研修の対象は、OJTトレーナーのみですか?
- 上述したように、OJTトレーナー研修のカリキュラムは、基本的にはこれからOJTを担当する社員のために作られています。ですが、OJTトレーナー以外の社員が受講しても役立つ内容にプログラムされています。OJTトレーナー研修で扱う内容は、上司と部下のコミュニケーションや指導におけるポイントなので、OJT以外の指導の場面でも使える内容ばかりです。OJTを担当しない社員でも、部下の指導方法を今一度見直したい方などにおすすめです。
- Q. OJTトレーナー研修は短時間でも受講できますか?
- OJTトレーナー研修は短時間でも受講は可能です。ただし、グループワークやケーススタディなど実践形式のプログラムで知識を深く定着させるためには、ある程度の時間が必要です。少なくとも数時間から1日程度の時間を見ておくことが理想的です。希望の実施時間を研修会社に伝えれば、要望に沿った時間で研修を行ってもらえるため、一度相談してみることをおすすめします
OJTトレーナー研修を実施してOJTの効率を上げよう
OJTトレーナー研修を実施することで、OJTの効率を上げられます。また、トレーナーの負担の軽減や組織全体でフォローアップをすることで、さらに効果的なOJTを実践できるでしょう。
OJTトレーナー研修は自社での実施が難しく、専門の研修会社への依頼がおすすめです。
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