部下育成に関するよくある悩み・課題
- 誰につくかによって成長の仕方が異なる属人化が発生している
- 若手の離職を防止したい
- 優秀社員の離職を防止したい
- 育成に前向きに取り組んでほしい
部下育成研修のゴール
- 指導育成者としての心構え、対応方法、日常の運用について理解する
- より早く成長させるための指導育成スキルを身に着ける
- 指導育成という役割に対するやりがいや意欲、自信を醸成する
研修内容
本研修1日、3か月間の実践、フォローアップ研修1日の5か月間のプログラムです。
育成の土台となる成長ステージ別育成法「状況対応アプローチ」を学んだ上で実践。成功体験、うまくいかない体験を振り返り、疑問や課題を払拭することで実践力を伴う指導育成力を身に着けます。
「状況対応アプローチ:相手の成長ステージに合わせた指導育成理論」
育成する相手の職務に対する能力と遂行意欲の側面から、相手の成長ステージを判断し、ステージ毎の相手のニーズにそった適切なサポート(指示的行動と支援的行動)を行う手法です。相手の成長ステージ、必要なサポートを判断し、意図的にサポ―トの仕方を変化させることで、より早くより適切に成長をさせることが可能になります。
この研修が選ばれる理由
1.指導育成に対する理解が進み、受講者が指導育成に前向きに取り組むようになります。
2.人による指導対応方法のバラツキ、属人化が無くなります(指導育成に関して共通言語ができます。)
3.部下に応じて必要な対応が理解できます。
-好み、スタイルによらない対応法を学ぶ事により適切な指導育成が行われるようになります。
-雇用形態、就業期間関わらず適切な指導育成が可能になります。
-コミュニケーションの在り方が変わります。
4.上記1,2,3を通じて、部下との信頼関係が構築・強化されます。
5.自社における育成の成功体験、うまくいかない体験の共有によるナレッジが蓄積されます。
3か月の実践において、結果を入力した一人ひとりの実践シートを事前に講師が確認し、その内容をふまえてフォローアップ研修でフィードバックを行うことで、学びにどう取り組んだかの実践内容や結果として部下後輩や自分にどう変化があったか、他者の取り組みを自身の参考事例として確認できます。
テーマ | 内容 |
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1.育成に関する意識・スタンスの確認 | ◆現状理解:ケーススタディ(個人ワーク、グループワーク) ◆人材育成の意味、育成担当者の役割 ◆育成の原理原則 |
2.相手視点に立つことの重要性理解 | ◆自分自身を振り返ることによって相手視点を理解する (個人ワーク、グループ共有、全体共有) ◆やりがいを感じるために必要な要素 ◆育成の4つのスキル |
3.成長ステージ別指導育成法「状況対応アプロ―チ」 | ◆成長ステージ別の育成が必要な理由(ワーク) ◆状況対応アプローチ理論 ◆自社シミュレーション(個人ワーク、グループワーク、発表) ◆ポイント整理 ◆状況対応アプローチに基づいた育成計画作成(個人ワーク) |
実践 - 育成計画に基づき3か月間実践
テーマ | 内容 |
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1.実践振り返り | ◆状況対応アプローチ実施状況共有(個人ワーク、グループ共有、全体共有) ・実践しての感想、気付き ・うまくいった事、いかなかった事、困った事 ◆状況対応アプローチの復習と補足 ・うまくいかなかった事、困った事に対するアドバイス ・実施すべき対応の変化 |
2.タイプ別コミュニケーション「ソーシャルスタイル」 | ◆イメージ確認・相手を知る、自分を知る ◆ソーシャル・スタイル理論 ◆各タイプの特徴を考える(グループワーク) ◆タイプに応じた対応方法の確認 ◆ソーシャル・スタイルを意識したトレーニング (ロールプレイング) |
3.早期自立、成長を促進する質問スキル | ◆質問の意義、効果 ◆質問の種類と注意点 ◆質問の役割 「理解度確認」「考える訓練」「当事者意識醸成」「視点の切り替え、行動促進」「更なる成長支援」 |
受講者の声
- もっと早くこの研修を受けていれば、あの部下が退職することは無かったのかもしれない。
- 育成において間違ったアプローチをすると、逆効果になってしまうことをロールプレイングを通して学ぶ事ができました。
- 新しく受け持った部下がステージ2だということが分かり、それに対しての育成方法が良く分かった。
- 来月から入ってくる新人がいるが、今までの「やってみろ」的なやり方ではなく、ステージに応じた教育を行いたい。放任タイプの育成をしていたので、改めようと思った。
- 自分がして欲しいことが相手にとってもそうだとは限らない、というのが心に残った。
- 育成において、相手の性格やイメージで行っていたところがあったと気付いた。
- 育成の面白さに気付けた。迷いながら行っていた育成が理論を学んだことで自信を持ってやれそう。
- これまでは任せるタイプの指導だった、ステージ4の人がステージ1になり得ることがあるという考えが無かったので、そういうケースもあることを踏まえて指導育成に臨みたい。
- これまでのOJTは誰に対しても同じ対応をしていたが、相手や相手の状況に応じて変えなければいけないことを知れたのは大きな成果だと思う。
- 今回学んだ状況対応アプローチを過去の指導育成に当てはめて考えるとその時に必要だったサポートが何だったかを理解することが出来た。
- 職務によってステージは決まるのであり、過去の経験や評価を基準にしてはいけないことに気付いた。(自身がその誤りに陥り易い考え方を持っていた)。