社員研修を始めておこなう時に、何から手を付けて良いかわからないと悩む担当者さんは多いです。思いつくままに進めると時間と手間ばかりかかってしまいます。スムーズに開催するために必要な流れ、手順を研修企画会社に依頼を解説します。
目次
研修企画会社に依頼する流れ
社内研修で多いのは、研修企画会社に依頼する方法です。研修担当者さんの役割は研修企画会社とのやり取りがメインになりますが、細かな業務も多くあります。
研修の目的を決める
具体的な内容ではなくても、研修のテーマや方向性を決めておく必要があります。
他にも予算、開催時期、会場、対象者もある程度明確になっていると、これから先の流れがスムーズです。
社員への周知
研修をおこなうことが確定したら、社員へ周知します。
社内メールや掲示板、社内報、朝礼での告知など、全社員に情報が行き渡るようにする必要があります。
この時点では、経営陣が研修をして人材育成をすることを伝え、社員に心の準備をしてもらうのが目的ですので、目的さえしっかり伝わるないようでしたら、「研修をします。詳細は後日」程度でも大丈夫です。
研修企画会社選定と打ち合わせ
研修をどこに任せるかを決めるのですが、ここが一番の難所になるかもしれません。
相見積サイトの活用や、個別検索などで、内容、予算、人数などを対応してくれるとこを探します。
問い合わせ後の対応は、企画会社によりやや違いがありますが、概ね次のようなステップで進みます。
- 問い合わせ・相談~電話やメールで可能
- ヒアリング~現状や希望の研修内容などの確認
- プログラム提案・見積もり~カリキュラム案や講師の提案
- 契約~最終的な日程や内容の決定
- 研修実施
契約後も数回、内容の確認作業がある場合があります。
また研修企業によっては、研修終了後に今後のアドバイスなどをしてくれるところもあります。
研修詳細を社員へ報告
詳細が決まったら社員へ報告をします。
研修参加者が限られている場合は、対象の社員だけに伝えても良いのですが、研修時間は業務を休むか抜ける可能性が高いですので、できれば全社員に向けて発信するのが望ましいでしょう。
研修開催
研修に向けて会場の準備や必要に応じて資料の準備、必要物品の確認などをおこない、研修当日を迎えることになります。
研修後のフォローアップ
研修を開催して終わりではありません。次につながる行動をしなければ人材は育ちません。
今回の研修が社員の学びたい内容と一致していたか、今後の要望の有無を知る必要があります。
研修後にアンケートを取る、時間を空けて研修の効果があったかなどの確認をする必要があります。
社員研修は余裕を持って進める
社員研修の方法は、研修企画会社に委託し社内でおこなうものと、公開講座に参加する2つがあります。
委託の場合は選定から最終決定まで、数か月かかることがあります。スケジュールの余裕をもって計画をして下さい。