研修プラン | 研修時間 | 研修会社 |
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90分 × 7回 | ||
8時間 | ||
4時間×6日間 | ||
4時間x2回 計8時間 | ||
3時間 | ||
4時間×6日間 | ||
4時間 | ||
4時間 | ||
7時間~8時間 | ||
4時間×6日間 |
「DX研修ではどんな内容を実施するべきなのか」「DX研修の目的は何なのか?」といった風にお悩みの方もいるのではないでしょうか。
この記事では、DX研修を実施する目的や内容例などを紹介します。DX研修の実施方法について悩んでいる方や、実施すべき内容を知りたい方はぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- DX研修を実施する目的
- DX研修のカリキュラム内容例
- 意識すべきポイント
キーセッションでは貴社にぴったりなDX研修を、豊富な提携研修会社から提案できます。相談は無料なので、ぜひご検討ください。
目次
DX研修とは
DX研修とは、DXによる価値の創造や変革を生み出すための考え方を学ぶ研修のことです。
そもそもDXとは、デジタルトランスフォーメーションの略で、デジタルを使った改革という意味です。デジタル技術を使ったデジタルマーケティングやビジネスモデル、プロセス構築方法などが学べます。
システム設計やプログラムなど、専門スキルを学ぶだけでなく、IT技術とは何なのかを知ることも大切です。
DX研修の目的
DX研修を実施する目的は、主に以下の2つです。
- 社員のITリテラシーを高めるため
- DXによる業務効率化の意味を理解するため
社員のITリテラシーを高めるため
DX研修を通じて、社員のITリテラシーを高めることが目的として挙げられます。基本的なIT用語やデジタルツールの使い方をはじめ、データ分析やプログラミングの基礎を身につけることが、DX研修を実施する目的です。
DX研修によって、社員が「なぜDXに取り組むのか」「DX実現には、何が必要なのか」を理解できます。
DXによる業務効率化の意味を理解するため
DX研修の実施によって、DXがもたらす飛躍的な業務効率化や自動化を社員が理解できるようになります。
経営層だけでなく、現場社員がDXによる業務効率化の意味を理解することで、社内全体でDXを活用して生産性を向上させる動きが活発になるでしょう。
DX研修の受講対象になる人材
DX研修の対象になる人材は主に以下のとおりです。
- 経営層・管理職
- 中堅社員
- 若手社員・新入社員・内定者
DX研修ではさまざまな知識を身につけますが、組織の階層によって必要な知識が異なるため、階層別の研修を選ぶことがいいです。それぞれ、詳しく解説します。
経営層・管理職
経営層・管理職には、DXによって何ができるかを理解する研修が欠かせません。DXの導入によって、企業の業務プロセスやビジネスモデルが大きく変化することを知る必要があるためです。
経営層や管理職がDXに関する知識を持たなければ、DXの導入や運用において的確な判断を下せません。また、トップダウンでの実施をしないと、現場が変化を嫌った場合DXが進まなくなる可能性もあります。
DXによって新たなビジネスチャンスを発見するためにも、経営層や管理職はDX研修を受講しましょう。
中堅社員
中堅社員にとって、DX研修は重要な意味を持ちます。中堅社員は現場業務の改善、もしくはデジタル化の実現に関わることが多いポジションです。DX研修を受けて理解を深めることで、より効果的に業務を遂行できます。
若手社員・新入社員・内定者
若手社員や新入社員、内定者にもDX研修は必要です。経験が浅い社員がDX研修を受けることで、デジタル技術を活用した業務の効率化が学べます。
また、業務内容の改善方法や顧客体験の向上などについて学べることも、DX研修を受けるべき理由です。若手社員や新入社員、内定者は将来のビジネス環境を担う存在でもあるため、積極的な受講が望ましいです。
DX研修が組織にもたらす効果
DX研修が組織にもたらす効果は以下のとおりです。
- 新規事業の創出
- 既存事業の高度化
- 業務の効率化
期待されるパフォーマンスの例を、詳しく解説していきます。
新規事業の創出
