「プレゼンテーション研修とは、どのような内容?」「プレゼンテーション研修を実施する目的が知りたい」
このような疑問や悩みを抱えている経営者や責任者も多いのではないでしょうか。
当記事では、プレゼンテーション研修による効果やおすすめのプレゼンテーション研修、選び方について紹介していきます。プレゼンテーション研修を検討しているご担当者は、ご一読ください。
この記事でわかること
- プレゼンテーション研修による効果
- おすすめのプレゼンテーション研修
- プレゼンテーション研修の選び方
プレゼンテーション研修を実施する際は、研修の内容や講師の質が重要です。しかし、数多くの研修会社から自社に適した研修を選ぶのは困難ですよね。
キーセッションでは、複数の研修会社の中から貴社のご要望に沿ったプレゼンテーション研修を提案いたします。相談は無料なので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
プレゼンテーション研修とは
プレゼンテーション研修とは、効果的なプレゼンテーションスキルを習得し、優秀なプレゼンターを目指す研修です。優秀なプレゼンターには、以下5つの特徴があります。
- 適切な準備を行う
- 聴き手が理解できる言葉を使う
- 情報を詰め込みすぎない
- 決められた時間を守る
- 表情や話し方、ジェスチャーに気を配っている
プレゼンテーション研修では、優秀なプレゼンターになるために、これらのスキルを身につけていきます。
プレゼンテーション研修の目的・効果
プレゼンテーション研修を実施する目的・効果は、以下の4点です。
- 社員の提案力が向上する
- 社員のロジカルなコミュニケーション力が向上する
- 資料づくりが得意になる
- 魅力的な人材を獲得しやすくなる
それぞれについて、詳しく解説していきます。
社員の提案力が向上する
プレゼンテーション研修を実施することで、社員の提案力の向上が期待されます。
お客様からのヒアリングや打ち合わせでニーズや課題をつかめたとしても、相手にわかりやすく、かつ説得力のある提案ができなければ、商談を成功させるのは難しくなってしまいます。プレゼンテーション研修で、相手に伝わる話の構成方法や伝え方を学ぶことで、社員の提案力が向上し、商談の成約率が上がるようになります。
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営業研修
社員のロジカルなコミュニケーション力が向上する
社員のロジカルなコミュニケーション力が向上することも期待されます。
社員のロジカルなコミュニケーションスキルが向上すると、上長や他部署とコミュニケーションを取るときに役立ちます。たとえば、会議で社内の改善提案を行ったり、予算確保の交渉を行ったりする際、ロジカルなコミュニケーションが取れると、こちらの伝えたい内容や目的を相手に説得力をもって届けられるようになり、提案が通りやすくなります。
▼関連研修
コミュニケーション研修
資料づくりが得意になる
プレゼンテーション研修の目的は、資料づくりを得意にすることでもあります。
プレゼン資料作りが得意だと、自信を持って言える方は少ないはずです。なぜなら、ビジネスパーソンの多くは、プレゼン資料の正しい作り方をこれまで学ぶ機会がなかったからです。わかりにくいプレゼン資料の特徴として、情報がごちゃごちゃしていたり、結論がわかりにくかったり、具体的な数字がなかったりというようなことが挙げられます。
プレゼンテーション研修で資料づくりの基本と手順を学ぶことで、資料作りに対する苦手意識を払拭できます。
魅力的な人材を獲得しやすくなる
プレゼンテーション研修を実施することで、魅力的な人材を獲得しやすくなります。
プレゼンテーション能力を向上させ、自社の魅力を今以上に求職者へアピールできるようになれば、自社の知名度もアップします。その結果、自社に興味を持ってくれる求職者を増やせるのです。求職者の母数が増えれば、新卒、中途を問わず能力の高い社員を採用する確率が高まるでしょう。
プレゼンテーション研修の内容・カリキュラム例
プレゼンテーション研修のカリキュラム例は、以下の通りです。
プレゼンテーション研修の1日の例
