教育効果を最大化する研修カリキュラム

研修の導入
研修の企画は、カリキュラム作りが一番の難関と感じている担当者様が多く、「業績に反映するような実りある学びをさせたい」と頭を悩ませています。現場から「研修に行かせる時間があるなら、実務をやらせた方がいい」と言われる研修なら見直さなければいけません。

社員研修の効果を最大限に上げるカリキュラムの考え方と研修方法についてご紹介します。

カリキュラム設計の手順

研修の計画をたてる人事チーム
カリキュラムを作る際に大切なのは対象者、時期、内容、研修方法を明確にすることです。

それぞれど次のような観点から考えていきましょう。

誰に

漠然と社員研修をするというのではなく、対象者を絞ることで内容が充実します。

新入社員、中堅社員、ベテラン社員、新人管理職、ベテラン管理職など、社員をグループ分けして考えると良いでしょう。

社員にどうなって欲しいかを考え、ターゲットを決めるのが良く、役職別ではなく営業、事務、工場勤務など業種で研修をおこなうのも効果が上がります。

いつ

研修開催の時期と時間帯は非常に重要です。

研修は年に1回だけではなく、数か月後にフォローアップ研修をおこなうことで効果が上がります。

特に新入社員研修は、入社前から入社後1年間は数回に分けておこなうと、新入社員の成長に合わせた教育ができます。

何を

そして、具体的な内容を決めます。

ビジネスマンとして習得すべきスキルや技術はたくさんあります。その中の何を優先するのかは、企業の状況と社員の現状を鑑みて決定します。

毎年おこなっているからという理由ではなく、これからの企業を考えた時、どのような人材を育てたいか、どのような知識が必要かを明確にしましょう。

どんな方法で

研修方法も選択肢が広がっていますので、社員の特性や研修内容に合った方法を選びます。

ひとつの研修方法だけに限定せず、複数の方法を組み合わせるのも効果的です。

集合研修で全員同じ知識や技術を学び、後日フォローアップを兼ねてレポート提出や面談などをおこなう、さらにeラーニングで復習の機会を作るというように、同じ内容に対してアプローチ方法を変えます。

誰が

研修は社内の教育担当者や研修テーマに精通している社員がおこなう場合、外部から講師を招いておこなう場合にわかれます。

講師により研修効果を左右されることもありますので、知識を持った講師を慎重に選ぶようにします。

その後

研修は開催して終了ではありません。

一定期間をおいて振り返りをする、効果の程度を確認することが大切です。

フィードバック、アルターフォローまでひとつの流れとして研修を組み立てることが必要です。


研修方法の種類とメリット・デメリット

集合型研修の風景
研修方法には、社内研修、外部研修、集合研修、オンライン研修の4つがあります。

研修の目的、内容に合わせて選びますが、それぞれのメリットデメリットを理解して使い分けをすることが大切です。

社内研修

社内研修は、社員が講師となっておこなう研修です。

企業内独自のルールや技術がある場合は、直接指導することでわかりやすく、研修後のフォローもしやすくなるメリットがあります。

研修内容や開催時期なども、自社の都合を中心に考えられるので、継続的な教育が可能です。

その一方で、社員が講師をするため、参加者の緊張感が薄れるデメリットがあります。研修内容も想像がつき、モチベーションが上がらないことも考えらえます。

進め方によっては、トップダウンの印象が強くなる場合もありますので、研修の進め方は工夫が必要です。



外部研修

外部研修は、講師を招いておこなう研修のことを言います。

専門家から学べるため、知識の深さはもちろんですが、今までと違う視点に気づき、大きな刺激となるメリットがあります。

参加者も適度な緊張感を持って研修に臨めます。

しかし、講師の経験や持っているスキルにより、研修内容に差が出てしまうことと、費用がかかるのがデメリットです。

企業の要求に対応してもらうためにも、事前の打ち合わせがかなり重要になります。



集合研修

1ヵ所に集まっておこなう集合研修は、多くの企業で取り入れている方法です。

同じ内容を全員で共有するため、学ぶ内容に差が出にくく、社員同士の交流の場になるのがメリットです。

講師との距離も近く、すぐに質疑応答ができるため、疑問がすぐに解決され理解が深まります。

研修を受けるために、業務を一時停止する必要があり、スケジュール調整に時間がかかるデメリットがあります。

研修の対象者が多い場合は、会場の手配もありますので、場合によっては参加人数の制限をせざる負えないケースも出てきます。


オンライン研修

オンライン研修とは、動画やWeb会議システムを使った研修です。

eラーニングなどの動画での研修は、自分の都合の良い時に学べるため、時間と場所の制約が軽減されます。

Web会議システムを使った研修は、インターネット環境があれば1ヵ所に集まる必要がなく、テレワーク社員でも参加しやすいのがメリットです。

周りに人がいない環境で受けるため、理解度に差が出る、モチベーションが上がりにくいというデメリットがあります。

業種や年代によってはパソコン操作に苦手意識を持つ人が多くいる場合もあります。研修当日の進行役や講師の他に、参加者のフォローをするサポート役がいることも重要です。



効果の高い研修の進め方

グループディスカッションを行う受講者
同じ内容の研修でも、進め方により理解度が変わります。

特に教育効果の高い進め方は、次の3つが挙げられます。

グループディスカッション

事例検討をグループで話し合うことで、自分以外の意見を聞くチャンスになります。

ひとりでは考えもつかなかった視点、方向性を知ることができ、問題解決力向上につながります。

解決に至るまで、グループの中で役割が自然とできてきます。自分がどのような役目をするのが良いかの判断力も磨かれます。

ロールプレイング

講義で聞くだけではイメージしにくいことも、ロールプレイングを通して実演することで理解が深まります。

上手にできている人の手法を見ることができますし、自分の課題や改善点も明確になるメリットがあります。

講師からすぐにフィードバックしてもらえますので、研修後にすぐ実践につなげやすくなります。

ゲーム

研修はつまらない、大変というイメージを持つ方も多いですが、そこにゲームの要素を取り入れることで、楽しさをプラスことができます。

長時間の研修では良い気分転換の時間にもなりますし、参加者のコミュニケーションにもなります。

目的に合ったゲーム内容とし、ゲームを通して感じたこと、気づいたことなどを振り返ることで、さらに効果が上がります。
(作成日:2021年3月5日 更新日:2021年3月6日)

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