新規事業を生み出す際、DX研修で身につけた知識を活用できます。新規事業の立案の際に経営者の経験や勘でかじ取りをするケースも多いのではないでしょうか。
データを活用することで、他社に無い思いがけない強みや思わぬニーズを発見できる可能性もあります。データを有効活用することで、新規事業立案にも貢献してくれるのがDX研修のメリットです。
既存事業の高度化
DX研修を通じて、既存事業をより高次元なものに引き上げられます。リアルとネットの垣根を超えるビジネス上の戦略である、オムニチャネル化戦略が実現できます。
たとえば、店舗で商品を購入してもECサイトで返品・交換や、ECサイトで在庫状況を確認し店舗で受け取れることが特徴です。既存事業の高度化によって、売上や利益の上昇が見込めます。
業務の効率化
既存システムを見なおし業務の効率化が期待できることも、DX研修がもたらす効果です。デジタル技術向上を伴うため、業務を見直し最適化することによって、生産性の向上や効率化に繋がります。
また、生産性の向上により働き方改革を進められる、コア業務に集中できるようになる点もメリットです。デジタル技術導入について学び、業務内で改善や効率化ができないか考える視点を養うことも、DX研修で期待できる効果です。
DX研修のカリキュラム・内容例
DX研修のカリキュラム・内容の例は以下です。
- DXの体制をつくる基礎の研修
- システムデザイン・プログラミングを学ぶ研修
DXは幅広い意味をもつため、DX研修も受講者のニーズに合わせた複数の内容を用意していることが多いです。ここでは、代表的な研修のカリキュラムについて詳しく解説していきます。
DXの体制をつくる基礎の研修
社員がDXの特徴やメリットといった基本的な事項を理解していないなら、DXの体制をつくる基礎の研修を実施しましょう。研修によって、DXとは何なのかやなぜビジネスチャンス発見に役立つのか、従来のIT化がわかりDXへの理解が深まります。
研修会社によっては、簡単なワークを導入しており、システム開発全体についても学べます。
導入 | ◆DXとは ・DXとIT化との違い ・DXはなぜ必要なのか ・DXが組織にもたらすメリット |
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DXの概要を理解する | ◆DXツールの種類を知る ・業務効率化ツール ・社内外のコミュニケーションツール ・マーケティング自動化ツール ・顧客対応の質を上げるツール 【ワーク】自社の業務で役立ちそうなツールはどれか、現状の課題と導入後の変化を予測する ◆DX人材とは ・「DX人材=システムに詳しい」だけではない ・多くの企業が抱えるDX人材課題 ・DX人材を育成するには |
DX実例を学ぶ | ◆DXの実現事例を紹介 (経済産業省 DXグランプリ2021より抜粋) 【グループ討議】実例を見た感想と、自社のDXにヒントとなるものがあったかをグループで共有 |
まとめ | ◆アクションプランを立てる 【ワーク】職場の身近なDXとして取り組む内容を決める |
システムデザイン・プログラミングを学ぶ研修
実務的なスキルを身につけさせたい社員には、システムデザインやプログラミングを学べる研修も受講させましょう。システムデザインのスキルを学ぶことで、自社の課題に対してどんなシステムで解決できるかが考えられます。
漠然と「こうだったらいいのに」とのイメージを、倫理的なシステムに落とし込むための作業です。
プログラミングは、実際にシステムを構築するために必要な言語です。パソコンに指示を出すための言語であるため、日常会話の言語とは異なります。Pythonという非エンジニアでも理解しやすい言語もあるため、DX研修を受講して身につけましょう。
導入 | ◆DXとは ・DXが注目される背景 ・DXに欠かせない「デザイン思考」 |
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DXにおけるシステムデザイン | ◆DXシステム構築の4ステップ 1.ユーザーのニーズを洗い出す 2.経営戦略に照らし合わせる 3.開発・運用メンバーの選定 4.開発作業と現場へのリリース ◆DXでよくある失敗事例とは |
プログラミング(Python)体験 | ◆Pythonとは ・Pythonの特徴(変数やデータ形式など) ・Pythonをインストールする ・関数とメソッドの解説 【ワーク】簡単なプログラミングをやってみよう →試験結果一覧のリストから平均点を算出する →繰り返し処理(関数)を使ってみる |