対象者 | 新人営業職社員 | 全営業社員 |
---|---|---|
目的 | プレゼンテーション技術、営業職で力を発揮するための販売知識を学び、早く企業の力になる。 | お客様視点で提案ができる組織にするのはもちろん、チーム全体の底上げを行う。 |
1時限目 | 営業の基礎基本 | 研修の目的確認 |
2時限目 | 営業テクニックについて | 営業の基礎基本 |
3時限目 | ロールプレイング① | 商談のプロセス |
4時限目 | ロールプレイング② | 実戦確認 |
5時限目 | フィードバック | 研修のまとめ |
プレゼンテーション研修は、目的によって効果的なカリキュラムが組まれています。たとえば、新人営業職員向けの研修ではプレゼンテーション技術はもちろん、営業職で力を発揮するための販売知識を学べます。ロールプレイングを中心に行い、実践的に経験、知識を付けていきます。一般的に2週間ほどの研修を組まれることが多く、OJT前にしっかりとした基礎を作り上げられます。
全営業社員向けの研修では、お客様視点で提案ができる組織にするのはもちろん、チーム全体の底上げを行うことも目的にしています。そのため、研修の対象を若手社員から、中堅社員、そして営業マネージャーまで幅広く設定しています。研修では、日常の業務の中でついつい忘れてしまう、営業の基礎・基本を振り返っていくほか、ロールプレイングなど実戦形式での指導も行なっていきます。役職や立場の垣根を超えて研修を行なうことで、チーム全体の結束力の向上だけでなく、OJTの組織風土を育てていきます。
プレゼンテーション研修の内容は、たとえば下記のようなものがあります。
- わかりやすいプレゼンテーション資料の作成方法
- プレゼンテーションのロールプレイング
- 営業に関する基礎知識
一つずつ解説していきます。
わかりやすいプレゼンテーション資料の作成方法
わかりやすいプレゼンテーション資料の作成方法では、こちらの伝えたいことを効果的に相手に伝えるための資料の作成方法を学べます。
研修の内容は、プレゼンテーション全体の構成の作り方や個別のスライドの作成方法はもちろんのこと、グラフや図の効果的な見せ方、デザイン、フォント、色に関する知識など幅広く取り扱います。
プレゼンテーションのロールプレイング
プレゼンテーション研修では、座学の研修に加え、ロールプレイングを使った実演形式の研修も行われます。
普段はあまり意識していない視線や声の大きさ・抑揚・スピード、間の取り方などにも意識を向けられるようにすることが目的です。
また、実際に受講者の前に立ってプレゼンテーションを繰り返すことで、人前に立つ緊張感や不安が緩和されるだけでなく、話が飛んでしまったときの対処の仕方や間をつなぐ方法なども身をもって学べます。
さらに、受講者同士のフィードバックで、お互いのスキルアップを図れるのは、ロールプレイングならではのメリットといえるでしょう。
▼関連研修
ロールプレイング研修
営業に関する基礎知識
営業に関する基礎知識の研修では、プレゼンテーションの型や相手に伝わる構成の組み立て方、顧客との信頼関係を深めるコミュニケーション術、商談時の話し方、表情、身だしなみ、ビジネスマナーなどを講義やロールプレイングを通して習得できます。
営業の基礎基本を身につけることで、顧客へわかりやすく伝わる提案ができるようになり、商談の成約率アップが期待できます。
キーセッションおすすめのプレゼンテーション研修
企業研修の総合メディア「キーセッション」がおすすめするプレゼンテーション研修は、以下の3つです。
- 1分でプレゼンする!相手に伝わる話し方テンプレート実践研修
- 営業組織活性化プログラム
- オンラインツールの画面共有機能をつかった戦略的対話術研修
それぞれの研修について紹介していきます。
1分でプレゼンする!相手に伝わる話し方テンプレート実践研修「株式会社モチベーション&コミュニケーション」
株式会社モチベーション&コミュニケーションが提供する、相手に伝わる話し方テンプレート実践研修は、プレゼン力を身につけたい方や、自分の考えをまとめることが苦手な方などを対象とした研修です。プレゼンテーション本番だけでなく、職場における日々のコミュニケーションにも活かせる内容となっています。