まとめ | ◆DXの第一歩を踏み出す ・現場のニーズに合ったシステムデザインは必須 ・「作っただけ」で終わらないDXを実現しよう |
DX研修のおすすめラインナップ
DX研修には、さまざまなラインナップがあります。おすすめラインナップを、詳しく解説するので参考にしてください。
【経営層向け】DXの定義と実行について学ぶ基礎研修「プロセスマイニング・イニシアティブ」
プロセスマイニング・イニシアティブDX研修とは、役員や管理職、マネージャー、トップマネジメントなど経営層向けの研修です。経営層がDXの基礎的な知識やノウハウについて知ることで、経営レベルでDXに取り組めます。
研修では以下のようなカリキュラムを通して、DXの効果やメリットについて学びます。
- DXとはなにか
- DXユースケース
- それぞれの業種での具体的事例の紹介・解説
- DXに取り組むためのテクノロジー
- DXに取り組むためのノウハウ
- DX推進体制と人材育成
- DX着手の第一歩
上記が、経営層がDXの基礎知識を身につけられるカリキュラムです。経営層が基礎的な知識を身につけることで、DXを活用した先進的な経営ができます。
プロセスマイニング・イニシアティブとは、プロセスマイニングソリューションの普及や促進が目的のサービスを展開する企業です。ビジネスコンサルティングや研修など、さまざまなサービスを展開しています。
プロセスマイニングとは、大規模なデータを扱う分析方法です。難易度が高く、相応のスキルや知識、経験を必要とします。ただ、DXを推進するためには必要不可欠なソリューションです。DX研修と合わせて、コンサルティングを依頼してみることをおすすめします。
【経営層向け】DXの定義と実行について学ぶ基礎研修 (4時間)
経営層がDXに対する共通理解を形成し、DX取り組みに着手するために必要な、基本的な知識やノウハウを学ぶ研修です。
DX研修を選ぶ際に意識したいポイント
DX研修を選ぶ際、効果を最大限発揮するためには、以下のポイントを意識することが大切です。
- 目的に適したプログラムかどうか見極める
- 講師の経験や実績に注目する
- 自社で使える費用から逆算して選ぶ
- 対面式研修とオンライン研修を比較する
それぞれ、詳しく解説します。
目的に適したプログラムかどうか見極める
DX研修を受講する際、目的に適したプログラムを選ぶのが大切です。達成したい目標や社員の知識レベル、希望到達度などによって異なります。総務や企画担当など、部門によって目的や学ぶべき内容が異なります。
目的に合っていないと、身につけたスキルが活かせません。研修を実施する企業によって、具体的な内容や目的が異なるケースもあります。プログラムの詳細を把握し、自社に有益なテーマを扱っているか確認しましょう。
社員にDXの知識を身につけさせたいのか、専門的なスキルを学ばせたいのかなど、目的はさまざまです。
DX研修を選ぶ際は、自社の希望到達地点と研修の目的が合っているか確認しましょう。
講師の経験や実績に注目する
DX研修を実施する際、講師の経験や実績にも注目しましょう。
DX研修といっても業界や業種、目的によって内容が異なります。担当してもらう講師の専門性が、自社の研修方針に合っているか確認するのが大切です。
教育スタイル講師の専門性が研修目的に合っていないと、受講者に求めるスキルが身につきません。経験や実績がある講師ほど、多くの企業から評価されています。研修のクオリティーは、講師の経験や実績にも比例します。
講師を選ぶ場合は、経験や実績、専門性まで考慮しましょう。
自社で使える費用から逆算して選ぶ
自社で使える費用を試算した上で、適切な研修を選びましょう。費用と研修のプログラム内容を比較し、コストパフォーマンスが高いDX研修を選ぶことがポイントです。
プログラム内容や費用と合わせて、研修費用には教材や設備使用料などが含まれているかどうかも、事前にチェックしましょう。
対面式研修とオンライン研修を比較する
DX研修には、対面形式とオンライン形式の2種類があるため、自社に適した研修形式を選びましょう。対面形式の研修は、講師と直接やりとりできることが特徴です。直接やり取りできる分、質問や相談がしやすく身になりやすいでしょう。
オンライン形式であれば、会場に出向く必要が無い分、交通費や宿泊費の節約ができます。それぞれのメリットを比較し、自社に合った形式の研修を選びましょう。
DX研修を成功させるコツ
DX研修の効果を最大限発揮するコツは以下のとおりです。
- DXを推進するための方針を明確にする
- 他社の成功事例を教えてもらう
- DX研修後の復習で定着を図る
- DX研修後に実践的なプロジェクトへ取り組む
それぞれを詳しく解説していきます。
DXを推進するための方針を明確にする
自社で何を実現するためにDXを進めるのか、方針を明確にすることが大切です。DX研修を受けただけでは、効果が発揮されるわけではないため、DX推進が難しいです。研修を受けるだけでなく、DX推進のためにどんなアクションが必要か明確にしましょう。
また、IT部門や事業部門などで、何を実現したいかや課題は何なのかが異なります。情報を共有し、会社全体で行動につなげられるよう、組織の体制を検討しましょう。
他社の成功事例を教えてもらう
他社での成功事例があれば、研修依頼先から積極的に共有してもらいましょう。AIやIoT、ビッグデータをどう活用すればビジネスモデル構築に役立つのか、事例として学ぶことが大切です。
同業他社の成功事例を知ることで、DXを深く理解できます。他社の成功事例を教えてもらい、自社でも積極的に取り入れましょう。
DX研修後の復習で定着を図る
DX研修の実施後は、復習によってスキルや知識の定着を図ることが重要です。研修で学んだ内容は、まとめたり整理したりしておきましょう。
まとめて資料にしたり再度リサーチを重ねたりすることで、深い理解につながります。
DX研修後に実践的なプロジェクトへ取り組む
DX研修後は、学んだ知識やスキルを確かなものにするため、プロジェクトに取り組むことが大切です。学んだことを活かすためにも、研修後は実践の場が必要です。
研修を終えてから、自社のDXプロジェクトに参加することで、学んだスキルや知識をそのまま業務で活かせます。
DX研修に関するよくある質問
DX研修の導入を検討する企業から、多数寄せられる以下の質問について回答します。
- 受講にあたり、特別な機材を用意する必要があるか
- 受講の前にITやPCの知識を予習しておく必要があるか
- DX推進のためにコンサルティングなどのサービスもしてもらえるか
詳細は、研修会社やプログラムによって異なるため、研修前に確認しましょう。
- Q. 受講にあたり、特別な機材を用意する必要があるか
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受講者側で機材を用意する必要があるかどうかは、研修プログラムや受講形態によって異なります。受講者が会場まで来て研修をする場合、基本的には機材を用意する必要はありません。主催者側が用意した器材機材を借り、演習を行います。
オンライン形式の場合、主催者からPCを借りるケースと企業側や受講者がPCを用意するケースがあります。研修を受けるために必要なシステムや環境は、あらかじめ研修会社に確認しておきましょう。
- Q. 受講の前にITやPCの知識を予習しておく必要があるか
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DX研修はレベル別に内容が異なるため、受講者に適したレベルの研修を受ける分には、多大な予習をしておく必要はありません。入門編や基礎編のコースであれば、予習をしなくても問題なく研修を進められます。
中級編以上の難易度や、プログラミング言語を学ぶコースであれば、初級コースの内容を理解した前提で進められます。これらのコースを受講する場合は、入門編や基礎編を受講しておくか、予習をしてから臨みましょう。
- Q. DX推進のためにコンサルティングなどのサービスもしてもらえるか
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研修会社によって異なるものの、基本的にはDX研修以外のサポートも受けられます。現場でDX推進を実践できるよう、アフターフォローやアドバイス、コンサルティングを行う企業もあります。
また、DX研修だけではなく、マネジメント研修や役員研修など、その他研修をセットで実施することもおすすめです。経営層の理解や、コミュニケーションの活性化など、DX推進における課題や問題を解決できます。