研修の特徴は、「1分」にこだわってプレゼン能力を高めるという点です。短い時間で相手に伝えなければならないため、話の内容を削ぎ落し、重要な部分だけを論理的に伝える力を身につけられます。「CRS」というテンプレートを基に話し方を改善するので、コミュニケーションに自信がない方でも気軽に取り組めるでしょう。
株式会社モチベーション&コミュニケーションは、組織におけるコミュニケーション課題の解決に特化した研修会社です。実践に移しやすいプログラムが特徴なので、研修が終わったあとすぐに実行し、学んだことを活かせます。
【1分でプレゼンする】相手に伝わる「話し方テンプレート」実践研修
累計3万人の受講実績を持つモチベーション&コミュニケーションスクールが、これまでのノウハウを集約し、プレゼンはもちろん、会議での発言で”報告”・”連絡”・”相談”を1分でまとめる技術をお伝えいたします。
営業組織活性化プログラム「株式会社ノビテク」
株式会社ノビテクでは、提案力を高められる「営業組織活性化プログラム」と呼ばれる研修を提供しています。顧客の立場に立って考え、顧客にとって有効なソリューションを提案できるようになるための研修です。
プレゼンテーションが顧客に響かず、苦手意識を持っている社員にありがちなのが、商品やサービスの優れた点ばかりを紹介していることです。そのようなプレゼンをされた顧客は、商品やサービスの良さはわかっても、自分にとってどのように役立つのかわからないため、成約には至らないのです。このようなプレゼンを脱却するためにも、研修を受講して顧客視点でものごとを考える力を養いましょう。
株式会社ノビテクは、基本的なやり方を学び、うまくできる方法を受講者自身が考えられるよう、導いていく研修プログラムを提供しています。参加型のプログラムなので、眠くならず、記憶に定着しやすい研修です。
オンラインツールの画面共有機能をつかった戦略的対話術研修「株式会社かんき出版
株式会社かんき出版では、オンラインに特化した戦略的対話術研修を提供しています。画面越しでも、相手を動かし、相手に響くメッセージを届ける方法を学べます。
リモートワークの普及により、画面越しにコミュニケーションを取る機会が増えましたが、プレゼンテーションや商談の場面で、難しさを感じている人は多いです。空間を共有していない相手に訴求するためには、オンラインツールをどんどん活用しましょう。
株式会社かんき出版の研修では、画面共有機能を使い、画面越しの相手を巻き込む方法を学びます。相手が興味を抱く資料を効果的なタイミングで見せることで、オンラインでのプレゼンテーションを成功に導きます。
株式会社かんき出版の研修は、講師の質の高さが特徴です。出版社のネットワークを活かし、書籍の著者に講師を依頼しているからです。著書を執筆できるほど専門知識が豊富な人が講師を務めるので、受講者は質の高いプログラムを受講できます。
リモートワークの普及により、画面越しのコミュニケーションが増加しています。オンライン会議や商談では、何を見せるかで勝敗が決まります。当研修では、オンラインツールの画面共有機能を使い、戦略的に対話をすすめるテクニックを学びます。
プレゼンテーション研修を選ぶ際のポイント
プレゼンテーション研修を選ぶ際のポイントは、以下の3つです。
- 講師の実績や得意分野を確認する
- 受講対象者や目的に沿った研修を選ぶ
- 研修会社の代理店を活用する
それぞれ詳しく解説していきます。
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講師の実績や得意分野を確認する
プレゼンテーション研修を実施する際には、講師の実績や得意分野を確認することが大切です。
講師の実績や得意分野は、研修の質や効果に直結します。それゆえ、プレゼンテーション研修を提供してくれる会社選びと同等に、どの講師に依頼するのかも研修の成果を左右する大切なポイントです。
講師にプレゼンテーションの確かな実績があれば、理論だけでなく実践的なノウハウを習得できます。また、講師にプレゼンテーション技術、コミュニケーションスキル、スライド作成などの何かしらの得意分野があれば、より具体的で実例を伴った深い指導を受けられます。
受講対象者や目的に沿った研修を選ぶ
受講対象者や目的に沿った研修を選ぶことも、重要なポイントです。
受講対象者の職種や入社年次、個別のキャリアに応じて、求められるプレゼンテーションの研修内容は異なってきます。
たとえば、新人社員の営業パーソンが受講対象者であれば、研修の内容は営業の基礎・基本を確実に習得することがまずは求められるはずです。受講対象者が営業職のマネージャー層だとすれば、研修内容はより高度になり、営業に関する内容だけでなく、部下のマネージメントに関する内容も必要になってきます。
これと同様にプレゼンテーションの目的によっても、研修内容は変わってきます。それゆえ、研修を実施する前には、受講対象者に身につけてほしいスキルを明確にして、研修の目的を設定することが重要です。
研修会社の代理店を活用する
プレゼンテーション研修を実施するには、研修会社の代理店を活用するといいでしょう。
プレゼンテーション研修を提供している企業は、数多くあります。一から自社に適した企業を自分で探すのは骨の折れる作業であるため、研修会社の代理店を利用して、手間と時間を省くのもおすすめです。
キーセッションでは、お客様のご要望やご予算をヒアリングした上で、最適な研修を全国の研修会社から提案可能です。プレゼンテーション研修の内容にお悩みのご担当者さまは、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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プレゼンテーション研修についてよくある質問
プレゼンテーション研修についてよくある質問は、以下の3点です。
- 研修の受講は何人まで可能ですか?
- カリキュラムの変更は可能ですか?
- プレゼンテーション研修の対象はどのような社員ですか?
それぞれの質問に詳しく回答していきます。
- Q. 研修の受講は何人まで可能ですか?
研修によって異なりますが、10名~20名程度の少人数のグループで開催されることが多いです。少人数にすることで、個々の参加者との対話やグループディスカッションが促進され、参加者同士の学びの相互作用が生まれます。
組織全体や特定の部門に対して一斉に行われる大規模な研修の場合、受講者数が50名以上に及ぶこともあります。その場合、複数の講師による講演が行われたり、グループワークや小グループに分けてセッションを実施することが一般的です。
- Q. カリキュラムの変更は可能ですか?
可能です。研修を導入する企業の現状や、業種・業界の特徴を踏まえ、カリキュラムを柔軟に変更できるので、当サイトへお問い合わせください。
また、プレゼンテーションに関する受講者の悩みを解決できるよう、研修の内容をカスタマイズすることも可能です。事前に受講対象者にアンケートを行うなどして、課題を洗い出しておくことをおすすめします。
- Q. プレゼンテーション研修の対象はどのような社員ですか?
プレゼンテーションスキルは全社員にとって必要なスキルなので、基本的には階層や職種を問わず、すべての社員が受講対象者となり得ます。
研修会社によっては、新入社員向け、若手社員向け、営業担当者向け、管理職向けなど、立場ごとに別の研修を用意している場合があります。自社の規模や社員構成を踏まえ、プレゼンテーション研修を選びましょう。
プレゼンテーション研修を実施して、社員のスキルを向上させよう
ここまで、プレゼンテーションの概要や研修内容、カリキュラム例、おすすめのプレゼンテーション研修などについて解説してきました。
プレゼンテーション研修を実施することで、社員のプレゼンテーションスキルが向上すれば、顧客との商談成約率のアップにつながり、自社の成長をより促進できます。ただし、プレゼンテーション研修の対象者や内容が、自社の社員に適したものでなければ、その効果は十分得られなくなってしまうでしょう。
キーセッションでは、貴社の社員に適したプレゼンテーション研修を、豊富な研修プランからご提案可能です。無料でプロの研修コンシェルジュに相談できますので、お気軽にご相談ください。